Technics SU−V10 修理記録
平成17年11月30日到着   平成18年1月15日完成
A. 修理前の状況
  •  左右から音が出たり出なかったり、バランス良くありません。
     ヘッドホンも聞こえない、オペレーションSW作動しない。
B. 原因
  • 経年変化による劣化
C. 修理状況
  • SP接続リレ−交換。
    初段IC交換。
    RLバイアス/バランスVR交換。
    大型を除く全電解コンデンサー交換(オーディオコンデンサー使用)。
    電源コード手直し。

D.使用部品
  •  SP接続リレー交換         2個。
    初段IC                 2個。
    バイアス/バランス半固定VR   6個。
    電解コンデンサー          91個。


E. 調整・測定


F. 修理費    100,000円  

S. Technics SU−V10 の仕様(カタログ・マニアルより)

A. 修理前の点検状況
A1. 点検中 上から見る
A2. 点検中 シールドを取り上から見る
A3. 点検中 下から見る
A4. 点検中 終段TR(トランジスター)への配線は銅版!!
A5. 点検中 SP接続端子
A6. 点検中 コードに力が加わり、心線が切れて熱を持ち、よれよれしてる
C. 修理状況
C1A. 修理前 R_POWER_AMP基板
C1B. 修理後 R_POWER_AMP基板 バランス/バイアス調整用半固定VR2個、電解コンデンサー3個交換
C1C. 修理前 R_POWER_AMP基板裏
C1C1. 修理前 R_POWER_AMP基板裏、ハンダ不良ケ所1
C1C2. 修理前 R_POWER_AMP基板裏、ハンダ不良ケ所2
C1D. 修理(半田補正)後 R_POWER_AMP基板裏 電解コンデンサー2個交換
C1E. 完成R_POWER_AMP基板裏 洗浄後
C2A. 修理前 L_POWER_AMP基板
C2B. 修理後 L_POWER_AMP基板 バランス/バイアス調整用半固定VR2個、電解コンデンサー3個交換
C2C. 修理前 L_POWER_AMP基板裏
C2C1. 修理前 L_POWER_AMP基板裏、ハンダ不良ケ所1
C2C2. 修理前 L_POWER_AMP基板裏、ハンダ不良ケ所2
C2C3. 修理前 L_POWER_AMP基板裏、ハンダ不良ケ所3
C2D. 修理(半田補正)後 L_POWER_AMP基板裏 電解コンデンサー2個交換
C2E. 完成L_POWER_AMP基板裏 洗浄後
C3A. 修理前 整流基板
C3B. 修理後 整流基板 電解コンデンサー5個交換
C3C. 修理前 整流基板裏
C3D. 修理(半田補正)後 整流基板裏
C3E. 完成整流基板裏 洗浄後
C4A. 修理前 SP保護基板
C4B. 修理後 SP保護基板 電解コンデンサー4個、SP接続リレー2個交換
C4C. 修理前 SP保護基板裏
C4D. 修理(半田補正)後 SP保護基板裏
C4E. 完成SP保護基板裏 洗浄後
C5A. 修理前 ドライブAMP基板
C5A1. 修理中 ドライブAMP基板、左右で耐圧の異なる電解コンデンサーが使用されている!
C5B. 修理後 ドライブAMP基板 半固定VR2個、電解コンデンサー38個交換
C5C. 修理前 ドライブAMP基板裏
C5D. 修理(半田補正)後 ドライブAMP基板裏
C5E. 完成ドライブAMP基板裏 洗浄後
C6. 修理中 横パネルを取り、EQ_AMP基板を修理中 コネクターを使用していないので修理は大変
C6A. 修理前 EQ_AMP基板
C6B. 修理後 EQ_AMP基板 電解コンデンサー24個交換
C6C. 修理前 EQ_AMP基板裏
C6D. 修理(半田補正)後 EQ_AMP基板裏
C6E. 完成EQ_AMP基板裏 洗浄後
C7A. 修理前 PHONO_RCA端子基板、プリ・メイン切替SW基板裏、PRE_OUT・MAIN_IN_RCA端子基板裏
C7B. 修理(半田補正)後 PHONO_RCA端子基板、プリ・メイン切替SW基板裏、PRE_OUT・MAIN_IN_RCA端子基板裏
                   電解コンデンサー3個交換
C7C. 完成PHONO_RCA端子基板、プリ・メイン切替SW基板裏、PRE_OUT・MAIN_IN_RCA端子基板裏 洗浄後
C8. 修理中 前パネルを取り修理中 コネクターを使用していないので修理は大変
C8A. 修理前 TONE基板
C8A. 修理後 TONE基板 電解コンデンサー10個交換、ラッピングにハンダを染み込ます
C8C. 修理前 TONE基板裏
C8D. 修理(半田補正)後 TONE基板裏
C8E. 完成TONE基板裏 洗浄後
C9A. 修理前 バランスVR基板
C9B. 修理後 バランスVR基板 ラッピングにハンダを染み込ます
C9C. 修理前 バランスVR基板裏
C9D. 修理(半田補正)後 バランスVR基板裏
C9E. 完成バランスVR基板裏 洗浄後
CAA. 修理前 メインVR基板
CAB. 修理後 メインVR基板 電解コンデンサー1個交換
CAC. 修理前 メインVR基板裏
CAD. 修理(半田補正)後 メインVR基板裏 SW7とSW5は接点研磨・洗浄する
CAE. 完成メインVR基板裏 洗浄後
CBA. 修理前 入力プロテクト基板 同型が無いので、交換せず、接点研磨・洗浄のみ
                      設計が良く、異常入力時アースする回路なので、影響少ない
CBC. 修理前 入力プロテクト裏
CBD. 修理(半田補正)後 入力プロテクト基板裏
CBE. 完成入力プロテクト基板裏 洗浄後
CCC. 修理前 SP切替SW基板裏、ホーンジャック基板裏
CCD. 修理(半田補正)後 SP切替SW基板裏、ホーンジャック基板裏
CCE. 完成SP切替SW基板裏、ホーンジャック基板裏 洗浄後
