YAMAHA A2000修理記録
2021/10/8持込  2023/12/9完成 
注意 このAMPはシャーシにSPの線(アース側)を接続してはいけません。
    RL−SPのアース線も接続(共通)してもいけません。
    又、DC(directconnection)入力が可能ですが、絶対に使用しないこと=ここ参照
A. 修理前の状況
  • オーバーホール修理をお願いします。
    当方のA2000は、今から4年前に、長野駅前のハードオフにて入手したものです。
    外観の状態はこれ以上ないくらい良く、長い間良品を探していた中で、よい買い物が でき、使用時はデスク用扇風機で送風しながら大切に使っております。 (長野駅前のハードオフ は、何故かよいコンディションのオーディオが多いです) そんな中、1年ほど前から少しずつ不具合が出てきまして、いよいよ修理しなければ ならない状況になってきました。
    • 電源スイッチオンしてからの流れで不具合を記載いたします。
    • 電源スイッチオンで、プロテクトが1分以上解除されない 。
       ※丸1日以上スイッチを入れないと上記症状が出ます。
    • 電源スイッチオンの後、ボツボツ、ブツブツと、ボリュームに関係なく音が出る。
       ※毎回発生する症状です、数分すると症状がおさまる場合が多い 。
       工房注記=これは初段から中段までのTR(トランジスター)やFET(電界効果トランジスター)の劣化です。
              耳では平均値で聴くので、音量が小さくても尖塔値が高く、終段素子を劣化させます。
    • ボリュームにガリがある。
       ※特に小音量の部分でガリが出ます。
    • 左チャンネルの音がビビる、割れる症状あり。
       ※症状が出る時出ない時あるのですが、最近は7〜8割の確率で発生。
       ※ここにきて、特に酷くなってきました。
    • 左右のチャンネルの音がこもってしまう。
       ※スピーカーに原因ありかとも思ったのですが、左右とも音がこもるのでアンプに問題があると感じました。
    • その他、FILTER、TURNOVER、RICHNESS、PHONOイコライザーがしっかり動作しているのか、専門家にチェックいただきたい 。
       ※特に不具合はないのですが、確認可能であればお願いしたく存じます。

    当方、主にレコードを聴くのですが、学生時代に使っていたA750も然り、この時代 のYAMAHAのプリメインアンプの音は、レコード本来のガッツのある音が出るので、 自分は、音楽を聴き続けられる限りこのアンプを使い続けたいと考えております。


T. 修理前点検測定

B. 原因・現状
  • 各部、経年劣化。


C. 修理状況

D. 使用部品
  • 電解コンデンサー          40個。
    フイルムコンデンサー       12個。
    半固定VR              6個。
    リレー                 2個。
    複合FET(Field Effect Transistor)   2個。
    SP接続端子WBT−0702  1組4個。
    3Pインレット            1個、FURUTECH FI-10(R) ロジウムメッキ
    テフロン絶縁RCA端子   11組22個。
    複合TR(トランジスター)    2個。
    TR(トランジスター)       8個
    終段TR(トランジスター)  2組8個。


