QUAD 606. 4台目修理記録 | ||||||||||||||||||||||||||||
平成28年4月5日到着 7月19日完成 | ||||||||||||||||||||||||||||
注意 このAMPはアースラインが浮いています AMPのシャーシにSPの線(アース側)や入力のRCAプラグのアース側も接続してはいけません RL−SPのアース線も接続(共通)してもいけません |
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A. 修理前の状況
T.修理前点検測定 B. 原因
F. 修理費 107,200円 オーバーホール修理。 S. QUAD 606 の仕様(マニアル・カタログより) |
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A. 修理前の状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。 A11. 点検中 前から見る。 |
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A12. 点検中 前右から見る | ||||||||||||||||||||||||||||
A13. 点検中 後から見る | ||||||||||||||||||||||||||||
A14. 点検中 後左から見る | ||||||||||||||||||||||||||||
A15. 点検中 上から見る | ||||||||||||||||||||||||||||
A21. 点検中 下前から見る | ||||||||||||||||||||||||||||
A22. 点検中 下前左から見る | ||||||||||||||||||||||||||||
A23. 点検中 下後から見る | ||||||||||||||||||||||||||||
A24. 点検中 下後右から見る | ||||||||||||||||||||||||||||
A25. 点検中 下から見る。 | ||||||||||||||||||||||||||||
A26. 点検中 輸入会社の商標。 | ||||||||||||||||||||||||||||
A41. 点検中 上カバーを取り、上から見る。 | ||||||||||||||||||||||||||||
A42. 点検中 ブロック電解コンデンサー。 | ||||||||||||||||||||||||||||
A51. 点検中 RCA端子。 WBT−0201に交換。 | ||||||||||||||||||||||||||||
A52. 点検中 WBT製RCA端子。 複雑な構造で「カチ」と差し込み感を与える。 | ||||||||||||||||||||||||||||
A53. 点検中 最近の「RCAプラグ」の中心電極は2割になっているので接触不良が起きにくい。 | ||||||||||||||||||||||||||||
A61. 点検中 SP端子。 WBT−0730PLに交換。 | ||||||||||||||||||||||||||||
A62. 点検中 SP端子、WBT製に交換、SP線は横方向から差し込むのが良い。 | ||||||||||||||||||||||||||||
A71. 点検中 下蓋の足。 減っていると、空気の対流が悪いので、交換したい(工賃込み1000円)。 | ||||||||||||||||||||||||||||
A81. 点検中 電解コンデンサーの比較。左=付いていた物15000μ/63V、左=交換する物22000μ/63V。 | ||||||||||||||||||||||||||||
T. 修理前点検測定。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。 T1. 出力・歪み率測定 「見方」。 上段中 右側SP出力を「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」により測定。 表示LED、 左端=メモリーNo、 中左=周波数測定、 中右=出力電圧測定、 右端=歪み率測定。 上段右端 VP−7723Bの基本波除去出力を「owon SDS8202(200MHZ)」で「FFT分析」表示。 下段中 左側SP出力を「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」により測定。 表示LED、 左端=メモリーNo、 中左=周波数測定、 中右=出力電圧測定、 右端=歪み率測定。 下段右端 VP−7723Bの基本波除去出力を「owon SDS6062(200MHZ)」で「FFT分析」表示。 下段左端 オーディオ発振器 VP−7201A より50Hz〜100kHzの信号を出し(歪み率=約0.003%)、ATT+分配器を通し、AMPに入力。 よって、ダイアル設定出力レベルより低くなります。測定機器の仕様や整備の様子はこちら、「VP−7723B」「VP−7201A」。 FFT画面の見方はこちら。 |
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T2. 1kHz入力、R側SP出力電圧32V=128W出力、 3.56%歪み。 L側SP出力電圧32V=128W出力、 4.07%歪み。 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。 |
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T3. 10kHz入力、R側SP出力電圧32V=128W出力、 2.16%歪み。 L側SP出力電圧32V=128W出力、 2.65%歪み。 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。 |
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T4. フルパワーなので、24V高速フアンが全回転でクーリング。 | ||||||||||||||||||||||||||||
C. 修理状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。 C1. 修理中 基板を外したシャーシ |
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C11. 修理前 R側AMP基板。 | ||||||||||||||||||||||||||||
C112. 修理中 R側AMP基板。 焼けたアース接続抵抗。 電源コードのアース線の回り込みで起こる。 | ||||||||||||||||||||||||||||
C12. 修理後 R側AMP基板。 電解コンデンサー3個、抵抗1個、OP−AMP交換 | ||||||||||||||||||||||||||||
C13. 修理中 AMP基板の取り付けネジ穴、 抵抗を移動し、ドライバーが貫通する様にする。 | ||||||||||||||||||||||||||||
C14. 修理前 R側AMP基板裏 | ||||||||||||||||||||||||||||
C15. 修理(半田補正)後 R側AMP基板裏 全半田やり直し | ||||||||||||||||||||||||||||
C16. 完成R側AMP基板裏 洗浄後防湿材を塗る | ||||||||||||||||||||||||||||
C21. 修理前 L側AMP基板 | ||||||||||||||||||||||||||||
C212. 修理中 L側AMP基板。 焼けたアース接続抵抗。 電源コードのアース線の回り込みで起こる。 | ||||||||||||||||||||||||||||
C22. 修理後 L側AMP基板。 電解コンデンサー3個、抵抗1個、OP−AMP交換 | ||||||||||||||||||||||||||||
C23. 修理中 AMP基板の取り付けネジ穴、 抵抗を移動し、ドライバーが貫通する様にする。 | ||||||||||||||||||||||||||||
C24. 修理前 L側AMP基板裏 | ||||||||||||||||||||||||||||
C25. 修理(半田補正)後 L側AMP基板裏 全半田やり直し | ||||||||||||||||||||||||||||
C26. 完成L側AMP基板裏 洗浄後防湿材を塗る | ||||||||||||||||||||||||||||
C31. 修理前 電源基板 | ||||||||||||||||||||||||||||
