MESA Engineering BARON 修理記録 |
平成21年6月20日持込 7月28日完成 |
A. 修理前の状況
CA. TubeTester HickokTV−2B/Uによる付属真空管測定 CB. TubeTester HickokTV−2B/Uによる新品購入真空管測定 AE. バラック修理後の新品購入真空管による測定 C. 修理状況
D. 使用部品
E. 調整・測定 F. 修理費 50,000円 通常修理。 但し、真空管は別途です。 G. MESA Engineering BARON 仕様 |
A. 点検中 A11. 点検中 前から見る |
A12. 点検中 前左から見る |
A13. 点検中 左から見る |
A14. 点検中 後から見る |
A141. 点検中 後から接続端子郡を見る |
A142. 点検中 終段真空管の動作モードSW見る |
A15. 点検中 後右から見る |
A16. 点検中 右から見る |
A21. 点検中 上から見る |
A211. 点検中 上から見る。 左電源トランスの凹み、多分打ち出し出来る? |
A22. 点検中 下から見る |
A23. 点検中 下蓋上の電解コンデンサーの跡? |
A31. 点検中 下前から見る |
A32. 点検中 下前右から見る |
A33. 点検中 下後から見る |
A34. 点検中 下後左から見る |
A4. 点検中 下蓋を取り、下から見る。 |
A5. 点検中 焼けた抵抗 |
A61. 点検中 No3 STR425 「5881=6L6」。 プレート短絡(アーク放電)。 管壁の黒ずんだ所は、プレートが赤熱時放出した部質が蒸着した物。 |
A62. 点検中 No3 STR425 「5881=6L6」。 プレート短絡(アーク放電)。 管壁の黒ずんだ所は、プレートが赤熱時放出した部質が蒸着した物。 |
C.修理状況。 C11. 修理前 R側−AMP基板 |
C12. 修理後 R側−AMP基板 |
C21. 修理前 L側−AMP基板 |
C22. 修理後 L側−AMP基板 |
C31. 修理前 電源基板 |
C32. 修理後 電源基板 |
C41. 修理前 左電源トランスの凹み。 |
C42. 修理後 左電源トランスの凹み。 |
C51. 修理中 左電源トランスの防振テープ。 |
C52. 修理中 左電源トランスの防振テープを補強する。 音の大きさからして、カットコアのバンドの当たりの音では? |
C6. 交換部品 |
C81. 修理前 下から見る |
C82. 修理後 下から見る |
E. 調整・測定 E1. 出力・歪み率測定・調整 <見方> 下段左端 オーディオ発振器より400HZ・1KHZの信号を出し(歪み率=約0.003%)これをAMPに入力し、出力を測定 下段中左 オシロ=入力波形(オーディオ発振器のTTLレベル) 下段中右上=周波数計 上段左端 電圧計=L側出力電圧測定、黒針のみ使用 上段中左 歪み率計=出力の歪み率測定 左メータ=L出力、右メータ=R出力 上段中右 電圧計=R側出力電圧測定、赤針のみ使用 上段右端 オシロ=出力波形 上=R出力、下=L出力(実際にはRL電圧計の出力「Max1V」を観測) 下段中右上 デジタル電圧計=R出力電圧測定 下段中右下 デジタル電圧計=L出力電圧測定 |
E21. R側SP出力電圧35V=153W出力 1.6%歪み 1000HZ |
E22. L側SP出力電圧35V=153W出力 1.2%歪み 1000HZ |
E31. R側SP出力電圧35V=153W出力 2.6%歪み 400HZ |
E32. R側SP出力電圧35V=153W出力 1.3%歪み 400HZ |
E41. その時のVUメータ、SP出力電圧35V=153W出力 |
E42. SP出力15W時のVUメータ。 |
E5. 完成、24時間エージング。 左は「MusicRefarence RM−9. 5.5年後の再修理」 |
