Marantz PA02修理記録
2021/5/12到着  7/20完成
A. 修理前の状況
  • フルオーバーホール修理依頼。


B. 症状、原因
  • 到着時、左側出力無。


C. 修理状況

D. 使用部品
  • 前段TR(トランジスター)   8個(hfeを揃えた選別品)。
    SP接続リレー          2個。
    電解コンデンサー        76個。
    フイルムコンデンサー      10個。
    SP接続端子WBT−0735  1組4個。
    3Pインレット FURUTECH NCF 1個。
    RCA端子、WBT−0201  1組。
    半固定VR           8個。
    リレー             5個。


E. 調整・測定

G. 修理費  170,000円       オ−バ−ホ−ル修理

Y. ユーザー宅の設置状況

S. Marantz PA02 の仕様(マニアルより)


A. 修理前の状況。画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
A11. 点検中 前から見る
A12. 点検中 前右から見る
A13. 点検中 後から見る
A14. 点検中 後左から見る
A15. 点検中 上から見る
A16. 点検中 上蓋を取り、上から見る
A21. 点検中 下前から見る
A22. 点検中 下前左から見る
A23. 点検中 下後から見る
A24. 点検中 下後右から見る
A25. 点検中 下から見る
A26. 点検中 下蓋を取り、下から見る
A31. 点検中 電源トランスブロック。
A41. 点検中 右側アンプブロック。
A42. 点検中 左側アンプブロック。
A43. 点検中 左側アンプブロック。 後発の同規格ニチコン製に交換可能。
A44. 点検中 左側アンプブロック。 後発の同規格ニチコン製に交換可能。
A51. 点検中 ドライブアンプ基板。
A61. 点検中 3Pインレット取付部。 アース端子は無。
A62. 点検中 3Pインレット取付部。ネジ止め高容量に交換、FURUTECH NCF使用。
           ネジ止めの場合増締めが必要なので、機種により使用可能。
A71. 点検中 入力RCA端子、XLRバランス入力端子。
A72. 点検中 入力RCA端子、XLRバランス入力端子。 WBT−0201に交換。 後発のNEUTRIC製品に交換可能。
A81. 点検中 SP端子。
A82. 点検中 SP端子。簡単に交換出来るはWBT−0735
A83. 点検中 SP端子。 左側WBT−0735、右はWBT−0730 、WBT−0730PLも使用可能。
A71. 点検中 ドライブTR(トランジスター)の測定・選別中。
C. 修理状況。画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
C11. 修理前 右側アンプブロック基板。
C112. 修理中 右側アンプブロック基板。 電解コンデンサー固定用の接着材。
C113. 修理中 右側アンプブロック基板。 電解コンデンサー固定用の接着材を取り除。
C12. 修理後 右側アンプブロック基板。 半固定VR2個、電解コンデンサー23個、リレー1個交換。
C13. 修理前 右側アンプブロック基板裏
C14. (半田補正)後 右側アンプブロック基板裏。全ての半田をやり修す。フイルムコンデンサー2個追加。
C15. 完成右側アンプブロック基板裏。 余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C21. 修理前 左側アンプブロック基板。
C213. 修理中 左側アンプブロック基板。 電解コンデンサー固定用の接着材。
C213. 修理中 左側アンプブロック基板。 電解コンデンサー固定用の接着材を取り除。
C22. 修理後 左側アンプブロック基板。 半固定VR2個、電解コンデンサー23個、リレー1個交換。
C23. 修理前 左側アンプブロック基板裏
C24. (半田補正)後 左側アンプブロック基板裏。全ての半田をやり修す。フイルムコンデンサー2個追加。
C25. 完成左側アンプブロック基板裏。 余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C31. 修理前 ドライブアンプ基板。
C312. 修理中 ドライブアンプ基板。 電解コンデンサー固定用の接着材。
C313. 修理中 ドライブアンプ基板。 電解コンデンサー固定用の接着材を取り除。
