BGW1000修理記録
平成25年3月7日到着    平成26年4月14日完成
A. 修理前の状況
  • オーバーホール修理依頼。


T. 修理前の測定

B. 原因
  • 各部経年劣化多し。

C. 修理状況
  • SP接続リレー清掃。
    RLバイアスVR交換。
    電解コンデンサー交換(オーディオコンデンサー使用)
    SP端子 WBT−0735 に交換(但し、台無)。
    RCA端子 WBT−0201交換
    配線手直し、補強。
    カードエッジコネクター修理・補強。

D. 使用部品
  • バイアス半固定VR                       2個。
    電解コンデンサー                        15個 。
    フイルムコンデンサー                      7個。
    SP端子 WBT−0735             2組(定価で工賃込み)。
    RCA端子 WBT−0201              1組(定価で工賃込み)。

E. 調整・測定

F. 修理費     141,500円   オーバーホール修理。

S. BGW1000 の仕様(カタログ・マニアルより)

A. 修理前の状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
A11. 点検中 前から見る
A12. 点検中 前右から見る
A13. 点検中 後から見る
A14. 点検中 後左から見る
A15. 点検中 上から見る
A21. 点検中 下から見る
A22. 点検中 下前から見る
A23. 点検中 下前左から見る
A24. 点検中 下後から見る
A25. 点検中 下後右から見る
A31. 点検中 上蓋を取り、上から見る
A32. 点検中 入力フォノ端子、 SP接続端子。
A33. 点検中 電源コンセント。
A41. 点検中 錆が多発している電源トランス
A42. 点検中 終段TR(トランジスター)ブロック
A43. 点検中 左終段TR(トランジスター)がNECの2SD555に交換されている。
A44. 点検中 右終段TR(トランジスター)がNECの2SD555に交換されている。
A45. 点検中 左終段TR(トランジスター)がNECの?に交換されている。
A51. 点検中 リレーの止めビス閉め忘れ。
A52. 点検中 熱で変形した、基板受けコネクター。
T. 修理前の測定。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
T0. 出力・歪み率測定・調整、AC115Vで測定。
    「見方」。
   上段中 右側SP出力を「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」により測定。
         表示LED、 左端=メモリーNo、 中左=周波数測定、 中右=出力電圧測定、 右端=歪み率測定。
   上段右端 VP−7723Bの基本波除去出力を「owon SDS8202(200MHZ)」で「FFT分析」表示。
   下段中 左側SP出力を「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」により測定。
         表示LED、 左端=メモリーNo、 中左=周波数測定、 中右=出力電圧測定、 右端=歪み率測定。
   下段右端 VP−7723Bの基本波除去出力を「owon SDS6062(200MHZ)」で「FFT分析」表示。
   下段左端 オーディオ発振器 VP−7201A より50Hz〜100kHzの信号を出し(歪み率=約0.003%)、ATT+分配器を通し、AMPに入力。
          よって、ダイアル設定出力レベルより低くなります。測定機器の仕様や整備の様子はこちら、「VP−7723B」「VP−7201A」。 FFT画面の見方はこちら。
T1. 1kHz入力、CH1側SP出力電圧39V=190W出力、 1%歪み。
             CH2側SP出力電圧40V=200W出力、 1%歪み。
             「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
            この上でクリープする。
C. 修理状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
C1. 修理中 基板を取り除いたシャーシ。
C11. 修理前 CH1側ドライブ基板
C12. 修理後 CH1側ドライブ基板 電解コンデンサー5個交換
C13. 修理前 CH1側ドライブ基板裏
C15. 修理(半田補正)後 CH1側ドライブ基板裏 半田を全部やり直す。 普通はこれで完成。
C16. 完成CH1側ドライブ基板裏  洗浄後防湿材を塗る。
C21. 修理前 CH2側ドライブ基板
C22. 修理後 CH2側ドライブ基板 電解コンデンサー5個交換
C23. 修理前 CH2側ドライブ基板裏
C25. 修理(半田補正)後 CH2側ドライブ基板裏 半田を全部やり直し、洗浄後。
C25. 完成CH2側ドライブ基板裏  さらに防湿材を塗る。
C31. 修理前 終段ユニット、上から見る。
C32. 修理後 終段ユニット、上から見る。
C33. 修理前 終段ユニット、下から見る。
C34. 修理後 終段ユニット、下から見る。
C41. 修理前 終段ユニットCH1側。
C42. 修理後  終段ユニットCH1側、電解コンデンサー1個、半固定VR1個交換。
C43. 修理前  終段ユニットCH2側。
C44. 修理後 終段ユニットCH2側、電解コンデンサー1個、半固定VR1個交換。
C51. 修理前 終段基板CH1。
C52. 修理(半田補正)後 終段基板CH1。
C53. 完成終段基板裏CH1、 洗浄後防湿材を塗る。
C54. 修理前 終段基板裏CH1。
C55. 修理(半田補正)後 終段基板裏CH1。
C56. 完成終段基板裏CH1、 洗浄後防湿材を塗る。
C57. 修理前 終段TR(トランジスター)CH1−A側
C58. 修理(清掃)後 終段TR(トランジスター)CH1−A側
C59. 修理前 終段TR(トランジスター)CH1−B側
C5A. 修理(清掃)後 終段TR(トランジスター)CH1−B側
C61. 修理前 終段基板CH2。
C62. 修理(半田補正)後 終段基板CH2。
C63. 完成終段基板裏CH2、 洗浄後防湿材を塗る。
C64. 修理前 終段基板裏CH2。
C65. 修理(半田補正)後 終段基板裏CH2。
C66. 完成終段基板裏CH2、 洗浄後防湿材を塗る。
C57. 修理前 終段TR(トランジスター)CH2−A側
C58. 修理(清掃)後 終段TR(トランジスター)CH2−A側
C59. 修理前 終段TR(トランジスター)CH2−B側