E. 調整・測定

. 修理費    267,300円    オーバーホール修理。

Y. ユーザー宅の設置状況

S. YAMAHA A2000 の仕様(カタログ、マニアルより)

A. 修理前の状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
A11. 点検中 前から見る
A12. 点検中 サブパネル開け、下前から見る。
A13. 点検中 前右から見る
A14. 点検中 後から見る
A15. 点検中 後左から見る
A16. 点検中 上から見る
A17. 点検中 上下蓋、左右測板を取り、上から見る。
A18. 点検中 上下蓋、左右測板を取り、清掃後、上から見る。
A19. 点検中 上下蓋、左右測板を取り、清掃後、シールドを取り、上から見る。
A21. 点検中 下前から見る
A22. 点検中 サブパネル開け、下前から見る。
A23. 点検中 下前左から見る
A24. 点検中 下後から見る
A25. 点検中 下後右から見る
A26. 点検中 下から見る。
A27. 点検中 上下蓋を取り、下から見る。
A31. 点検中 入出力RCA端子。
A32. 点検中 入出力RCA端子。 テフロン絶縁RCA端子に交換可能。 WBT−0201は定価で工賃込み。
A33. 点検中 交換するテフロン絶縁製RCA端子。 中心電極は円筒状で4つ割方式。
A34. 点検中 WBT製RCA端子WBT−0201。 さらに複雑な構造で「カチ」と差し込み感を与える。
A35. 点検中 最近の「RCAプラグ」の中心電極は2割になっているので接触不良が起きにくい。
A41. 点検中 SP接続端子。
A42. 点検中 SP接続基板取り出し。
A43. 点検中 SP接続基板取り出し、上から見る。基板とSP接続端子の間が狭い、下の方が空きがある。
A44. SP接続端子。SP接続端子。取り付け穴が大きく、後ろに基板ある。WBT製品に交換可能。
        WBT−0702 に交換。
A45. SP接続端子。SP接続端子。取り付け穴が大きく、後ろに基板ある。WBT製品に交換可能。
        WBT−0702 に交換、線通し穴は横。
A51. 点検中 電源コード。
A52. 点検中 電源コードを取り、3Pインレットに交換可能、右側不可。  FURUTECH FI-10(R) ロジウムメッキ使用。
A61. 点検中 左右で終段TR(トランジスター)のメーカーが異なる。
 上写真=R側サンケン製、 下写真=L側東芝製。
A62. 点検中 終段TR(トランジスター)の交換、後発の製品を在庫品から選別使用。 
T. 測定・調整。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
T. 出力・歪み率測定・調整
    「見方」。
   上段中 右側SP出力を「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」により測定。
         表示LED、 左端=メモリーNo、 中左=周波数測定、 中右=出力電圧測定、 右端=歪み率測定。
   上段右端 VP−7723Bの基本波除去出力を「owon SDS8202(200MHZ)」で「FFT分析」表示。
   下段中 左側SP出力を「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」により測定。
         表示LED、 左端=メモリーNo、 中左=周波数測定、 中右=出力電圧測定、 右端=歪み率測定。
   下段右端 VP−7723Bの基本波除去出力を「owon SDS6062(200MHZ)」で「FFT分析」表示。
   下段左端 オーディオ発振器 VP−7201A より50Hz〜100kHzの信号を出し(歪み率=約0.003%)、ATT+分配器を通し、AMPに入力。
          よって、ダイアル設定出力レベルより低くなります。測定機器の仕様や整備の様子はこちら、「VP−7723B」「VP−7201A」。 FFT画面の見方はこちら。
T0. デジタルオシロ RIGOL MSO5204による右側SP出力のFFT解析..まだ研究模索中。
T1. AUX_1kHz入力、R側SP出力電圧20V=50W出力、 1.026%歪み。
                L側SP出力電圧22V=60.5W出力、 0.0613%歪み。
               「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
T2. AUX_1kHz入力、R側SP出力電圧22V=60.5W出力、 1.104%歪み。
                L側SP出力電圧23V=66W出力、 0.954%歪み...発振が始まる。
               「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
T3. AUX_10kHz入力、R側SP出力電圧24V=72W出力、 1.46%歪み。
                 L側SP出力電圧25V=78W出力、 0.0688%歪み。
                「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。