C32. 修理後 ドライブアンプ基板。 TR(トランジスター)8個、電解コンンサー20個、半固定VR4個交換。
C33. 修理前 ドライブアンプ基板裏。
C34. 修理(半田補正)後 ドライブアンプ基板裏。 全半田やり直す。フイルムコンデンサー6個追加。
C35. 完成ドライブアンプ基板裏。 不要なフラックスを取り、コート液を塗布。
C41. 修理前 フアン制御基板。
C412. 修理中 ドライブアンプブロック基板。 電解コンデンサー固定用の接着材。
C413. 修理中 フアン制御基板。 電解コンデンサー固定用の接着材を取り除。
C42. 修理後 フアン制御基板。 電解コンンサー10個。
C43. 修理前 フアン制御基板裏。
C44. 修理中 フアン制御基板裏。 半田不良予備郡。
C45. 完成フアン制御基板裏。  全半田やり直し、不要なフラックスを取り、コート液を塗布。
C51. 修理前 LED表示基板。
C52. 修理前 LED表示基板裏。
C53. 修理(半田補正)後 LED表示基板裏。 全半田やり直す。
C54. 完成LED表示基板裏。 不要なフラックスを取り、コート液を塗布。
C55. 金具に取付完成LED表示基板裏。
C61. 修理前 基板。
C62. 修理前 基板裏。
C63. 修理(半田補正)後 基板裏。 全半田やり直す。
C64. 完成基板裏。 不要なフラックスを取り、コート液を塗布。
C71. 修理前 入力端子基板。
C72. 修理後 入力端子基板。 リレー3個交換。
C73. 修理前 入力端子基板裏。
C74. 修理(半田補正)後 入力端子基板裏。 全半田やり直す。
C75. 完成入力端子基板裏。 不要なフラックスを取り、コート液を塗布。
C81. 修理前 左側温度感知TR(トランジスター)基板&サーミスター基板。
C82. 修理前 左側温度感知TR(トランジスター)基板裏&サーミスター基板裏。
C83. 修理(半田補正)後 左側温度感知TR(トランジスター)基板裏&サーミスター基板裏。 全半田やり直す。
C84. 完成左側温度感知TR(トランジスター)基板裏&サーミスター基板裏。 不要なフラックスを取り、コート液を塗布。
C91. 修理前 右側温度感知TR(トランジスター)基板&フアン接続基板。
C92. 修理前 右側温度感知TR(トランジスター)基板裏&フアン接続基板裏。
C93. 修理(半田補正)後 右側温度感知TR(トランジスター)基板裏&フアン接続基板裏。 全半田やり直す。
C94. 完成右側温度感知TR(トランジスター)基板裏&フアン接続基板裏。 不要なフラックスを取り、コート液を塗布。
CA1. 修理前 3Pインレット。アース端子無。
CA2. 修理(交換)後 3Pインレット。 FURUTECH NCF使用。
CA3. 修理前 3Pインレット裏配線。 
CA4. 修理(交換)後 3Pインレット裏配線。 アースも取付る。 
CB1. 修理前 入力RCA端子。
CB2. 修理(交換)後 入力RCA端子。 WBT−0201に交換。
CC1. 修理前 SP接続端子。 
CC2. 修理(交換)後 SP接続端子。
CD1. 修理中 冷却フアン取出、清掃。 
CD2. 修理中 冷却フアン取出、清掃。反対側。 
CD3. 修理(清掃)中 冷却フアン分解・清掃。 
CD4. 修理(清掃)中 冷却フアン・シロッコ分解・清掃。 
CD5. 修理(清掃)中 冷却フアン・シロッコ分解・清掃。 反対側。
CD6. 修理(清掃)後 冷却フアン・シロッコの埃。 
CD7. 修理(清掃)中 冷却フアン出口ジョイント。 
CD8. 修理(清掃)中 冷却ダクト右側出口。 
CD9. 修理(清掃)中 冷却ダクト左側出口。 
CDA. 前面パネルを外し空気取り入れ口清掃
CE1. 交換部品
CE2. 交換部品、3Pインレット。左=付いていた物、右=交換した物FURUTECH NCF
CF1. 修理前 上から見る 
CF2. 修理後 上から見る
CF3. 修理前 下から見る。
CF4. 修理後 下から見る。
E. 調整・測定。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
E0. 出力・歪み率測定・調整。
    「見方」。
   上段中 右側SP出力を「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」により測定。
         表示LED、 左端=メモリーNo、 中左=周波数測定、 中右=出力電圧測定、 右端=歪み率測定。
   上段右端 VP−7723Bの基本波除去出力を「owon SDS8202(200MHZ)」で「FFT分析」表示。
