SONY TA−1150 修理記録 |
平成16年8月1日持込 8月26日完成 |
A. 修理前の状況
B. 原因
- 終段TR(トランジスター)短絡の為、フューズが断線。
C. 修理状況
- 終段TR(トランジスター)交換。
初段・中段TR(トランジスター)交換。
バイアス・バランスVR交換。
電解コンデンサー交換(オーディオコンデンサー使用)。
D. 使用部品
- 終段TR(トランジスター) 8個。
TR(トランジスター) 6個。
バイアス・バランス半固定VR 2個。
電解コンデンサー 34個。
フイルムコンデンサー 8個。
E. 調整・測定
F. 修理費 79,000円
S. Sony TA−1150 の仕様(マニアル・カタログより)
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A. 修理前の状況
A1. 修理前点検中 下から見る |
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A2. 修理前点検中 前から見る |
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C. 修理状況
C1A. 修理前 メインAMP基板 |
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C1B. 修理後 メインAMP基板 |
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C1C. 修理前 メインAMP基板裏 |
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C1D. 修理(半田補正)後 メインAMP基板裏 半田を全部やり直す |
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C1E. 完成 メインAMP基板 洗浄後 |
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C2A. 修理前 終段TR(トランジスター) |
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C2B. 修理後 終段TR(トランジスター) TR(トランジスター)8個交換 |
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C2C. 修理前 ドライブ基板 |
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C2D. 修理後 ドライブ基板。 バイアス調整用半固定2VR、TR(トランジスター)6個、
電解コンデンサー12個、フイルムコンデンサー2個交換。 |
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C2E. 修理前 ドライブ基板裏 |
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C2F. 修理(半田補正)後 ドライブ基板裏 半田を全部やり直す |
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C2G. 完成 ドライブ基板裏 洗浄後 |
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C3A. 修理前 プリAMP基盤 |
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C3B. 修理後 プリAMP基盤 電解コンデンサー15個、フイルムコンデンサー4個交換 |
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C3C. 修理前 プリAMP基板裏 |
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C3D. 修理(半田補正)後 プリAMP基板裏 半田を全部やり直す |
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C3E. 完成 プリAMP基板裏 洗浄後 |
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C4A. 修理前 EQ−AMP&SW基板 |
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C4B. 修理後 EQ−AMP&SW基板 電解コンデンサー7個、フイルムコンデンサー2個交換交換 |
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C4C. 修理前 EQ−AMP&SW基板裏 |
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C4D. 修理(半田補正)後 EQ−AMP&SW基板裏 半田を全部やり直す |
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C4E. 完成 EQ−AMP&SW基板裏 洗浄後 |
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C5A. 修理前 電源 電解コンデンサー |
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C5B. 修理後 電源 電解コンデンサー |
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C6. パネル・ツマミ清掃 |
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C7. 交換した部品 |
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C8A. 修理前 上から見る |
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C8B. 修理後 上から見る |
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E. 調整・測定
E1. 出力/歪み率測定・調整
<見方>
上左オーディオ発振器より400HZ・1KHZの信号を出す(歪み率=約0.003%)
下中=入力波形(オーディオ発振器のTTLレベル) 下右=周波数計
上左=SP出力の歪み率測定 左メータ=L出力、右メータ=R出力
上中=SP出力電圧測定器、赤針=R出力、黒針=L出力
上右=SP出力波形オシロ 上=R出力、下=L出力(出力電圧測定器の出力) |
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E2A. SP出力16V=32W出力 0.08%歪み AUX入力 1000HZ |
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E2B. SP出力16V=32W出力 0.09%歪み AUX入力 400HZ |
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E3A. SP出力16V=32W出力 0.08%歪み MM入力 1000HZ |
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E3B. SP出力16V=32W出力 0.08%歪み MM入力 400HZ |
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E4. 完成 24時間エージング |
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S. Sony TA−1150 の仕様(マニアル・カタログより) |
型式 |
オールシリコントランジスタ・ステレオプリメインアンプ |
回路方式 |
パワーアンプ
- ダイレクトカップリング・ピュアコンプリメンタリー、 シンメトリーSEPP回路
プリアンプ
- モノシリックICによるイコライザー回路およびNFB型、 トーンコントロール回路
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パワーアンプ部 |
出力 |
ダイナミックパワー(IHF定電圧供給法) 150W(4Ω),100W(8Ω)
実効出力
1kHz 片チャンネル:55W(4Ω),40W(8Ω)
1kHz 両チャンネル:40W+40W(4Ω)、 35W+35W(8Ω)
20Hz〜20kHz 両チャンネル:30W+30W(8Ω) |
出力帯域特性 |
8Hz〜35kHz(8Ω、IHF) |
高調波歪率 |
0.2%以下(定格出力時)
0.1%以下(1W出力時) |
混変調歪率
(60Hz:7kHz=4:1) |
0.2%以下(定格出力時)
0.1%以下(1W出力時) |
周波数特性 |
12Hz〜150kHz、+0 -2dB(1W出力時) |
入力感度/インピーダンス |
Power Amp Input:0.8V/50kΩ(定格出力時) |
出力端子 |
Speaker:2系統
Headphone:負荷インピーダンス8Ω以上
Center Channel Out:0.8V/680Ω |
ダンピングファクター |
100以上(1kHz、8Ω) |
S/N比 |
110dB以上(クローズドサーキット、IHF、Aネットワーク使用) |
残留雑音 |
0.05μW以下(IHF、Aネットワーク使用、8Ω) |
プリアンプ部 |
入力感度/インピーダンス |
Phono1、2:2mV/47kΩ
Tuner、AUX1、2、Tape1、2、Rec/PB(入力部):140mV/50kΩ |
最大許容入力 |
Phono1、2:70mV |
出力レベル/インピーダンス |
Pre Amp Output=0.8V/2.7kΩ
Rec Out1、2=140mV/10kΩ
Rec/PB(出力部)=24mV/82kΩ |
高調波歪率 |
0.1%以下(1kHz、定格出力時) |
混変調歪率 |
0.1%以下(定格出力時、60Hz:7kHz=4:1) |
周波数特性 |
Phono1、2=RIAAカーブ±1dB
Tuner、AUX1、2、Tape1、2、Rec/PB(入力部)=15Hz〜80kHz、±2dB |
ラウドネスコントロール
(Volume -30dB) |
50Hz=+10dB
10kHz=+3dB |
トーンコントロール |
BASS(低音)
- ターンオーバー周波数250Hz: 50Hz±10dB
ターンオーバー周波数500Hz:100Hz±10dB
TREBLE(高音)
- ターンオーバー周波数 5kHz:20kHz±10dB
ターンオーバー周波数2.5kHz:10kHz±10dB
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フィルター |
Low Filter=100Hz以下、6dB/oct
High Filter=5kHz以上、6dB/oct |
S/N比 |
Phono1、2=70dB以上(入力2mV、Bネットワーク)
Tuner、AUX1、2、Tape1、2、Rec/PB(入力部)=
90dB以上(入力140mV、Aネットワーク) |
<総合> |
使用半導体 |
トランジスタ=33
ダイオード=4 |
電源 |
AC100V、50Hz/60Hz |
電源コンセント |
電源スイッチと連動×2、計200W
電源スイッチと比連動×1、300W |
消費電力 |
120W |
外形寸法 |
幅400×高さ149×奥行316mm |
重量 |
8.3kg |
付属 |
ショートプラグ×2 |
価格 |
49,800円/1973年 |
別売 |
ウォールナット仕上げ木製ケース TAC-IN(\3,000) |
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ta1150-y |
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