Pioneer M−75 修理記録
 平成13年11月
A. 修理前の状況
  プロテクトが働き、解除しない。

B. 原因
  終段TR(トランジスター)の劣化

C. 修理状況
  調整用 半固定VR交換
  終段TR(トランジスター)交換
  TR(トランジスター)、FET(電界トランジスター)交換、
  FET(電界トランジスター) 交換
  配線手直し、補強

D. 使用部品
  終段TR(トランジスター)                8個
  バランス、バイアス調整用 半固定VR       8個
  TR(トランジスター)                   4個
  FET(電界トランジスター)               2個

E. 修理費  74,500円   通常修理。

S. Pioneer M−75 の仕様(マニアル・カタログより)

1. 上蓋を開け、清掃後
2. ドライブ基板 終段TR(トランジスター)は150W×4個/片側
3. 修理後のドライブ基盤、終段TR(トランジスター)は180Wの物を使用
4. 出力測定/調整
5. 終段TR(トランジスター)が元気で、軽く180W/8Ω
6. このAMPには出力制限回路が装備 設計を尊重し180W/8Ωで規定する。
  山がへこんでいるのは、制限を掛けた為。
7. 安全のため、フアンで冷却しながら、調整。
8. 完成
9. 24時間エージング
S.Pioneer M−75 の仕様(マニアル・カタログより)
型式 ステレオパワーアンプ M−75
回路方式 初段差動カレントミラー負荷3段ダーリントンパラレルプッシュプル
純コンプリメンタリーOCL回路(DCアンプ構成)
実効出力
(両ch駆動、20Hz〜20kHz)
180W+180W(4Ω)
150W+150W(8Ω)
高調波歪率
(20Hz〜20kHz、8Ω)
実効出力時=0.01%
75W出力時=0.01%
1W出力時=0.01%
混変調歪率
(50Hz:7kHz=4:1、8Ω)
実効出力時=0.01%
75W出力時=0.005%
1W出力時=0.005%
出力帯域幅(IHF、両ch駆動) 5Hz〜35kHz(歪率0.01%)
5Hz〜60kHz(歪率0.05%)
周波数特性 5Hz〜100kHz +0 -1dB(1W出力時)
入力端子 Input=1V/50kΩ
出力端子 A・B=4Ω〜16Ω
A+B=8Ω〜16Ω
ダンピングファクター 100(20Hz〜20kHz、8Ω)
SN比 115dB(IHF、Aネットワーク、ショートサーキット)
使用半導体 IC=2個
トランジスタ=61個
ダイオード、他=65個
電源電圧 100V、50Hz/60Hz
消費電力(電気用品取締法) 330W
最大消費電力 900W
ACアウトレット 非連動=1系統
外形寸法 幅480x高さ187x奥行445mm
重量 24.5kg
EIA規格ラック取付ユニット 4U
価格 ¥135,000(1980年頃)
                       m-75-9
ここに掲載された写真は、修理依頼者の機器を撮影した者です、その肖像権・版権・著作権等は、放棄しておりません。  写真・記事を無断で商用利用・転載等することを、禁じます。
Copyright(C) 2022 Amp Repair Studio All right reserved.