CA. TubeTester HickokTV−2B/Uによる付属真空管測定 。 CA1. 付属出力真空管STR425 「5881=6L6」。 真空管ハンドブック(規格表)の値。 相互コンダクタンス=6000μmho「Ep=250V、Ip=72mA,Esg=250V、eg1=−14V」(1960/1962ナショナル真空管ハンドブックより) 相互コンダクタンス=6000μmho「Ep=250V、Ip=79mA,Esg=250V、eg1=−14V」(RC−26、RC−30 Receiving Tube Manualより)、(インプレス オーディオ用真空管マニアルより) STR425 「5881=6L6」。 左から予備球.1本目.2本目.4本目..6本目。 管壁の黒ずんだ所は、プレートが赤熱時放出した部質が蒸着した物。 |
CA2. 付属出力真空管STR425 「5881=6L6」。 左から7本目.....12本目。 |
CA3. 付属出力真空管 STR425 「5881=6L6」。 左から予備球.1本目.2本目.4本目..6本目。 管壁の黒ずんだ所は、プレートが赤熱時放出した部質が蒸着した物。 |
CA4. 付属出力真空管 STR425 「5881=6L6」。 左から7本目.....12本目。 |
CA51. 付属出力真空管 STR425 「5881=6L6」予備球。 Gm=5600μ、Ip=47.6mA。 Bレンジ=15000μmhoレンジ、「Ep=230V、Eg2=225V、Eg1=−14V」 |
CA52. 付属出力真空管 STR425 「5881=6L6」1本目。 Gm=1900μ、Ip=42.5mA。 Cレンジ=3000μmhoレンジ、「Ep=230V、Eg2=225V、Eg1=−14V」 |
CA53. 付属出力真空管 STR425 「5881=6L6」2本目。 Gm=2060μ、Ip=19.6mA。 |
CA54. 付属出力真空管 STR425 「5881=6L6」4本目。 Gm=1900μ、Ip=18.7mA。 |
CA55. 付属出力真空管 STR425 「5881=6L6」5本目。 Gm=740μ、Ip=8.3mA。 |
CA56. 付属出力真空管 STR425 「5881=6L6」6本目。 Gm=1900μ、Ip=18.6mA。 |
CA57. 付属出力真空管 STR425 「5881=6L6」7本目。 Gm=1700μ、Ip=17.5mA。 Cレンジ=3000μmhoレンジ、「Ep=230V、Eg2=225V、Eg1=−14V」 |
CA58. 付属出力真空管 STR425 「5881=6L6」8本目。 Gm=1240μ、Ip=14.8mA。 |
CA59. 付属出力真空管 STR425 「5881=6L6」9本目。 Gm=1700μ、Ip=16.6mA。 |
CA510. 付属出力真空管 STR425 「5881=6L6」10本目。 Gm=1300μ、Ip=10.4mA。 |
CA511. 付属出力真空管 STR425 「5881=6L6」11本目。 Gm=1560μ、Ip=17.3mA。 |
CA512. 付属出力真空管 STR425 「5881=6L6」12本目。 Gm=1500μ、Ip=17.3mA。 |
CA10. 付属。 MESA STR 12AX7−A。 真空管ハンドブック(規格表)の値。 Dレンジ=1500μmhoレンジでの測定、「Ep=225V、Eg1=−2V」。 相互コンダクタンス=1600μmho「Ep=250V、Eg1=−2V」(1960/1962ナショナル真空管ハンドブックより)、(インプレス オーディオ用真空管マニアルより)、(RC−26、RC−30 Receiving Tube Manualより) MESA STR 12AX7−A。 左から1本目..4本目。 |
CA11. MESA STR 12AX7−A. 1本目ユニット1測定。 Gm=750μmho、IP=0.7mA。 Dレンジ=1500μmhoレンジ、「Ep=225V、Eg1=−2V」。 |
CA12. MESA STR 12AX7−A. 1本目ユニット2測定。 Gm=500μmho、IP=0.5mA。 |
CA21. MESA STR 12AX7−A. 2本目ユニット1測定。 Gm=900μmho、IP=0.8mA。 Dレンジ=1500μmhoレンジ、「Ep=225V、Eg1=−2V」。 |
