Technics SP−10MKU. 10台目修理記録
梱包はこちらを参考  2023/5/1到着  5/13完成 
寸評 カスタムLSIが使用されていないので、今後も修理部品に不安が無く、長く使用出来ます。
    Technics SP−10MKUaはカスタムIC使用。
    機械的な消耗品は軸ですので、注油を忘れずにする事。
A. 修理前の状況
  • 3年程前に中古店より入手し、1年ほど前に故障しました。
    症状は、回転ムラが頻繁、ストロボがつかないがたまに光る、電源部のランプがつかない、等です。
    従来クラシックのLPを聴いてきました。
    他のプレーヤーもありますが、やはりSP−10MKUで出る音が最高でした。
    是非修理して長く使いたいと思います。

B. 原因
  • 各部経年劣化。
    モーター油分劣化で異音発生。
    ストロボ不点等。
    電源ランプ不点等

C. 修理状況
D. 使用部品
  • 半固定VR            4個。
    フイルム・コンデンサー    39個。
    電解コンデンサー       30個。
    電源供給XLRプラグ・コネクター NEUTRIC製 1組。
    3Pインレット FURUTECH FI-10(R) ロジウムメッキ 1個。
    麦球              1個。
    TR(トランジスター)     2個。

E. 調整・測定

F. 修理費          120.000円 オーバーホール修理。

M. モーター修理

Y. ユーザー宅の設置状況

S. Technics SP−10mkU の仕様(マニアルより)

A. 修理前の状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
A1. 点検中 上から見る、モーター固定金具を使用。
A2. 点検中 モーター固定金具を外し上から見る。
A11. 点検中 前から見る
A12. 点検中 前右から見る
A13. 点検中 後から見る
A14. 点検中 後左から見る
A15. 点検中 上から見る。
A21. 点検中 下前から見る
A22. 点検中 下前左から見る
A23. 点検中 下後から見る
A24. 点検中 下後右から見る
A25. 点検中 下から見る
A26. 点検中 下ケースを外し、下から見る
A31. 点検中 ターンテーブル。
A32. 点検中 ターンテーブル裏。
A33. 点検中 ターンテーブル裏、反対側。
A61. 点検中 電源部 前から見る
A62. 点検中 電源部 前右から見る
A63. 点検中 電源部 後から見る
A64. 点検中 電源部 後左から見る
A65. 点検中 電源部 上から見る
A71. 点検中 電源部 下前から見る
A72. 点検中 電源部 下前左から見る
A73. 点検中 電源部 下後から見る
A74. 点検中 電源部 下後右から見る
A75. 点検中 電源部 下から見る
A76. 点検中 電源供給XLRプラグ・コネクター。 上=NEUTRIC製金メッキ端子に交換。 下=純正品。
A81. 点検中 電源部、 ケースを取り、上から見る
A83. 点検中 電源部、 ケースを取り、右から見る
A84. 点検中 電源部、 ケースを取り、左から見る
A91. 点検中 電源部、 電源コード取り付け。
A92. 点検中 電源部、 電源コードを取り3Pインレット取り付け。FURUTECH FI-10(R) ロジウムメッキ使用。
C. 修理状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
C1. 修理中 電源、基板を取り外したところ。
C11. 修理前 電源定電圧基板。電解コンデンサーが交換してある。
C12. 修理後 電源定電圧基板 電解コンデンサー7個、半固定VR2個、TR(トランジスター)2個交換
C13. 修理前 電源定電圧基板裏
C131. 修理中 電源定電圧基板裏。 端子ピンの補強、半田だけではなく線でからげて固定する。
C132. 修理中 電源定電圧基板裏。 端子ピンの補強、半田だけではなく線でからげて固定する。
C14. 修理(半田補正)後 電源定電圧基板裏。全ハンダをやり直す、フイルムコンデンサー1個追加。
C15. 完成電源定電圧基板裏。 余分なフラックス落として洗浄し、コート液を塗る。
C21. 修理後 電源ヒューズ基板
C22. 修理前 電源ヒューズ基板裏
C23. 修理(半田補正)後 電源ヒューズ基板裏。全ハンダをやり直す。
C24. 完成電源ヒューズ基板裏。 余分なフラックスを落として洗浄し、コート液を塗る。
C31. 修理前 電源表示ランプ。
C32. 修理(交換)後 電源表示ランプ。
C41. 修理前 電源供給XLRプラグ。
C42. 修理(交換)後 電源供給XLRプラグ。NEUTRIC製金メッキ端子に交換。
C51. 修理前 電源コード取り付け。
C52. 修理中 3Pインレット取り付け穴加工。
C53. 修理(交換)後 電源コードを取り3Pインレット取り付け。FURUTECH FI-10(R) ロジウムメッキ使用。電源コネクターNEUTRIC製金メッキ端子に交換。
C55. 修理後 3Pインレット裏配線。アースはしっかり取り付け。
C60. 修理中 モーター、各種基板を取り外して修理。
C61. 修理前 基準発生・速度切替え分周基板。
C62. 修理後 基準発生・速度切替え分周基板 電解コンデンサー7個、フイルムコンデンサー16個交換
C63. 完成基準発生・速度切替え分周基板。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。前回の修理で割れた、角の固定穴を補強する。
C631. 修理前 基準発生・速度切替え分周基板、スルホール半田1
C632. 完成基準発生・速度切替え分周基板。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。スルホール半田1
C633. 修理前 基準発生・速度切替え分周基板、スルホール半田2
C634. 完成基準発生・速度切替え分周基板。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。スルホール半田2
C64. 修理前 基準発生・速度切替え分周基板裏。
C65. 修理(半田補正)後 基準発生・速度切替え分周基板裏。全ハンダをやり直す。フイルムコンデンサー1個追加。
C66. 完成基準発生・速度切替え分周基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C71. 修理前 駆動基板
C72. 修理後 駆動基板 電解コンデンサー13個、フイルムコンデンサー8個交換
C73. 完成駆動基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C731. 修理前 駆動基板、スルホール半田1。