     写真紛失。
C5A. 修理(清掃)後 終段TR(トランジスター)CH2−B側
C71. 修理前 終段ユニットの冷却フアン。
C72. 修理前 終段ユニット、冷却フアンを取り除く。
C73. 修理中 終段ユニットの冷却フアンの後側。
C74. 修理中 終段ユニットの冷却フアン 分解清掃・給油。
C75. 修理中 終段ユニットの冷却フアン軸 分解清掃・給油。
C81. 修理前 プロテクト基板。左下「PNP55」は間違い! 正しくはサイリスターです。
C82. 修理後 プロテクト基板、電解コンデンサー1個、フイルムコンデンサー5個交換。
C83. 修理前 プロテクト基板裏。
C84. 修理(半田補正)後 プロテクト基板裏。
C85. 完成プロテクト基板裏  洗浄後防湿材を塗る
C91. 修理前 SP接続端子 & RCA端子
C92. 修理(交換)後 SP接続端子 & RCA端子。 WBT SP端子 WBT−0735WBT RCA端子 WBT−0201に交換
C93. 修理中 SP接続リレー端子清掃。
C94. 修理中 同等の 基板受けコネクターが見つからないので、変形を戻してやる。
CA1. 修理中 電源電解コンデンサー、 Y型端子は緩むので、使用しない。
CA2. 修理後 電源電解コンデンサー、 タマゴ型ラグに交換し、フイルムコンデンサー+電解コンデンサー追加
CB1. 修理前 錆が多発している電源トランス。
CB2. 修理(塗装)後 鉄心が膨らまない様に塗装する。
CC1. 交換した部品
CD1. 修理前 下から見る
CD2. 修理後 下から見る
E. 測定・調整。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
E1. 出力・歪み率測定・調整、AC115Vで測定。
    「見方」。
   上段中 右側SP出力を「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」により測定。
         表示LED、 左端=メモリーNo、 中左=周波数測定、 中右=出力電圧測定、 右端=歪み率測定。
   上段右端 VP−7723Bの基本波除去出力を「owon SDS8202(200MHZ)」で「FFT分析」表示。
   下段中 左側SP出力を「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」により測定。
         表示LED、 左端=メモリーNo、 中左=周波数測定、 中右=出力電圧測定、 右端=歪み率測定。
   下段右端 VP−7723Bの基本波除去出力を「owon SDS6062(200MHZ)」で「FFT分析」表示。
   下段左端 オーディオ発振器 VP−7201A より50Hz〜100kHzの信号を出し(歪み率=約0.003%)、ATT+分配器を通し、AMPに入力。
          よって、ダイアル設定出力レベルより低くなります。測定機器の仕様や整備の様子はこちら、「VP−7723B」「VP−7201A」。 FFT画面の見方はこちら。
E21. 50Hz入力、CH1側SP出力電圧39V=190W出力、 0.0024%歪み。
              CH2側SP出力電圧40V=200W出力、 0.0024%歪み。
             「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。
E22. 100Hz入力、CH1側SP出力電圧40V=200W出力、 0.0030%歪み。
               CH2側SP出力電圧40V=200W出力、 0.0029%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。
E23. 500Hz入力、CH1側SP出力電圧40V=200W出力、 0.017%歪み。
               CH2側SP出力電圧40V=200W出力、 0.017%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E24. 1kHz入力、CH1側SP出力電圧40V=200W出力、 0.045%歪み。
              CH2側SP出力電圧40V=200W出力、 0.045%歪み。
             「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E25. 5kHz入力、CH1側SP出力電圧40V=200W出力、 0.29%歪み。
             CH2側SP出力電圧40V=200W出力、 0.29%歪み。
             「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。
E26. 10kHz入力、CH1側SP出力電圧40V=200W出力、 0.69%歪み。
               CH2側SP出力電圧40V=200W出力、 0.69%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。
E27. 50kHz入力、CH1側SP出力電圧23V=66W出力、 4.1%歪み。
               CH2側SP出力電圧23V=66W出力、 4.0%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=100kHz、右=500kHz。
              この当たりから、フイルターが聴いています。
E4. 完成  24時間エージング。 右は「YAMAHA B−1. 8台目
S. BGW1000 の仕様(カタログ・マニアルより)
型式、価格 ステレオパワーアンプ BGW1000
出力 500W+500W(4Ω負荷)、 250W+250W(8Ω負荷)、 125W+125W(16Ω負荷)
全高調波歪率 0.2%以下(0.25W〜250W)
周波数特性 2Hz〜75kHz +0,-3dB
20Hz〜20kHz +0,-2dB
ノイズ・ハム 110dB以下(8Ω負荷)
入力感度 2V ±2% (200W 8Ω負荷)
入力インピーダンス 47kΩ
ダンピング・ファクター 500
電源 120V 50/60Hz 15A
外形寸法 幅483mm(19')×高さ178mm(7')×奥行432mm(17')
重量 31.8kg(70lbs)
                                         bgw1000-2g
ここに掲載された写真は、修理依頼者の機器を撮影した者です、その肖像権・版権・著作権等は、放棄しておりません。写真・記事を無断で商用利用・転載等することを、禁じます。
 Copyright(C) 2019 Amp Repair Studio All right reserved.