Sansui AU−X1. 3台目修理記録
平成14年1月18日到着    平成14年2月9日完成
寸評 MC−AMPのFET(電界効果トランジスター)を探すのに苦労しました
  1.  修理前の状況
    YAHOOオ−クションで購入、1週間でプロテクト動作。
    左右CHから音が出ない。
    メインボリューム/バランスのVRのガリ音あります。

  2.  原因
    TR(トランジスター)等の劣化

  3.  修理状況
    メインAMPのバランス/バイアス半固定VR交換、13mmΦ高級品。
    メインAMPの初段FET(電界効果トランジスター)交換
    フラット/コントロールAMPの初段FET(電界効果トランジスター)交換。
    EQ−AMPの初段FET(電界効果トランジスター)交換。
    MC−AMPの初段FET(電界効果トランジスター)交換。
    SP接続リレー交換。
    取り外し、各基板の半田不良を修理します、所謂、半田補正作業。
    各基板の電源電解コンデンサーを増量交換します。

  4.  使用部品
    SP接続リレー                      1個
    バランス、バイアス調整用 半固定VR       6個
    FET(電界効果トランジスター)            4個
    電解コンデンサー                   14個
    TR(トランジスター)                  28個

  5.  修理費  35,000円     通常修理。
  6.  Sansui AU−X1 の仕様(マニアル・カタログより)

1. 修理前のEQ(イコライザー)基板表
2. 修理後のEQ(イコライザー)基板表、上の箱は交換した部品
3. 修理後のEQ(イコライザー)基板裏
4. 修理前のMC−AMP基板表
5. 修理後のMC−AMP基板表
  この後、FET(電界トランジスター)にノイズが出るので、RL24個交換
6. MC/MM切り替えリレー交換
  同等品が無く、配線替えが必要
7. ドライブ基板の修理、バイアス/バランスVR、初段FET(電界効果トランジスター)交換。
8. 定電圧基板の修理。
9. プロテクト基板の修理、電解コンデンサーの容量抜け
10. 修理完成、とにかく重たい。
11. 出力/歪み率測定・調整 
12. 出力/歪み率測定・調整  36V=162W 歪み率0.04% at=1000HZ
13. 出力/歪み率測定・調整  36V=162W 歪み率0.04% at=400HZ
14. 24時間エージング
S. Sansui AU−X1 の仕様(マニアル・カタログより)
型式 ステレオプリメインアンプ、 AU−X1
パワーアンプ
実効出力(5Hz〜20kHz、THD 0.007%) 160W+160W(8Ω)、 220W+220W(4Ω)
実効出力(1kHz、THD 0.003%) 160W+160W(8Ω)、 220W+220W(4Ω)
全高調波歪率(5Hz〜20kHz) 0.007%以下(8Ω)、 0.008%以下(4Ω)
混変調歪率(70Hz:7kHz=4:1) 0.007%以下(8Ω)、 0.008%以下(4Ω)
出力帯域幅(IHF、THD 0.02%) 5Hz〜70kHz(8Ω)
周波数特性(1W) DC〜500kHz(+0dB、-3dB)
入力感度/インピーダンス(1kHz) 1V/33kΩ
S/N比(IHF、Aネットワーク) 125dB以上
チャンネルセパレーション(IHF、1kHz) 95dB以上
ライズタイム/フォールタイム 0.5μsec
スルーレイト ±260V/μsec
ヘッドホン端子出力 150mW(8Ω)
使用スピーカー 4〜16Ω(A、B)、 8Ω以上(A+B)
プリアンプ部
入力感度/インピーダンス(1kHz) Phono1、2(MM)=2.5mV(47kΩ)
Phono1、2(MC)=0.1mV(0.2kΩ以下)
AUX、Tuner=200mV(33kΩ)
Tape、Play1、2(PIN)=200mV(33kΩ)
最大許容入力(1kHz、THD 0.01%) Phono1、2(MM)=330mV
Phono1、2(MC)=40mV
出力電圧(1kHz) Tape、Rec1、2(PIN)=200mV(47kΩ時)
Pre Out1、2=1V(47kΩ時)
Max Pre Out(THD 0.05%)=10V(47kΩ時)
出力インピーダンス(1kHz) Tape Rec1、2(PIN)=600Ω以下
Pre Out1、2=600Ω以下
全高調波歪率 MC(1kHz、Rec Out)=0.005%以下
MM(20Hz〜20kHz、Rec Out)=0.005%以下
Aux、Tuner、Tape Play1、2=0.005%以下
混変調歪率(70Hz:7kHz=4:1) Aux、Tuner、Tape Play1、2(1V時)=0.005%以下
周波数特性 Phono1、2(MC、RIAA偏差、20Hz〜20kHz)=±0.2dB
Phono1、2(MM、RIAA偏差、20Hz〜20kHz)=±0.2dB
SN比(IHF、Aネットワーク、ショートサーキット) Phono1、2(MC)=76dB以上
Phono1、2(MM)=91dB以上
Aux、Tuner、Tape Play1、2=100dB以上
入力換算雑音
(Aネットワーク、ショートサーキット)
Phono1、2(MC)=-156dBV
Phono1、2(MM)=-143dBV
チャンネルセパレーション
(IHF、1kHz)
Phono1、2(MC)=70dB以上
Phono1、2(MM)=75dB以上
Aux、Tuner、Tape Play1、2=80dB以上
入力間セパレーション
(1kHz、ショートサーキット)
Tuner-Phono1、2(MM)=90dB以上
Tape Play1、2-Phono1、2(MM)=90dB以上
Tuner-Tape Play1、2=100dB以上
Tape Play1-Tape Play2=100dB以上
サブソニックフィルター 16Hz(-3dB、6dB/oct)
その他
消費電力 400W(電気用品取締法)
外形寸法 幅480×高さ195×奥行450mm
重量 27.7kg
価格 ¥210,000(1979年11月発売)
             aux1-3-e
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