ONKYO Integra A755nU/100. 2台目修理記録
平成16年4月8日到着 4月26日修理完了
A. 修理前の状況
  •  25年以上前のものですが ONKYOのインテグラシリーズです
     
B. 原因
  • 経年変化による劣化
  • 電解コンデンサー劣化
C. 修理状況
  • 初段TR(トランジスター)交換
    RLバイアス/バランスVR交換
    電解コンデンサー交換(オーデオコンデンサー使用)
D.使用部品
  • 初段TR(トランジスター)                  2個
    バイアス/バランス半固定VR              4個
    電解コンデンサー                      31個
E.調整・測定


F. 修理費   68,000円  

S. ONKYO Integra A755nU/100 の仕様(マニアル・カタログより)

A. 修理前の状況
A1. 修理前点検中 上から見る、非常に綺麗です
C. 修理状況
C1. 修理中 この当時は未だ人件費が安く、高いコネクターを使用していないので、ご覧の様に作業性が悪。 
C1A. 修理前 Rドライブ基板
C1B. 修理後 Rドライブ基板 TR(トランジスター)2個、バランス・バイアス調整用半固定VR2個、電解コンデンサー3個交換
C1C. 修理前 Rドライブ基板裏
C1D. 修理(半田補正)後 Rドライブ基板裏 不要なフラックスを取り清掃後
C2A. 修理前 Lドライブ基板
C2B. 修理後 Lドライブ基板 TR(トランジスター)2個、バランス・バイアス調整用半固定VR2個、電解コンデンサー3個交換
C2C. 修理前 Lドライブ基板裏
C2D. 修理(半田補正)後 Lドライブ基板裏  不要なフラックスを取り清掃後
C3A. 修理前 電源基盤
C3C. 修理前 電源基盤裏
C3D. 修理(半田補正)後 電源基盤裏 不要なフラックスを取り清掃後
C4A. 修理前 EQ基板
C4B. 修理後 EQ基板
C4C. 修理後 EQ基板裏
C4D. 修理(半田補正)後 EQ基板裏 不要なフラックスを取り清掃後
C5A. 修理前 定電圧基板
C5B. 修理後 定電圧基板
C5C. 修理前 定電圧基板裏
C5D. 修理(半田補正)後 定電圧基板裏 不要なフラックスを取り清掃後
C6A. 修理前 コントロール基板
C6B. 修理後 コントロール基板
C6C. 修理前 コントロール基板裏
C6D. 修理(半田補正)後  コントロール基板裏 不要なフラックスを取り清掃後
C7A. 修理前 テープコントロール基板
C7B. 修理前 テープコントロール基板裏
C7C. 修理(半田補正)後  テープコントロール基板裏 不要なフラックスを取り清掃後
C8A. 修理中 抵抗を配置した、性能の良いVRですが、カシメて有るので分解出来ず。
C8B. 修理中 組み付けが悪く、配線を噛んでいた。
C9A. 修理中 止めネジが片方のみしか無い
C9B. 修理後 止めネジを倍にする
C9C. パネル清掃
C9D. ツマミ清掃
CA. 追加した電解コンデンサー
CB. 交換した部品
CCA. 修理前 下から見る
CCB. 修理後 上から見る
E. 調整・測定
E1. 出力/歪み率測定・調整
    <見方>
     上左オーディオ発振器より400HZ・1KHZの信号を出す(歪み率=約0.003%)
     下中=入力波形(オーディオ発振器のTTLレベル) 下右=周波数計
     上左=SP出力の歪み率測定 左メ−タ−=L出力、右メ−タ−=R出力
     上中=SP出力電圧測定器、赤針=R出力、黒針=L出力
     上右=SP出力波形オシロ 上=R出力、下=L出力(出力電圧測定器の出力)
E2A. SP出力 20V=50W 歪み率=0.05% AUX入力 1000HZ
E2B. SP出力 20V=50W 歪み率=0.05% AUX入力 400HZ
E3A. SP出力 20V=50W 歪み率=0.04% MM入力 1000HZ
E3B. SP出力 20V=50W 歪み率=0.05% MM入力 400HZ
E4A. SP出力 20V=50W 歪み率=0.05% MC入力 1000HZ
E4B. SP出力 20V=50W 歪み率=0.05% MC入力 400HZ
E3. 完成  24時間エージング
S. ONKYO Integra A755nU/100 の仕様(マニアル・カタログより)
型式 プリメインアンプ Integra A755nU/100
パワーアンプ部
定格出力(両ch駆動)
1kHz= 50W+50W(8Ω)
55W+55W(4Ω)
20Hz〜20kHz= 45W+45W(8Ω)
ダイナミックパワー(1kHz、8Ω) 160W
全高調波歪率(1kHz) 0.05%以下(定格出力時)
0.03%以下(10W出力時)
0.03%以下(0.5W出力時)
混変調歪率(SMPTE、70Hz:7kHz=4:1) 0.05%以下(定格出力時)
パワーバンドウィズ(IHF -3dB、THD 0.3%) 10Hz〜100kHz
SN比(IHF Aネットワーク、入力シャント) 110dB以上
ダンピングファクター(DC〜20kHz) 8Ω=60
4Ω=30
負荷インピーダンス 4Ω〜16Ω
入力インピーダンス(10Hz〜50kHz) 100kΩ
利得 26dB
定格入力電圧(Main-In) 1V
入出力極性 同相
出力端子 Speaker=A、B、A+B切換
ヘッドホンジャック
プリアンプ部
入力感度/インピーダンス Phono1=1.2mV、2.4mV、4.8mV/50kΩ
Phono2=1.2mV、2.4mV、4.8mV/50kΩ
Tuner、AUX1、2、Tape Play1、2=100mV/50kΩ
全高調波歪率(1V、1kHz) 0.03%以下
混変調歪率(1V、SMPTE、70Hz:7kHz=4:1) 0.05%以下
RIAA偏差(Phono1、2、30Hz〜15kHz) ±0.5dB以下
Phono最大許容入力(1kHz/10kHz(RMS)) 250mV/1100mV(感度2.4mV、THD 0.1%)
S/N(IHF Aネットワーク) Phono1、2=75dB以上
Tuner、AUX1、2、Tape Play1、2=90dB以上
出力電圧 Pre Out(100kΩ負荷時)=定格1V、最大4V
Tape Rec1、2=定格100mV
出力インピーダンス Pre Out=2.7kΩ
Tape Rec1、2=12kΩ
トーンコントロール Treble(ターンオーバ2kHz時)=±10dB(10kHz)
Bass(ターンオーバ400Hz時)=±10dB(100Hz)
ターンオーバー周波数 Treble=2kHz、8kHz、Defeat
Bass=400Hz、125Hz、Defeat
ラウドネス(ボリューム-30dB時) +5dB(70Hz)
フィルタ High-Filter=5kHz、20kHz、6dB/oct
Low-Filter=10Hz、30Hz、6dB/oct.
ミューティング -20dB
入出力極性 EQ Amp=同相
Tone+Buffer Amp=同相
トランジェントキラー動作 SW-On時=約4秒
SW-Off時=0.5秒より開始
総 合
使用半導体 トランジスタ=37個
ダイオード=29個
電源 AC100V、50Hz/60Hz
AC出力 Switched=2系統、200VA
Unswitched=1系統、200VA
消費電力 電気用品取締法規格=130W
最大消費電力=350W
外形寸法 幅467x高さ161x奥行384mm
重量 12.8kg
価格 ¥69,800(1975年発売)
                       a755n2219
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