CDA. 修理前 電源コ−ド入り口 コードに力が加わり、心線が切れて熱を持ち、よれよれしてる
CDB. 修理後 電源コード入り口 10Cmほど詰める
CEA. パネル清掃
CEB. 交換した部品
CEC. 交換した部品、液漏れして緑青を吹いている電解コンデンサー
CFA. 修理前 上から見る
CFB. 修理後 上から見る
CFC. 修理前 下から見る
CFD. 修理後 下から見る
E. 調整・測定
E1. 出力/歪み率測定・調整
    <見方>
     下左オーディオ発振器より400HZ・1KHZの信号を出す(歪み率=約0.003%)
     下中=入力波形(オーディオ発振器のTTLレベル) 下右=周波数計
     上左=SP出力の歪み率測定 左メータ=L出力、右メータ=R出力
     上中=SP出力電圧測定器、赤針=R出力、黒針=L出力
     上右=SP出力波形オシロ 上=R出力、下=L出力(出力電圧測定器の出力)
E2A. R側SP出力31V=120W出力 0.02%歪み 1000HZ AUX入力
E2B. L側SP出力31V=120W出力 0.02%歪み 1000HZ AUX入力
E2C. R側SP出力31V=120W出力 0.02%歪み 400HZ AUX入力
E2D. L側SP出力31V=120W出力 0.02%歪み 400HZ AUX入力
E3A. R側SP出力31V=120W出力 0.02%歪み 1000HZ MM(PHNO2)入力
E3B. L側SP出力31V=120W出力 0.03%歪み 1000HZ MM(PHNO2)入力
E3C. R側SP出力31V=120W出力 0.02%歪み 400HZ MM(PHNO2)入力
E3D. L側SP出力31V=120W出力 0.03%歪み 400HZ MM(PHNO2)入力
E4A. R側SP出力31V=120W出力 0.02%歪み 1000HZ MM(PHNO1)入力
E4B. L側SP出力31V=120W出力 0.03%歪み 1000HZ MM(PHNO1)入力
E4C. R側SP出力31V=120W出力 0.03%歪み 400HZ MM(PHNO1)入力
E4D. L側SP出力31V=120W出力 0.03%歪み 400HZ MM(PHNO1)入力
E5A. R側SP出力31V=120W出力 0.03%歪み 1000HZ MC(PHNO1)入力
E5B. L側SP出力31V=120W出力 0.03%歪み 1000HZ MC(PHNO1)入力
E5C. R側SP出力31V=120W出力 0.03%歪み 400HZ MC(PHNO1)入力
E5D. L側SP出力31V=120W出力 0.03%歪み 400HZ MC(PHNO1)入力
E6. 完成  24時間エージング
S. Technics SU−V10 の仕様(カタログ・マニアルより) 
型式 インテグレーテッドDCアンプ  SU−V10
実効出力 160W+160W(4Ω、20Hz〜20kHz、0.007%)
120W+120W(8Ω、20Hz〜20kHz、0.003%)
120W+120W(8Ω、1kHz、0.0003%)
出力帯域幅(THD 0.01%) 5Hz〜100kHz
TIM スペアナにて測定不能
周波数特性 straight DC:DC〜20kHz +0 -0.1dB
        DC〜200kHz +0 -3dB
via tone:2Hz〜150kHz +0 -3dB
SN比(IHF,98A) straight DC:110dB
残留ノイズ 300μV
ダンピングファクター 100(8Ω)
負荷インピーダンス Main or Remote:4Ω〜16Ω
Main + Remote:8Ω〜16Ω
入力感度/インピーダンス Phono1、2 MM:2.5mV/47kΩ
Phono1 MC:100μV/47Ω
Tuner、Aux、Tape:200mV/47kΩ
Main in:1V/18kΩ
Phono最大許容入力(1kHz、RMS) Phono MM:250mV
Phono MC:10mV
プリ部全高調波歪率(20Hz〜20kHz) Phono MM → Rec out:0.0015%(5V output時)
Phono MC → Rec out:0.005%(5V output時)
Tuner、Aux → Pre out(via tone):0.005%(1V output時)
Phono SN比(IHF-A) Phono MM:90dB
Phono MC(250μV):80dB
Phono MC(100μV):72dB
Phono周波数特性 20Hz〜20kHz、RIAA標準カーブ ±0.15dB
トーンコントロール Bass:±7.5dB(50Hz、ターンオーバー500Hz)
Treble:±7.5dB(20kHz、ターンオーバー2kHz)
ターンオーバー周波数 Bass:125Hz、250Hz、500Hz
Treble:2kHz、4kHz、8kHz
フィルター EQ subsonic:20Hz、-12dB/oct
high:7kHz、-6dB/oct
ラウドネスコントロール +7dB(100Hz、Volume -30dB)
ミューティング -20dB
出力電圧 Pre out(定格):1V
Pre out(最大):7V
Rec out:200mV
電源 AC100V、50Hz/60Hz
消費電力 300W
外形寸法 幅471x高さ172x奥行420mm
重量 23.0kg
価格 ¥198,000(1979年頃)
                           su-v10-2j
ここに掲載された写真は、修理依頼者の機器を撮影した者です、その肖像権・版権・著作権等は、放棄しておりません。写真・記事を無断で商用利用・転載等することを、禁じます。
 Copyright(C) 2023 Amp Repair Studio All right reserved.