T4. AUX_10kHz入力、R側SP出力電圧29V=105W出力、 1.51%歪み。
                 L側SP出力電圧30V=112.5W出力、 1.074%歪み...発振が始まる。
                「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。
T5. MM_1kHz入力、R側SP出力電圧20V=50W出力、 0.515%歪み。
                L側SP出力電圧22V=60.5W出力、 1.075%歪み。
               「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
T6. MM_10kHz入力、R側SP出力電圧6V=4.5W出力、 10%歪み。
                 L側SP出力電圧5V=3.125W出力、 32.9%歪み。
                「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。
C. 修理状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
C0. 修理中 前後パネル、左右パネル、基板を外した所。 
C11. 修理前 R側終段ブロック。 終段TR(トランジスター)はサンケン製。
C12. 修理後 R側終段ブロック。 
C13. 修理後 R側終段ブロック。 終段TR(トランジスター)交換、熱伝導の良いテフロンシートに交換する。
C21. 修理中 R側アンプ基板。
C212. 修理後 R側アンプ基板。 トルエン溶媒の接着剤。
C213. 修理後 R側アンプ基板。 トルエン溶媒の接着剤を取り去り、コート液を塗布後。
C22. 修理後 R側アンプ基板。 終段TR(トランジスター)4個、半固定VR3個、電解コンデンサー10個、複合FET(Field Effect Transistor)1個、複合TR(トランジスター)1個交換。
C23. 修理前 R側アンプ基板裏 
C24. 修理(半田補正)後 R側アンプ基板裏。 全半田やり直しする。
C25. 完成R側アンプ基板裏。 洗浄後、コート液を塗る。
C26. 修理中 R側アンプ基板。 +側ブロック電解コンデンサー測定、32200μF、ESR=0.03Ω。
C27. 修理中 R側アンプ基板。 −側ブロック電解コンデンサー測定、32220μF、ESR=0.04Ω。
C31. 修理前 L側終段ブロック。 終段TR(トランジスター)は東芝製。
C32. 修理前 L側終段ブロック。 
C33. 修理後 L側終段ブロック。 終段TR(トランジスター)交換、熱伝導の良いテフロンシートに交換する。
C41. 修理前 L側アンプ基板
C412. 修理中 L側アンプ基板。 トルエン溶媒の接着剤。
C413. 修理後 L側アンプ基板。 トルエン溶媒の接着剤を取り去り、コート液を塗布後。
C42. 修理後 L側アンプ基板。 終段TR(トランジスター)4個、半固定VR3個、電解コンデンサー10個、複合FET(Field Effect Transistor)1個、複合TR(トランジスター)1個交換。
C43. 修理前 L側アンプ基板裏 
C44. 修理(半田補正)後 L側アンプ基板裏。 全半田やり直しする。
C45. 完成L側アンプ基板裏。 洗浄後、コート液を塗る。
C46. 修理中 L側アンプ基板。 +側ブロック電解コンデンサー測定、32200μF、ESR=0.03Ω。
C47. 修理中 L側アンプ基板。 −側ブロック電解コンデンサー測定、32940μF、ESR=0.04Ω。
C51. 修理前 EQ基板、コネクター使用が無く直ずけ。
C52. 修理中 EQ基板、取り外し後。
C53. 修理中 EQ基板  トルエン溶媒の接着剤。
C54. 修理後 EQ基板  トルエン溶媒の接着剤を取り去り、ジャンパー線を交換後、コート液を塗布後。
C55. 修理中 EQ基板  トルエン溶媒の接着剤2。
C56. 修理後 EQ基板  トルエン溶媒の接着剤2を取り去り、ジャンパー線を交換後、コート液を塗布後。
C57. 修理後 EQ基板  電解コンデンサー18個交換。
C58. 修理前 EQ基板裏
C59. 修理(半田補正)後 EQ基板裏。 全半田やり直しする。セラミックコンデンサー6個追加。
C5A. 完成EQ基板裏。 洗浄後、コート液を塗る。
C61. 修理前 入出力RCA端子。
C62. 修理(交換)後 入出力RCA端子。 6個の遊び(不要)ビス穴はビスで埋める。
C71. 修理前 SP接続基板。
C72. 修理後 SP接続基板。リレー2個、電解コンデンサー8個交換。
C73. 修理前 SP接続基板裏。
C74. 修理(半田補正)後 SP接続基板裏。 全半田やり直しする。
C75. 完成SP接続基板裏。 洗浄後、コート液を塗る。
C81. 修理前 SP接続端子
C82. 修理後 SP接続端子。 WBT−0702 に交換、線通し穴は横。
C91. 修理前 電源コード取付け部。
C92. 修理(交換)後 3Pインレット取り付け。  FURUTECH FI-10(R) ロジウムメッキ使用。