C732. 完成駆動基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。スルホール半田1。
C733. 修理前 駆動基板、スルホール半田2。
C734. 完成駆動基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。スルホール半田2
C74. 修理前 駆動基板裏
C75. 修理(半田補正)後 駆動基板裏。全ハンダをやり直す。
C76. 完成駆動基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C81. 修理前 速度制御基板
C82. 修理後 速度制御基板 電解コンデンサー2個、フイルムコンデンサー10個、半固定VR2個交換
C83. 完成速度制御基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C831. 修理前 速度制御基板、スルホール半田1。
C832. 完成速度制御基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。スルホール半田1。
C833. 修理前 速度制御基板、スルホール半田2。
C834. 完成速度制御基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。スルホール半田2。
C84. 修理前 速度制御基板裏
C85. 修理(半田補正)後 速度制御基板裏。全ハンダをやり直す、フイルムコンデンサー1個追加。
C86. 完成速度制御基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C91. 修理前 メイン基板
C92. 修理(半田補正)後 メイン基板。全ハンダをやり直す。
C93. 完成メイン基板。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C94. 修理前 メイン基板裏
C941. 修理中 メイン基板裏、銅箔半田広げる。
C95. 修理(半田補正)後 メイン基板裏。全ハンダをやり直す。電解コンデンサー1個、フイルムコンデンサー2個交換。
C96. 完成メイン基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C961. 修理前 メイン基板裏、コネクター半田。
C962. 完成メイン基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。コネクター半田。
C963. 修理前 メイン基板裏、コネクター半田2。
C964. 完成メイン基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。コネクター半田2。
C965. 修理前 メイン基板裏、コネクター半田3。
C966. 完成メイン基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。コネクター半田3。
CA1. 修理前 SW基板
CA2. 修理前 SW基板裏
CA3. 修理(半田補正)後  SW基板裏。全ハンダをやり直す。
CA4. 完成SW基板裏。 余分なフラックスを落として洗浄し、コート液を塗る。
CB1. 修理(清掃)中  ストロボ部分解・清掃。
CB2. 修理(清掃)後  ストロボ部分、 ストロボ白光管(ネオン管)はまだ十分綺麗。
CC1. 修理中 メカニカルブレーキ。 メカ部を長持ちさせる為に、弱めに設定。
CD1. 交換部品
CE1. 修理前 下から見る
CE2. 修理後 下から見る
CF1. 修理前 電源部
CF2. 修理後 電源部
CF3. 修理前 電源部を右から見る
CF4. 修理後 電源部を右から見る
CF5. 修理前 電源部を左から見る
CF6. 修理後 電源部を左から見る
M. モーター修理。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
M11. 修理前 モータを取出す。
M21. 修理前 モータ固定子。
M22. 修理前 モータ回転子軸受け、少しキズ有り。
M31. FG−コイル点検中。 
M41. 修理前 モータ回転子裏、表面に赤いサビが発生している。
M42. 修理後 モータ回転子裏。 今後の為、錆止めを軽く塗布する。
M43. 修理前 モータ回転子裏、表面に赤いサビが発生している、反対側。
M44. 修理後 モータ回転子裏、反対側。 今後の為、錆止めを軽く塗布する。
M51. 修理前 FG−コア。
M52. 修理後 FG−コア。 今後の為、錆止めを軽く塗布する。
M53. 修理前 FG−コア、反対側。
M54. 修理後 FG−コア、反対側。 今後の為、錆止めを軽く塗布する。
M61. 修理中 回転子軸、 すこし擦れ跡がある。
M62. 修理中 回転子軸拡大して見る、 すこし擦れ跡がある。
E. 調整・測定。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
E0. 測定・調整  
E11. PLL−33回転(ロック)。
E12. PLL−45回転(ロック)。
E13. PLL−78回転(ロック)。
E21. 33回転。
E22. 45回転。
E23. 78回転。
E31. ストロボで点検、33回転。
E32. ストロボで点検、45回転。
E33. ストロボで点検、78回転。
Y. ユーザー宅の設置状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
Y1. 設置状況、 正面から見る。
Y2. 設置状況、 全体装置見る。
Y3. 設置状況、 SP見る。
S.Technics SP−10mkU の仕様(マニアルより)
型式 ダイレクトドライブターンテーブル SP−10mkU
駆動形式 ダイレクトドライブ
駆動モーター ブラシレスDCモーター
制御方式 クォーツフェイズロックドコントロ−ル
ターンテーブル アルミダイカスト製 直径32.0cm,重量3.0kg
回転数 33 1/3,45,78.26rpm
起動トルク 6kg・cm
起動特性 0.25秒で定速回転(331/3rpm時)
負荷変動 5kg・cm以内、 0%
回転数偏差 ±0.002%以内
ワウ・フラッター 0.025%WRMS(JIS C5521)
SN比 78dB(IEC98A weighted)
電源 AC100V 50/60Hz
消費電力 16W
外形寸法 (本体)   幅386.5×高さ102.5×奥行368.5mm
(電源部) 幅110×高さ83.5×奥行370mm
重量 (本体)9.5kg。  (電源部)3.8kg
備考 プラグを差し込んだ状態ではさらに奥行85mmが必要
価格 ¥150,000(1976年頃)
                    10mk2-a3q
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