Mission Electronics Cyrus 2台目修理記録
平成19年4月14到着  6月29日完成
A. 修理前の状況
  • 同アンプを数台所有しております。
    そのうちの1台ですが、 入力系のトラブルのようで、電源ON時にショートしてヒュー ズが飛んでしまいます。

B. 原因・現状
  • 終段TR(トランジスター)焼損。
    ドライブTR(トランジスター)焼損。
    入力RCA端子接触不良。

C. 修理状況
  • 終段TR(トランジスター)交換。
    ドライブTR(トランジスター)交換。
    1部電解コンデンサー交換。
    1部フイルムコンデンサー交換。
    入力RCA端子修理。
    配線手直し、補強。
    経年劣化による各部ハンダ補正。

D. 使用部品
  • 終段TR(トランジスター)            4個。
    ドライブTR(トランジスター)           4個。
    電解コンデンサー                32個。
    フイルムコンデンサー              2個。

E. 調整・測定

F. 修理費       98,000円  オーバーホール修理

S. Mission Electronics Cyrus の仕様(マニアル・カタログより)

A. 修理前の状況
A1. 点検中 上から見る
A2A. 点検中 CD入力RCA端子が不良
A2B. 点検中 RCA端子の足が基板に差し込んで無い!!
A3. 点検中 イギリス人のジョーク??
A3. 点検中 上ケース見る、1979年11月14日製
C. 修理状況
C1A. 修理前 基板
C1B. 修理中 基板、ジャンパー線を取る
C1C. 修理中 基板、頭の膨らみ掛けた電解コンデンサー
C1D. 修理後 基板、 終段TR(トランジスター)4個、TR(トランジスター)4個、電解コンデンサー30個交換
C2A. 修理前 基板裏
C2B. 修理(半田補正)後 基板裏、フイルムコンデンサー2個、電解コンデンサー2個追加
C2C. 完成基板裏、洗浄後
C3. 修理中 RCA端子の中電極の半田付け、殆どが折れているので、半田のみで接触しているので、弱い
                             太いケーブルは使用しない方が良い、又センター電極が2割になっているのが良い
C4. 交換部品
C6A. 修理前 上から
C6B. 修理後 上から
E. 測定・調整
E1. 出力・歪み率測定・調整
    <見方>
   下左オーディオ発振器より400HZ・1KHZの信号を出し(歪み率=約0.003%)これをAMPに入力し、SPからの出力を測定
   下中オシロ=入力波形(オーディオ発振器のTTLレベル)   下右上=周波数計
   上左端電圧計=L側SP出力電圧測定、黒針のみ使用
   上中左歪み率計=SP出力の歪み率測定 左メータ=L出力、右メータ=R出力
   上中右=R側SP出力電圧測定、赤針のみ使用
   上右端オシロ=SP出力波形 上=R出力、下=L出力
   下中右上デジタル電圧計=SP出力電圧測定RLは切り替えて測定
E2A. R−SP出力電圧20V=50W 歪み率0.02% at=1000HZ AUX入力
E2B. L−SP出力電圧20V=50W 歪み率0.02% at=1000HZ AUX入力
E2C. R−SP出力電圧20V=50W 歪み率0.02% at=400HZ AUX入力
E2D. L−SP出力電圧20V=50W 歪み率0.02% at=400HZ AUX入力
E3A. R−SP出力電圧20V=50W 歪み率0.02% at=1000HZ MM入力
E3B. L−SP出力電圧20V=50W 歪み率0.02% at=1000HZ MM入力
E3C. R−SP出力電圧20V=50W 歪み率0.02% at=400HZ MM入力
E3D. L−SP出力電圧20V=50W 歪み率0.02% at=400HZ MM入力
E4A. R−SP出力電圧20V=50W 歪み率0.02% at=1000HZ MM入力
E4B. L−SP出力電圧20V=50W 歪み率0.02% at=1000HZ MM入力
E4C. R−SP出力電圧20V=50W 歪み率0.02% at=400HZ MM入力
E4D. L−SP出力電圧20V=50W 歪み率0.02% at=400HZ MM入力
E5. 測定・調整中は上ケースが無いので、放熱のためフアンで強制空冷する。
E6. 完成、引き続き、24時間エージング中
S. Mission Electronics Cyrus の仕様(マニアル・カタログより)
実効出力(両ch駆動) 25W(8Ω)
40W(8Ω)
全高調波歪率 0.005%(8Ω、1kHz)
0.007%(4Ω、1kHz)
出力帯域幅(Line_Input) -3dB、1Hz〜50kHz
ダンピングファクター 100
スルーレイト 10
入力感度(1W-OutPut) Phono MM=400μV
Phono MC=40μV
Line=65mV
入力インピーダンス Phono=47kΩ
RCA=14kΩ
最大録音出力 11V(Tape-Out)
SN比(1W-OutPut) Phono MM =84dBA
Phono MC =67dBA
Line=86dBA
外形寸法 幅215×高さ85×奥行345mm
重量 4-5kg
                    cyrus22-t
ここに掲載された写真は、修理依頼者の機器を撮影した者です、その肖像権・版権・著作権等は、放棄しておりません。 写真・記事を無断で商用利用・転載等することを、禁じます。 Copyright(C) 2012 Amp Repair Studio All right reserved.