DENON DP−3000 修理記録
梱包はこちらを参考                平成18年9月9日到着  12月19日完成
A. 修理前の状況
  • 30年ほど前にアルバイトをして買ったDENONのDP3000を捨てきれずに居ります。
    オークションで落札した物も合わせて2台所有しておりますが修理可能でしょうか?
    1台は回転が安定せず、もう一台は突然に暴走する状態です。

B. 原因
  • 各部劣化

C. 修理状況
  • 電解コンデンサー交換(オーディオコンデンサー使用)
    TR(トランジスター)交換
    半固定VR交換
    各種注油
D. 使用部品
  • 半固定VR                        2個
    フイルムコンデンサー                 8個
    TR(トランジスター)                  8個
    電解コンデンサー                    8個
E. 調整・測定


F. 修理費   45,000円  

S. DENON DP−3000 の仕様(マニアル・カタログより) 

A. 修理前の状況
A−1. 修理前点検中 下から見る
C. 修理状況
C−1A. 修理前 基板
C−1A−1. 修理中 基板のリレー清掃
C−1B. 修理後 基板 電解コンデンサー8個、TR(トランジスター)8個、フイルムコンデンサー7個、半固定VR2個交換
C−1C. 修理前 基板裏
C−1C−1. 修理中 基板裏、交換する電解コンデンサーの足のピッチが異なるので穴あけする
C−1D. 修理(半田補正)後 基板裏
C−1E. 修理後 不要な半田フラックスを落とした基板裏
C−1F. 完成基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C−2A. 修理前 ストロボ管、速度調整VR
C−2B. 修理後 ストロボ管、速度調整VR
C−3A. 修理前 操作SW部
C−3B. 修理中 操作SW部、もう少し半田の盛りが欲しい
C−3C. 修理後 操作SW部
C−4A. 修理中 モーターを分解し、清掃・注油
C−4B. 修理前 モーターアマチュア(回転子)、オイル切れか劣化して、軸がピカピカに光っている
C−5A. 修理前 下から見る
C−5B. 修理完成 下から見る
C−6A. 交換部品
C−6B. 交換したTR(トランジスター)、長年の使用で、足が腐食し、毛羽立っている
E. 調整・測定   
E−2. 33回転(ロック)
E−3. 45回転(ロック)
E−5. 完成24時間エージング
S. DENON DP−3000 の仕様(カタログ・マニアルより) 
型式 ターンテーブル DP−3000
駆動方式 サーボ式ダイレクトドライブ
モーター ソリッドロータ形トルクモーター
スピード制御 周波数検出によるサーボ
回転数 33 1/3、45rpm
スピード切換機構 電気的切換
起動時間 1.8秒(1/2回転、33 1/3rpm)
ワウ・フラッター 0.03%wrms以下(テストレコードによる)
モーターボード アルミダイキャスト
SN比 60dB以上
ターンテーブル 30cmアルミダイキャスト、1.1kg
慣性モーメント 160kg・cm2
回転数調整範囲 ±3%
電源 AC100V、50Hz/60Hz
外形寸法 幅370x高さ139x奥行374mm
重量 6.7kg
価格 ¥43,000(1972年6月発売)
                         dp3000-l
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