Sansui B−2301. 2台目修理記録
平成15年12月11日持込   2月17日完成
注意 このAMPはアースラインが浮いています
    AMPのシャーシにSPの線(アース側)を接続してはいけません
    RL−SPのアース線も接続(共通)してもいけません
このAMPは、DC入力しかなく、バランスの崩れたプリAMPを繋ぐと、過大入力となります
詳しくはここを参照してください


A. 修理前の状況
  • VUメーター表示しない所あり。
    オーバーホール。

B. 原因
  • パネル?

C. 修理状況
  • VU−AMP電解コンデンサー、半固定VR交換。
    RL終段AMP電解コンデンサー、半固定VR、初段FET(電界効果トランジスター)(電界効果トランジスター)交換。
    入力AMP電解コンデンサー、半固定VR交換。
    SP接続リレー交換(容量1.5倍の同型新タイプ使用)。
    配線手直し、補強。
    SP接続端子交換。
    LCD−VU用LSI交換
    電源投入リレー交換。
    LCDバックライト交換。

D. 使用部品
  • 電解コンデンサー(ミューズ)                81個。
    SP接続リレー                          2個。
    バランス、バイアス調整用 半固定VR          12個。
    FET(電界効果トランジスター)                4個。
    抵抗                                6個。
    TR(トランジスター)                        個。
    SP接続端子                           4個。
    LCD−VU用LSI                        1個。
    電源投入リレー                          1個。
    LCDバックライト                         6個。


E. 調整・測定

F. 修理費  155,000円    オーバーホール修理。

S. Sansui B−2301 の仕様(マニアル・カタログより)

A. 修理前の点検状況
A11. 凹んだSP接続端子板、上で測定、送るときはネジを締めて少しでも出っ張りを無くす事
A12. 凹んだSP接続端子板、中で測定、
A13. 凹んだSP接続端子板
A21. 交換する新旧SP接続端子比較
A3.    上から見る
A4. 下から見る
A51. LCD画面の状況 赤色の所が表示されない所
A52. LCD基板の修理跡、この表示用LSIが不良 メーカーに在庫が無い為、ジャンク機より流用
C. 修理状況
C11. 修理前 VUメータ基板
C12. 修理後 VUメータ基板 半固定VR2個、電解コンデンサー13個交換
C121. 修理後 VUメータ基板 交換した表示用LSI 
C13. 修理前 VUメータ基板 裏
C14. 修理(ハンダ補正)後 VUメータ基板裏
C15. 修理前 LCDバックライト
C16. LCDバックライトの比較 左=交換する物 右=付いている物
C17. 修理後 LCDバックライト
C18. 完成
C21. 修理前 SP接続端子台基板
C211. SP接続リレー比較 左=着いていた7A   右=交換する10A
C22. 修理後 SP接続端子台基板 リレー2個交換
C221. 修理後 SP接続端子台基板 ネジ止め+錫メッキ線で接続
C23. 修理前 SP接続端子台基板裏
C24. 修理(ハンダ補正)後 SP接続端子台基板裏
C25. 完成
C31. 修理前 R−AMP基板
C311. 修理前 R−AMP基板 接着剤+水分で腐食」が始まった抵抗のリード線
C32. 修理後 R−AMP基板 半固定VR4個、初段FET(電界効果トランジスター)1個、電解コンデンサー20個、抵抗交換
C33. 修理前 R−AMP基板裏
C331. 修理中 R−AMP基板 半田不良予備郡
C34. 修理(ハンダ補正)後 R−AMP基板裏 アルコールで拭いたので艶が消えています
C41. 修理前 L−AMP基板
C42. 修理後 L−AMP基板 半固定VR4個、初段FET(電界効果トランジスター)1個、電解コンデンサー20個交換
C43. 修理前 L−AMP基板裏
C44. 修理(ハンダ補正)後 L−AMP基板裏 普通はこでで修理完了
C45. 修理後 L−AMP基板裏 フラックスを取る
C51. 修理前 入力−AMP基板
C511. 修理中 入力−AMP基板 半田ののりが薄く、捻ると簡単に抜けた
C512. 修理中 入力−AMP基板 電解コンデンサーの足(リード線)ピッチが違うので穴開け必要(4個)
C52. 修理後 入力−AMP基板 半固定VR2個、電解コンデンサー12個交換
C53. 修理前 入力−AMP基板裏
C531. 修理前 入力−AMP基板裏 半田不良予備郡
C54. 修理(ハンダ補正)後 入力−AMP基板裏
C55. 修理前 入力端子基板
C551. 修理前 入力端子基板 RCA端子 取り付け部が薄い
C552. 修理後 入力端子基板 RCA端子 太いケ−ブルを繋ぐのでホットボンドで補強
C56. 修理後 入力端子基板 DCカットコンデンサー取り付け
C57. 修理前 入力端子基板裏
C58. 修理後 入力端子基板裏
C59. 修理後 入力端子基板裏  DCカットコンデンサー取り付け
C61. 修理前  電源基板
C611. 修理前  電源基板 焼けた抵抗
C612. 修理後  電源基板 焼けた抵抗交換
C613. 修理中  電源基板 交換した電源投入リレーの接点 2段階に入るので損傷は少ない
                      しかし、電源ケーブルやホスピタル仕様コンセントを論じる人には、此方の交換が先では?
C62. 修理後  電源基板 電解コンデンサー16個、抵抗4個、リレー交換
C63. 修理前  電源基盤裏
C64. 修理後(ハンダ補正) 電源基盤裏
C71. 修理前 上から見る
C72. 修理後 上から見る
C73. 修理前 下から見る
C74. 修理後 下から見る
C81. 念のため、固定しておく
C82. ネジも軽くラッカーを掛けておく
C91. 交換部品
E. 調整・測定
E1. 出力確認、調整
E21. R側 52V=338W 歪率=0.02% 1000HZ入力
E22. R側 52V=338W 歪率=0.02% 400HZ入力
E31. L側 52V=338W 歪率=0.02% 1000HZ入力
E32. L側 52V=338W 歪率=0.02% 400HZ入力
E4. 出力確認、調整 LEDも0dB
E5. 24時間エージング
S. Sansui B−2301 の仕様(マニアルより) 
  
B-2301
定格出力 300W+300W(8Ω,20Hz〜20kHz)
550W+550W(4Ω,1kHz)
全高調波歪率 0.003%以下(定格出力時,10Hz〜20kHz)
混変調歪率 0.003%以下(60Hz:7kHz=4:1)
周波数特性 DC〜300kHz(+0,−2dB)
S/N比 120dB
スルーレイト ±300V/μs
ライズタイム 0.5μs
入力 1V(15kΩ)Normal/2V(10kΩ)Balanced
TIM歪 測定限界以下
エンベロープ歪み 測定限界以下
定格消費電力 530W(電気法による)
寸法 474W×215H×498Dmm
重量 37kg
            b2301-21v
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