Marantz PM−6a 修理記録
平成18年10月28日到着  月日完成
  • A. 修理前の状況
      
    マランツのアンプが故障しました。23年前に手に入れたpm-6aという機種で長年愛聴していました。メーカーに送ると電源部のケミカルコンデンサーが液漏れしているが、修理できないとのことでした。

  • B. 症状、原因
      電解コンデンサ−劣化

  • C. 修理状況
      電解コンデンサ−交換=オーディオ・コンデンサー(ミューズ)使用。
      配線手直し、補強。
      経年劣化による各部ハンダ補正。

  • D. 使用部品
      半固定VR            個
      電解コンデンサー         個
      メタライズドフイルムコンデンサー 個
     
     
     
     
  • F. 修理費   115,000円  オーバーホール修理。

  • S.Marantz PM−6a の仕様(マニアルより)
      
A. 修理前の状況
A−1. 点検中 元箱入り
A−2. 点検中 上から見る
A−3. 点検中 下から見る
A−4. 点検中  終段TR(トランジスター)の電源用ブロック電解コンデンサー液漏れ
A−5. 点検中 底板の終段TR(トランジスター)の電源用ブロック電解コンデンサー液漏れ跡
A−6. 点検中  SP接続端子
C. 修理状況
C−1A. 修理前  R側終段基板
C−1B.修理後  R側終段基板  電解コンンサー10個、半固定VR2個交換
C−1C.修理前 R側終段基板裏
C−1D.修理(半田補正)後  R側終段基板裏 全半田やり直す
C−1E.R側終段基板裏完成 普通の所の修理は、上記で終わり。 不要なフラックスを取り、清掃後
C−1F.修理前 R側終段TR(トランジスター)基盤          
C−1G.修理(半田補正)後 R側終段TR(トランジスター)基盤 全半田やり直す
C−1H.R側終段TR(トランジスター)基盤完成 普通の所の修理は、上記で終わり。 不要なフラックスを取り、清掃後
C−1I.完成 R側AMP 放熱を良くするため清掃する、ネジは全て増締めする、結構締まる
C−2A. 修理前  L側終段基板
C−2B.修理後  L側終段基板   電解コンンサー10個、半固定VR2個交換
C−2C.修理前  L側終段基板裏
C−2C-1−1.修理中 L側終段基板裏、半田不良予備軍
C−2C-1−2.修理中 L側終段基板裏、半田不良予備軍2
C−2D.修理(半田補正)後  L側終段基板裏 全半田やり直す
C−2E.L側終段基板裏完成 普通の所の修理は、上記で終わり。 不要なフラックスを取り、清掃後
C−2F.修理前 L側終段TR(トランジスター)基盤
C−2G.修理(半田補正)後 L側終段TR(トランジスター)基盤 全半田やり直す
C−2H.L側終段TR(トランジスター)基盤完成 普通の所の修理は、上記で終わり。 不要なフラックスを取り、清掃後
C−2I.完成 L側AMP 放熱を良くするため清掃する、ネジは全て増締めする、結構締まる
C−3A.前面パネル裏修理中、接着材を流し込んでおく
C−3B.修理中 パネル清掃前
C−3C.修理中 パネル清掃後、タバコのヤニが甘くアルマイトの色に深みを与えているのでこの程度の洗浄で十分
C−3D.修理中 パネル取手清掃中、タバコのヤニが甘くアルマイトの色に深みを与えているのでこの程度の洗浄で十分
C−4.前面パネル裏修理中
C−7.後パネルを取り修理中 
C−AA.修理前 電源突入電流抑制回路
C−AB.修理後  電源突入電流抑制回路 電解コンンサー1個交換
C−C.交換部品
C−DA.修理前 上から見る 
C−DB.修理後 上から見る
E.調整・測定
E−1.出力・歪み率測定・調整
    <見方>
     上左オーデオ発振器より400HZ・1KHZの信号を出す(歪み率=約0.003%)
     下中=入力波形(オーデオ発振器のTTLレベル) 下右=周波数計
     上左=SP出力の歪み率測定 左メ−タ−=L出力、右メ−タ−=R出力
     上中=SP出力電圧測定器、赤針=R出力、黒針=L出力
     上右=SP出力波形オシロ 上=R出力、下=L出力(出力電圧測定器の出力)
E−2A.R−SP出力=43V=231W出力 0.03%歪み 1000HZ入力
E−2B.R−SP出力=43V=231W出力 0.02%歪み 400HZ入力
E−3A.L−SP出力=43V=231W出力 0.03%歪み 1000HZ入力
E−3B.L−SP出力=43V=231W出力 0.03%歪み 400HZ入力
E−4A.VUメーター校正
E−4B.オーバーロード点灯確認
E−5.完成 引き続き24時間エージング
S. Marantz PM−6a の仕様(カタログ・マニアルより)
型式 ステレオプリメインアンプ PM−6a
定格出力(20Hz〜20kHz) 120W+120W(8Ω)
全高調波歪率(20Hz〜20kHz) 0.015%以下(定格出力時)
混変調歪率(60Hz:7kHz=4:1) 0.015%以下(定格出力時)
周波数特性 5Hz〜100kHz +0 -2dB
RIAA偏差 20Hz〜20kHz ±0.2dB
SN比(IHF-A) Phono MM:86dB
Phono MC:68dB
Tape、Tuner、AUX:110dB
定格消費電力 350W
外形寸法 幅416x高さ146x奥行332mm
重量 16.0kg
別売 ウッドキャビネット WC-77N(¥12,500)
価格 ¥160,000(1981年頃)
                      pm5a-5
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