   下段中 左側SP出力を「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」により測定。
         表示LED、 左端=メモリーNo、 中左=周波数測定、 中右=出力電圧測定、 右端=歪み率測定。
   下段右端 VP−7723Bの基本波除去出力を「owon SDS6062(200MHZ)」で「FFT分析」表示。
   下段左端 オーディオ発振器 VP−7201A より50Hz〜100kHzの信号を出し(歪み率=約0.003%)、ATT+分配器を通し、AMPに入力。
          よって、ダイアル設定出力レベルより低くなります。測定機器の仕様や整備の様子はこちら、「VP−7723B」「VP−7201A」。 FFT画面の見方はこちら。
E1. 50Hz入力、R側SP出力電圧38V=180.5W出力、 0.0841%歪み。
              L側SP出力電圧38V=180.5W出力、 0.0811%歪み。
             「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。
E2. 100Hz入力、R側SP出力電圧38V=180.5W出力、 0.0764%歪み。
               L側SP出力電圧38V=180.5W出力、 0.0796%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。
E3. 500Hz入力、R側SP出力電圧38V=180.5W出力、 0.0702歪み。
               L側SP出力電圧38V=180.5W出力、 0.0746%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E4. 1kHz入力、R側SP出力電圧38V=180.5W出力、 0.0645%歪み。
              L側SP出力電圧38V=180.5W出力、 0.0751%歪み。
             「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E5. 5kHz入力、R側SP出力電圧38V=180.5W出力、 0.0541%歪み。
            L側SP出力電圧38V=180.5W出力、 0.0540%歪み。
             「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。
E6. 10kHz入力、R側SP出力電圧38V=180.5W出力、 0.0559%歪み。
              L側SP出力電圧38V=180.5W出力、 0.0560%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。
E7. 50kHz入力、R側SP出力電圧38V=180.5W出力、 0.0475%歪み。
               L側SP出力電圧38V=180.5W出力、 0.0486%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=125kHz、右=500kHz。
E8. 完成  24時間エージング、 右はYAMAHA C−6
Y. ユーザー宅の設置状況。画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
Y1. 設置状況.
S. Marantz PA02 の仕様(カタログ・マニアルより)
型式 ステレオパワーアンプ PA02
定格出力(20Hz〜20kHz、両ch同時動作) 180W+180W(8Ω負荷)
230W+230W(6Ω負荷)
300W+300W(4Ω負荷)
350W+350W(2Ω負荷)
700W(BTL使用時、6Ω)
全高調波歪率(20Hz〜20kHz、両ch駆動8Ω負荷) 0.07%以下
出力帯域幅(8Ω負荷90W) 10Hz〜120kHz
周波数特性 5Hz〜240kHz +0 -1dB
入力感度/インピーダンス 0dB(0.775V)/10kΩ
SN比(IHF-A,入力ショート) 120dB
電源電圧、周波数 AC100V,50Hz/60Hz
定格消費電力(電気用品取締法) 440W
外形寸法 幅486×高さ103×奥行420mm
重量 13.8kg
価格 275,000円(2001年発売)
             pa02_2v
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