Pioneer M−5. 2台修理記録
平成14年4月23日到着   5月11日完成
  1.  修理前の状況
    オーバーホール修理
    点検で終段電流出力TRが「チンチン」と成る

  2.  原因
    半固定VRの接触不良

  3.  修理状況
    終段TR関係半固定VR交換
    バイアス/バランス/VUメーター調整。
    1部配線手直し=改良

  4.  使用部品/2台分
    半固定VR               10個
    抵抗                   4個
    FET(電界トランジスター)       2個
    コンデンサー              2個

        
  5.  修理費   60,000円/2台分
      
  6.  Pioneer M−5 の仕様(マニアル・カタログより)

1. M−5の終段電流出力回路配線図、バイアス回路に経年変化への配慮無し
  バイアス回路は R46(=220Ω)+VR4(=1KΩ) で決まる、即ち220Ω〜1220Ωである
  VR4(=1KΩ)が接触不良になると1220Ωとなり終段TRは「チンチン」と成る
2. 変更バイアス回路
  VR4 1KΩが接触不良に成も358Ω
3. 熱のため割れたコンデンサー
4. 終段電流出力基板修理完了、
  半固定VR5個、フイルムコンデンサー、抵抗交換
5. 終段電流出力基板の半田不良寸前の所、終段TR(トランジスター)のエミッター
6. 終段電流出力基板の半田不良寸前の所、拡大
7. 終段電流出力基板の半田不良寸前の所、拡大
8. 終段電流出力基板の半田補正完成
9. 下=終段電圧出力基板、
   上=フラットAMPの半田補正完成
10. 圧着端子の半田流し込み、左2個=未処理
11. 圧着端子の半田流し込み
12. 出力/歪み率測定・調整
13. SP出力電圧=40V=200W出力 0.06%歪み 1000HZ。
14. SP出力電圧=40V=200W出力 0.06%歪み 400HZ。
15. SP出力電圧=50V=300W出力 0.2%歪み 1000HZ。
16. SP出力電圧=50V=300W出力 0.2%歪み 400HZ。
17. 本体VUメーター調整、300W
18. 完成、上から見る。
19.   完成、下から見る。
20. デコラを接着している所
21. 24時間エージング
S.Pioneer M−5 の仕様(マニアル・カタログより)
型式 モノラルパワーアンプ M−5
実効出力 300W(20Hz〜20kHz,8Ω,THD0.05%)
入力感度 1V
入力インピーダンス 50kΩ
パワー表示 ピークレベルメーター
外形寸法 468W×203H×410Dmm
重量 25.6kg
消費電力 250W(電気用品取締法による)
回路方式 差動2段、PPドライブ、2段ダーリントン、クォドルプルPP
純コンプリメンタリーOCL(A級動作)
価格 ¥430,000(1982年頃)
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