CA22. MESA STR 12AX7−A. 2本目ユニット2測定。 Gm=770μmho、IP=0.6mA。 |
CA31. MESA STR 12AX7−A. 3本目ユニット1測定。 Gm=500μmho、IP=0.4mA。 Dレンジ=1500μmhoレンジ、「Ep=225V、Eg1=−2V」。 |
CA32. MESA STR 12AX7−A. 3本目ユニット2測定。 Gm=450μmho、IP=0.4mA。 |
CA41. MESA STR 12AX7−A. 4本目ユニット1測定。 Gm=930μmho、IP=0.8mA。 Dレンジ=1500μmhoレンジ、「Ep=225V、Eg1=−2V」。 |
CA42. MESA STR 12AX7−A. 4本目ユニット2測定。 Gm=740μmho、IP=0.6mA。 |
CB. TubeTester HickokTV−2B/Uによる新品購入真空管測定 。 CB1. 新品購入出力真空管SOVTEC 「5881=6L6WGC」。 真空管ハンドブック(規格表)の値。 相互コンダクタンス=6000μmho「Ep=250V、Ip=72mA,Esg=250V、eg1=−14V」(1960/1962ナショナル真空管ハンドブックより) 相互コンダクタンス=6000μmho「Ep=250V、Ip=79mA,Esg=250V、eg1=−14V」(RC−26、RC−30 Receiving Tube Manualより)、(インプレス オーディオ用真空管マニアルより) SOVTEC 「5881=6L6WGC」。 左から1本目....6本目。 |
CB2. 新品購入出力真空管SOVTEC 「5881=6L6WGC」。 左から7本目....12本目。 |
CB3. 新品購入出力真空管SOVTEC 「5881=6L6WGC」。 左上から1本目....6本目。 |
CB4. 新品購入出力真空管SOVTEC 「5881=6L6WGC」。 左上から7本目....12本目。 |
CB51. SOVTEC 「5881=6L6WGC」1本目。 Gm=5700μ、Ip=50.2mA。 「Ep=230V、Eg2=225V、Eg1=−14V」 |
CB52. SOVTEC 「5881=6L6WGC」2本目。 Gm=5700μ、Ip=49.2mA。 |
CB53. SOVTEC 「5881=6L6WGC」3本目。 Gm=5700μ、Ip=48.7mA。 |
CB54. SOVTEC 「5881=6L6WGC」4本目。 Gm=4500μ、Ip=41.9mA。 |
CB55. SOVTEC 「5881=6L6WGC」5本目。 Gm=5700μ、Ip=47.4mA。 |
CB56. SOVTEC 「5881=6L6WGC」6本目。 Gm=5500μ、Ip=46.6mA。 |
CB57. SOVTEC 「5881=6L6WGC」7本目。 Gm=5500μ、Ip=47.7mA。 「Ep=230V、Eg2=225V、Eg1=−14V」 |
CB58. SOVTEC 「5881=6L6WGC」8本目。 Gm=5700μ、Ip=49.6mA。 |
CB59. SOVTEC 「5881=6L6WGC」9本目。 Gm=5700μ、Ip=49.4mA。 |
CB510. SOVTEC 「5881=6L6WGC」10本目。 Gm=5500μ、Ip=47.5mA。 |
CB511. SOVTEC 「5881=6L6WGC」11本目。 Gm=5800μ、Ip=48.6mA。 |
CB512. SOVTEC 「5881=6L6WGC」12本目。 Gm=5500μ、Ip=48.9mA。 |
CB10. SOVTEC 12AX7LP。 Cレンジ=3000μmhoレンジでの測定、「Ep=225V、Eg1=−2V」。 真空管ハンドブック(規格表)の値。 相互コンダクタンス=1600μmho「Ep=250V、Eg1=−2V」(1960/1962ナショナル真空管ハンドブックより)、(インプレス オーディオ用真空管マニアルより)、(RC−26,RC−30 Receiving Tube Manualより) SOVTEC 12AX7LP。 左から1本目..4本目。 |
