Pioneer M−90. 2台目修理記録
平成14年12月5日到着   2月27日完成
A. 修理前の状況
  1. CDダイレクトでインプットレベルのツマミの数字が56で普通に部屋で聴ける音量です(メーター表示出来ない)
    インプットレベルのツマミの数字が40から上でメーター表示出来る(音量は、かなりうるさい)
  2. パワーランプが点灯しない。
  3. スピーカーB端子のL側から時々音が出ない

B. 原因
   各部の劣化

C. 修理状況
  SP接続リレー交換
  電源切替リレー交換
  入力切替リレー交換
  初段FET(電解トランジスター)交換
  基板半田補正
  ラッピングのハンダ処理
  A−1.の大型を除く全電解コンデンサー交換(オーディオ・コンデンサー使用)

D. 使用部品
  SP接続リレー                          2個
  電源切替リレー                         2個
  入力切替リレー                         2個
  初段FET(電解トランジスター)                2個
  電解コンデンサー(オーディオ・コンデンサー使用)   50個

E. 調整・測定

F. 修理費   95,000円   <<オーバーホール修理>>

S. Pioneer M−90 の仕様(マニアル・カタログより)

A. 修理前の状況
A−1. 修理前 上から見る
A−2. 修理前 下から見る
C. 修理状況
C−1A. 交換するSP接続リレー 左=接点容量7Aの古い物、 右=接点容量10Aの新しい物(電圧異なる)
C−1B. 修理前 SP接続リレー基板
C−1C. 修理後 SP接続リレー基板 ラッピングに半田を浸み込ませる リレー2個交換
C−1D. 修理前 SP接続リレー基板裏
C−1E. 修理(半田補正)後 SP接続リレー基板裏   全ての半田をやり修す ラッピングに半田を浸み込ませる
C−2A. 修理前 電源フューズ基板
C−2B. 修理後 電源フューズ基板 ラッピングに半田を浸み込ませる
C−2C. 修理前 電源フューズ基板裏
C−2D. 修理(半田補正)後 電源フューズ基板裏   全ての半田をやり修す
C−3A. 使用する入力切り替えリレー 左=古い物、 右=新しい物
C−3B. 修理前 RCA入力基板
C−3C. 修理後 RCA入力基板 ラッピングに半田を浸み込ませる リレー2個 電解コンデンサー2個交換
C−3D. 修理前 RCA入力基板裏
C−3E. 修理前 RCA入力基板裏 半田不良ヶ所
C−3F. 修理前 RCA入力基板裏 半田不良ヶ所
C−3G. 修理後(半田補正) RCA入力基板裏   全ての半田をやり修す
C−4A. 修理前 L側終段AMP基盤
C−5B. 修理後 L側基板 初段FET、電解コンデンサー全部交換
C−5C. 修理前 L側基板裏
C−5D. 修理前 L側 AMP基盤の半田不良
C−5E. 修理(半田補正)後 L側基板裏    全ての半田をやり修す
C−5F. 修理前 R側 終段AMP基盤 電解コンデンサーのビニールが熱でかなり剥けています=C−4A左上と比較
C−5G. 修理後 R側基板 初段FET、電解コンデンサー全部交換
C−5H. 修理後 R側基板 ラッピングは全てハンダを流し込む
C−5I. 修理前 R側基板裏
C−5J. 修理(半田補正)後 R側基板裏    全ての半田をやり修す
C−5K. LED表示基盤取り外し修理中 作業性は最低
C−6A. 修理前 LED表示基盤
C−6B. 修理前 LED表示基盤
C−6C. 修理後 LED表示基盤  電解コンデンサー全部交換 ランプ交換
C−6D. 修理前 LED表示基盤裏
C−6E. 修理前 LED表示基盤裏 半田不良
C−6F. 修理前 LED表示基盤裏 半田不良
C−6G. 修理(半田補正)後 LED表示基盤裏   全ての半田をやり修す
C−7A. 修理中 電源基盤 ラッピングに半田を浸み込ませる 左=処理済み 右=未処理
C−7B. 修理中  電源基盤 上記のリレー2個の接点 接点だけでなく全体に焼けているのが解る
                   これを接点復活材を使用したり、研磨してもダメ
C−7C. 修理後  電源基盤 上記のリレー2個も交換
C−7D. 修理中 電源基盤裏 ハンダ補正 左=補正後 右=補正前
C−7E. 修理前 電源基盤の半田不良
C−7F. 修理中 電源基盤裏 ダイオードのハンダ補正 左=補正後 右=補正前
C−7G. 修理(半田補正)後 電源基盤裏
C−8A. 修理前  SW基盤裏
C−8B. 修理(半田補正)後  SW基盤裏
C−9A. 修理(半田補正)後  電源トランスラッピング
C−9B. 修理(半田補正)後  終段TR(トランジスター)基盤 右
C−9C. 修理(半田補正)後  終段TR(トランジスター)基盤 左
C−10A. 修理後 上から見る
C−10B. 修理後 下から見る
C−11. 交換部品
E. 調整・測定
E−1A. 右SP出力=32V=128W 0.08%歪み 1000HZ
E−1B. 右SP出力=32V=128W 0.08%歪み 400HZ
E−2A. 左SP出力=32V=128W 0.08%歪み 1000HZ.
E−2B. 左SP出力=32V=128W 0.08%歪み 400HZ
E−3A. その時の本体LED出力表示
E−3B. SP出力=5V=3W 本体LED出力表示
E−4. 完成、24時間エージング
S.Pioneer M−90 の仕様(マニアル・カタログより)
型式 ステレオパワーアンプ M−90
定格出力
(20Hz〜20kHz、両ch駆動)
200W+200W(4Ω)
200W+200W(8Ω)
高調波歪率(20Hz〜20kHz) 0.003%(8Ω、定格出力時)
混変調歪率(50Hz:7kHz=4:1) 0.002%(20Hz〜20kHz、200W、8Ω)
入力感度/インピーダンス Control Amp In、CD Direct、Line、Direct:1V/50kΩ
出力端子 CD/Line Direct Out、Speaker A、B、Headphone
周波数特性 20Hz〜20kHz +0 -0.1dB
SN比 125dB(IHF、ショートサーキット・Aネットワーク)
電源電圧 AC100V、50Hz/60Hz
消費電力 410W
外形寸法 幅457x高さ154x奥行430mm
重量 20.9kg
価格 ¥200,000(1986年発売)
                  m-90-21m
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