Sansui AU−D907G Extra 修理記録
平成14年9月18到着  10月16日完成 
  • A. 修理前の状況
      先月、ヤフーオークションにて購入した SANSUI AU-D907G extraの左チャンネルから、 不定期にボボッとというノイズが発生し、 ごくまれに、(もしかしたら少し神経質になりすぎて 聞こえたような感じになっているだけかもしれませんが) ボリュームを回すとノイズが発生するからなのです。
    アンプ自体はとても綺麗ですし、丁寧に扱われてきたものだと思います。 ただ前所有者によると一年間くらい 電気を通していなかったのが原因ではないかとのことです。

  • B. 原因
    TR(トランジスター)/FET(電界トランジスター)の劣化。

  • C. 修理状況
    SP接続リレ−交換
    メインAMPのバランス/バイアス半固定VR交換
    メインAMPの初段FET(電界効果トランジスター)交換
    フラット/コントロールAMPの初段FET(電界効果トランジスター)交換
    コントロール基板FET(電界効果トランジスター)交換
    取り外し、各基板の半田不良を修理します、所謂、半田補正作業。
    配線手直し、補強

  • D. 使用部品
    バランス/バイアス半固定VR 13mmΦ高級品    4個
    メインAMPの初段FET(電界効果トランジスター)                    2個
    フラット/コントロールAMPの初段FET(電界効果トランジスター)          2個
    SP接続リレ                            1個
    電解コンデンサー                       4個

  • F. 修理費  39,000円    通常修理。


A−1. 修理前 上から  非常に綺麗ですが、SW・VRは接点復活材使用済み
A−2. 修理前 下から 
A−3. 修理前 熱の為、曲がった基盤
A−4. 修理前 歪みが多いい
     出力=20V=50W  歪み立3% 1000HZ
C. 修理状況
C−1. 修理前 終段基盤
C−2. 修理後 終段基盤 バイアスコントロールVR交換
C−3. 修理後(半田補正) 終段基盤裏
C−4. 修理前 ドライブAMP基盤
C−5. 修理後 ドライブAMP基盤 バランスVR、初段FET(電界効果トランジスター)交換
C−6. 修理前 ドライブAMP基盤裏
C−7. 修理後(半田補正) ドライブAMP基盤裏
C−8. 修理前 定電圧基盤裏
C−9. 修理後(半田補正) 定電圧基板
C−10. 修理前 SW、RCA端子基板裏
C−11. 修理後(半田補正) SW、RCA端子基板裏
C−12. 修理後 SP接続リレー交換 2個の内1個(コストダウンした物)は生産中止で市場に無し
C−13. 修理前 SP接続基盤
C−14. 修理(半田補正)後 SP接続基盤
C−15. 修理前 EQ−AMP基盤
                 写真紛失
C−16. 修理後 EQ−AMP基盤
C−17.MCトランス基盤 このクラスでは、左にある小さなSWで切り替える
      数オームの負荷を切り替えるには、接点が安すぎる
C−18. 修理(半田補正)後 EQ−AMP基盤裏 MCトランス基盤裏
C−19. 修理前 SW基盤裏
C−20. 修理(半田補正)後 SW基盤裏
C−21. パネル清掃
C−22. 完成 上から
C−23. 完成 下から
E−1. 出力/歪み率確認・調整 ツマミの位置は未調整
E−2. 出力32V=128W 歪み率=0.06% 1000HZ AUX入力
E−3. 出力32V=128W 歪み率=0.06% 400HZ AUX入力
E−4. 出力32V=128W 歪み率=0.03% 1000HZ MC入力
E−5. 出力32V=128W 歪み率=0.04% 400HZ MC入力
E−6. 完成、引き続き30分の連続定格実働、24時間エージングに入る。
                     d907ge-v
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