CB1A. SOVTEC 12AX7LP。 左上から1本目..4本目。 |
CB1B. SOVTEC 12AX7LP。 左から1本目..4本目。 |
CB11. SOVTEC 12AX7LP、1本目ユニット1測定。 Gm=2400μmho、IP=1.6mA。 Cレンジ=3000μmhoレンジ、「Ep=225V、Eg1=−2V」。 |
CB12. SOVTEC 12AX7LP、1本目ユニット2測定。 Gm=2140μmho、IP=1.4mA。 |
CB21. SOVTEC 12AX7LP、2本目ユニット1測定。 Gm=2340μmho、IP=1.6mA。 Cレンジ=3000μmhoレンジ、「Ep=225V、Eg1=−2V」。 |
CB22. SOVTEC 12AX7LP、2本目ユニット2測定。 Gm=1860μmho、IP=1.2mA。 |
CB31. SOVTEC 12AX7LP、3本目ユニット1測定。 Gm=2100μmho、IP=1.4mA。 Cレンジ=3000μmhoレンジ、「Ep=225V、Eg1=−2V」。 |
CB32. SOVTEC 12AX7LP、3本目ユニット2測定。 Gm=2040μmho、IP=1.3mA。 |
CB41. SOVTEC 12AX7LP、4本目ユニット1測定。 Gm=2250μmho、IP=1.5mA。 Cレンジ=3000μmhoレンジ、「Ep=225V、Eg1=−2V」。 |
CB42. SOVTEC 12AX7LP、4本目ユニット2測定。 Gm=2100μmho、IP=1.4mA。 |
AE. バラック修理後の新品購入真空管による測定 AE1. 出力・歪み率測定 <見方> 下段左端 オーディオ発振器より400HZ・1KHZの信号を出し(歪み率=約0.003%)これをAMPに入力し、出力を測定 下段中左 オシロ=入力波形(オーディオ発振器のTTLレベル) 下段中右上=周波数計 上段左端 電圧計=L側出力電圧測定、黒針のみ使用 上段中左 歪み率計=出力の歪み率測定 左メータ=L出力、右メータ=R出力 上段中右 電圧計=R側出力電圧測定、赤針のみ使用 上段右端 オシロ=出力波形 上=R出力、下=L出力(実際にはRL電圧計の出力「Max1V」を観測) 下段中右上 デジタル電圧計=R出力電圧測定 下段中右下 デジタル電圧計=L出力電圧測定 |
E21. R側SP出力電圧27V=91W出力 3%歪み(10%レンジ) 1000HZ。 full Pentode。 |
E22. R側SP出力電圧27V=91W出力 3%歪み(10%レンジ) 400HZ |
E31. L側SP出力電圧27V=91W出力 2.5%歪み(10%レンジ) 1000HZ。 full Pentode。 |
E32. L側SP出力電圧27V=91W出力 2.5%歪み(10%レンジ) 400HZ |
E41. その時のVUメータR側、SP出力電圧91W |
E42. その時のVUメータR側、SP出力電圧91W |
E51. BAIAS。 フルパワーの測定なのでB級に近く深めに設定。 |
E52. BALANCE |
G. MESA Engineering BARON 仕様 |
input impedance =60K or 110K OUTPOWER
|
「stereophile」より転載 |
Fig.7 Mesa Baron, pentode mode, 4 ohm tap, Stage III feedback, distortion (%) vs output power into (from bottom to top at 10W): 8 ohms, 4 ohms, and 2 ohms. |
baron-2s |
ここに掲載された写真は、修理依頼者の機器を撮影した者です、その肖像権・版権・著作権等は、放棄しておりません。 写真・記事を無断で商用利用・転載等することを、禁じます。 Copyright(C) 2022 Amp Repair Studio All right reserved. |