FM Acoustics FM801A 修理記録
平成18年6月23到着  12月30日完成
A. 修理前の状況
  • ほとんど使っていなかったのではと思うぐらいきれいな状態のFM801Aアンプなのですが 、
    基盤の真ん中あたりに黒くこげた跡があります。 音が出ません。
    電源ONで添付写真のように左インジケーターとDC OFFSETが 点灯した状態で、本体が熱くならない
    (冷却ファンも回っていない)ので アンプが稼動してない状態です。

B. 原因・現状
  • 多分、過大入力によるドライブTR(トランジスター)焼損

C. 修理状況
  • 電解コンデンサー交換
    ドライブTR(トランジスター)交換

D. 使用部品
  • オーディオ用電解コンデンサー             16個(ニチコン・ミューズ使用)
    ドライブTR(トランジスター)                4個
    フイルムコンデンサー                   13個
    抵抗     

E. 調整・測定

F. 修理費       100,000円  オーバーホール修理。

S. FM Acoustics FM801A の仕様(マニアル・カタログより)

A. 修理前の状況
A1A. 点検中 ケースを見る、艶消しの深みの有る黒色塗装
A1B. 点検中 後から見る
A2A. 点検中 上から見る
A2B. 点検中 終段TR(トランジスター)はモールド型
A3A. 点検中 SP接続端子 入力端子
A3B. 点検中 キャノン入力端子が有るのだから、これを使用したい、下記はそのケーブルの例
A4A. 点検中 冷却フアンの吸い込み口フイルター、気候が異なる性か、ボロボロ
A4B. 点検中 冷却フアンの吐き出し口フイルター、気候が異なる性か、ボロボロ
A4C. 点検中 冷却フアンの吐き出し口フイルター
C. 修理状況
C1A. 修理前 ドライブ基板
C1A1. 修理前 ドライブ基板、焼損部
C1B. 修理後 ドライブ基板
              抵抗3個、半固定VR6個、TR(トランジスター)4個、電解コンデンサー7個、フイルムコンデンサー12個交換
C1C. 修理前 ドライブ基板裏
C1D. 修理(半田補正)後 ドライブ基板裏
C1E. 完成ドライブ基板裏 洗浄後
C2. フロントパネルを外して修理中
C2A. 修理前 VUメータ(LED表示)基板
C2B. 修理後 VUメータ(LED表示) 電解コンデンサー9個交換
C2C. 修理前 VUメータ(LED表示)基板裏
C2C-1. 修理中 VUメータ(LED表示)基板裏、半田不良ヶ所
C2D. 修理(半田補正)後 VUメータ(LED表示)基板裏
C2E. 完成VUメータ(LED表示)基板裏 洗浄後
C3A. 修理前 LED表示基板2裏
C3B. 修理(半田補正)後 LED表示基板2裏
C3C. 完成LED表示基板2裏 洗浄後
C4A. 修理前 電源SWの雑音防止コンデンサー
C4B. 修理後 電源SWの雑音防止コンデンサー
C5. フロントパネル+側面パネルを外して修理中
C5A. 修理前 終段ブロック、上から見る
C5B. 修理後 終段ブロック、上から見る、全ての止めネジを増締めする
C5C. 修理前 終段ブロック、下から見る
C5D. 修理後 終段ブロック、下から見る、全ての止めネジを増締めする
C5E. 修理前 終段ブロック、横から見る
C5F. 修理後 終段ブロック、横から見る、全ての止めネジを増締めする
C6A. 修理前 R側終段基板
C6B. 修理(半田補正)後 R側終段基板
C6C. 完成R側終段基板 洗浄後
C6D. 修理前 L側終段基板
C6E. 修理(半田補正)後 L側終段基板
C6F. 完成L側終段基板 洗浄後
C7A. 修理前 SP接続リレー基板裏
C7B. 修理(半田補正)後 SP接続リレー基板裏
C7C. 修理前 SP接続リレー基板裏、横から見る
C7D. 修理(半田補正)後 SP接続リレー基板裏、横から見る
C8A. 修理前 SP接続端子裏
            写真紛失
C8B. 修理(半田補正)後 SP接続端子裏
C9A. 修理(半田補正)後 入力キャノンコネクター
C9B. 修理(半田補正)後 入力キャノンコネクター、念には念を入れアースを取る
CAA. 修理前  冷却フアンの吸い込み口フイルター
CAB. 修理後  冷却フアンの吸い込み口フイルター
C−BA.交換部品
C−BA.交換部品、熱で変色したフイルムコンデンサー
CCA. 修理前 上から
CCB. 修理後 上から
E. 測定・調整
E1. 出力・歪み率測定・調整
    <見方>
   下左オーディオ発振器より400HZ・1KHZの信号を出し(歪み率=約0.003%)これをAMPに入力し、SPからの出力を測定   下中オシロ=入力波形(オーディオ発振器のTTLレベル)
   下中右上=周波数計
   下中右上デジタル電圧計=SP出力電圧測定RLは切り替えて測定
   上左端電圧計=L側SP出力電圧測定、黒針のみ使用
   上中左歪み率計=SP出力の歪み率測定 左メータ=L出力、右メータ=R出力
   上中右=R側SP出力電圧測定、赤針のみ使用
   上右端オシロ=SP出力波形 上=R出力、下=L出力
E2A. R側、SP出力電圧44V=242W 歪み率0.03% at=1000HZ
E2B. R側、SP出力電圧46V=242W 歪み率0.03% at=400HZ
E3A. L側、SP出力電圧46V=242W 歪み率0.03% at=1000HZ
E3B. L側、SP出力電圧46V=242W 歪み率0.03% at=400HZ
E4A. その時のPEEK−LED表示
E5. 24時間エージング
E7. フアン吐き出し口に網を付ける
S. FM Acoustics FM801A の仕様(マニアルより)
型式 メインアンプ FM800A
出力(r.m.s、チャンネル当り) 2Ω=850W、4Ω=600W、 8Ω=400W
周波数特性(50W出力時) 5Hz〜300kHz -3dB
高調波歪率 0.5%以下(20Hz〜20kHz)
IM歪率(定格出力時) 0.25%以下(60:7kHz=4:1、Phono入力)
SN比 Phono=57dB
Tuner、Tape=75dB
ダンピングファクター 最大 800
入力感度 0.8V/4〜5kΩ
モード stereo、mono、null
消費電力 無音時=250W
30%出力時=700W
最大出力時=2500W
外形寸法 幅483×高さ110×奥行254mm
重量 29kg
                       fm801a-1n
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