C32. 修理後 電源基板。 電解コンデンサー4個交換、フイルムコンデンサー4個追加。 | ||||||||||||||||||||||||||||
C33. 修理中 電源基板。 AMP基板への配線コネクター、熱収縮チューブで絶縁・補強する。 | ||||||||||||||||||||||||||||
C35. 修理前 電源基板裏 | ||||||||||||||||||||||||||||
C36. 修理(半田補正)後 電源基板裏。 | ||||||||||||||||||||||||||||
C37. 完成電源基板裏 洗浄後防湿材を塗る | ||||||||||||||||||||||||||||
C41. 修理中 電源基板裏のトランス押さえ鉄板。 錆の様なものが発生? | ||||||||||||||||||||||||||||
C42. 修理後 電源基板裏のトランス押さえ鉄板。 上下共、軽く塗装をする。 | ||||||||||||||||||||||||||||
C51. 修理前 端子パネル「SP出力端子・RCA入力端子」 | ||||||||||||||||||||||||||||
C52. 修理(交換)後 端子パネル「SP出力端子・RCA入力端子」 RCA端子をWBT2010交換、SP出力端子をWBT−0730PLに交換。 |
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C53. 修理前 端子パネル裏 | ||||||||||||||||||||||||||||
C54. 修理(交換)後 端子パネル裏 | ||||||||||||||||||||||||||||
C55. 修理中 入力ケーブル端末処理。 熱収縮チューブで絶縁・補強する。 | ||||||||||||||||||||||||||||
C61. 修理前 電源表示LED基板 | ||||||||||||||||||||||||||||
C62. 修理前 電源表示LED基板裏 | ||||||||||||||||||||||||||||
C63. 修理(半田補正)後 電源表示LED基板裏 | ||||||||||||||||||||||||||||
C64. 完成電源表示LED基板裏 洗浄後防湿材を塗る | ||||||||||||||||||||||||||||
C7. 修理(交換)後 下ケース足、 これで、空気の対流が良くなります | ||||||||||||||||||||||||||||
C8. 交換部品 | ||||||||||||||||||||||||||||
C91. 修理前 下から見る | ||||||||||||||||||||||||||||
C92. 修理後 下から見る | ||||||||||||||||||||||||||||
C93. 完成、 後から見る | ||||||||||||||||||||||||||||
E. 測定・調整。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。 E1. 出力・歪み率測定・調整 「見方」。 上段中 右側SP出力を「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」により測定。 表示LED、 左端=メモリーNo、 中左=周波数測定、 中右=出力電圧測定、 右端=歪み率測定。 上段右端 VP−7723Bの基本波除去出力を「owon SDS8202(200MHZ)」で「FFT分析」表示。 下段中 左側SP出力を「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」により測定。 表示LED、 左端=メモリーNo、 中左=周波数測定、 中右=出力電圧測定、 右端=歪み率測定。 下段右端 VP−7723Bの基本波除去出力を「owon SDS6062(200MHZ)」で「FFT分析」表示。 下段左端 オーディオ発振器 VP−7201A より50Hz〜100kHzの信号を出し(歪み率=約0.003%)、ATT+分配器を通し、AMPに入力。 よって、ダイアル設定出力レベルより低くなります。測定機器の仕様や整備の様子はこちら、「VP−7723B」「VP−7201A」。 FFT画面の見方はこちら。 |
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E21. 50Hz入力、R側SP出力電圧33V=136W出力、 0.0192%歪み。 L側SP出力電圧33V=136W出力、 0.0108%歪み。 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。 |
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E22. 100Hz入力、R側SP出力電圧33V=136W出力、 0.0095%歪み。 L側SP出力電圧33V=136W出力、 0.0098%歪み。 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。 |
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E23. 500Hz入力、R側SP出力電圧33V=136W出力、 0.0102歪み。 L側SP出力電圧33V=136W出力、 0.0113%歪み。 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。 |
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E24. 1kHz入力、R側SP出力電圧33V=136W出力、 0.0108%歪み。 L側SP出力電圧33V=136W出力、 0.0113%歪み。 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。 |
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E25. 5kHz入力、R側SP出力電圧34V=145W出力、 0.0216%歪み。 L側SP出力電圧34V=145W出力、 0.0216%歪み。 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。 |
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E26. 10kHz入力、R側SP出力電圧33V=136W出力、 0.0293%歪み。 L側SP出力電圧33V=136W出力、 0.0295%歪み。 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。 |
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E27. 20kHz入力、R側SP出力電圧33V=120W出力、 0.0254%歪み。 L側SP出力電圧33V=120W出力、 0.0264%歪み。 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=100kHz、右=500kHz。 |
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E28. 50kHz入力、R側SP出力電圧25V=78W出力、 0.0176%歪み。 L側SP出力電圧25V=78W出力、 0.0178%歪み。 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=100kHz、右=500kHz。 このAMPの特色で、全く落ちない! |
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E3. フルパワーなので、24V高速フアンが全回転でクーリング。 | ||||||||||||||||||||||||||||
E41. 24時間エージング中、 左=McIntosh MC2255. 5台目。 | ||||||||||||||||||||||||||||
S. QUAD 606 の仕様(マニアル・カタログより) | ||||||||||||||||||||||||||||
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qua606_41u | ||||||||||||||||||||||||||||
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