C93. 修理(交換)後 3Pインレット裏配線。 アースはしっかり取付る。
CA0. 修理中 前パネル+前シャーシを取り修理中。
CA1. 修理前 メインVR基板。
CA2. 修理前 メインVR基板裏。 半田不良予備郡多数。
CA3. 修理(半田補正)後 メインVR基板裏。 全半田やり直しする。
CA4. 完成メインVR基板裏。 洗浄後、コート液を塗る。
CB1. 修理前 入力選択SW基板。
CB2. 修理前 入力選択SW基板裏。
CB3. 修理(半田補正)後 入力選択SW基板裏。 全半田やり直しする。
                  写真紛失ん
CB4. 完成入力選択SW基板裏。 洗浄後、コート液を塗る。
CC1. 修理前 入力選択表示LED基板。
CC3. 修理前 入力選択表示LED基板裏。
CC4. 修理(半田補正)後 入力選択表示LED基板裏。 全半田やり直しする。
CC5. 完成入力選択表示LED基板裏。 洗浄後、コート液を塗る。
CD1. 修理前 MUTING−SW基板。
CD2. 修理前 MUTING−SW基板裏。SWの足に半田不良予備郡が多い。
CD3. 修理(半田補正)後 MUTING−SW基板裏。 全半田やり直しする。
CD4. 完成MUTING−SW基板裏。 洗浄後、コート液を塗る。
CE1. 修理前 PHONO−SW基板。
CE2. 修理前 PHONO−SW基板裏。
CE3. 修理(半田補正)後 PHONO−SW基板裏。 全半田やり直しする。
CE4. 完成PHONO−SW基板裏。 洗浄後、コート液を塗る。
CF1. 修理前 PHONO選択表示LED基板。
CF3. 修理前 PHONO選択表示LED基板裏。
CF4. 修理(半田補正)後 PHONO選択表示LED基板裏。 全半田やり直しする。
CF5. 完成PHONO選択表示LED基板裏。 洗浄後、コート液を塗る。
CG1. 修理前 TONE & FLAT アンプ基板。
CG12. 修理中 TONE & FLAT アンプ基板。 トルエン溶媒の接着剤。
CG13. 修理後 TONE & FLAT アンプ基板。 トルエン溶媒の接着剤を取り去り、ジャンパー線を交換後、コート液を塗布後。
CG2. 修理後 TONE & FLAT アンプ基板。 電解コンデンサー4個交換。
CG3. 修理前 TONE & FLAT アンプ基板裏。
CG4. 修理(半田補正)後 TONE & FLAT アンプ基板裏。全半田やり直しする。セラミックコンデンサー2個追加。
CG5. 完成基板TONE & FLAT アンプ裏。 洗浄後、コート液を塗る。
CG6. 修理前 アース基板。
CG7. 修理前 アース基板裏。
CG8. 修理前 アース基板裏。 全半田やり直しする。
CG9. 完成アース基板裏。 洗浄後、コート液を塗る。
CGA. 修理前 アース基板取り付け。
CGB. 修理後 アース基板取り付け。 電導の良いメッキビスに交換。
CH1. 修理前 RICHNESS & DIRECT SW基板。
CH2. 修理後 RICHNESS & DIRECT SW基板。 電解コンデンサー4個交換。
CH3. 修理前 RICHNESS & DIRECT SW基板裏。
CH4. 修理(半田補正)後 RICHNESS & DIRECT SW基板裏。 全半田やり直しする。
CH5. 完成RICHNESS & DIRECT SW基板裏。 洗浄後、コート液を塗る。
CI1. 修理前 SPEAKER & COUPLER SW基板。
CI2. 修理前 SPEAKER & COUPLER SW基板裏。
CI3. 修理(半田補正)後 SPEAKER & COUPLER SW基板裏。 全半田やり直しする。
CI4. 完成SPEAKER & COUPLER SW基板裏。 洗浄後、コート液を塗る。
CJ1. 修理前 RICHNESS & POWER 表示LED基板。
CJ2. 修理前 POWER & RICHNESS表示LED基板裏。
CBJ3. 修理(半田補正)後 POWER & RICHNESS表示LED基板裏。 全半田やり直しする。
CJ4. 完成POWER & RICHNESS表示LED基板裏。 洗浄後、コート液を塗る。
CK1. 修理前 ヘッドホーンジャック基板。
CK2. 修理前 ヘッドホーンジャック基板裏。 上の列半田不良予備郡。
CK3. 修理(半田補正)後 ヘッドホーンジャック基板裏。 全半田やり直しする。
CK4. 完成ヘッドホーンジャック基板裏。 洗浄後、コート液を塗る。
CL1. 修理前 整流基板。
CL2. 修理中 整流基板。ラッピング。
CL3. 修理後 整流基板。ラッピング、ハンダを染み込ませる。
CL4. 修理前 整流基板裏。
CL5. 修理(半田補正)後 整流基板裏。 全半田やり直しする。
CL6. 完成整流基板裏。 洗浄後、コート液を塗る。
CM1. 修理前 右ブロック電解コンデンサー下基板。
CM2. 修理(半田補正)後 右ブロック電解コンデンサー下基板。 全半田やり直しする。フイルムコンデンサー2個追加。
CM3. 完成右ブロック電解コンデンサー下基板。 洗浄後、コート液を塗る。
CM4. 修理前 左ブロック電解コンデンサー下基板。
CM5. 修理(半田補正)後 左ブロック電解コンデンサー下基板。 全半田やり直しする。フイルムコンデンサー2個追加。
CM6. 完成左ブロック電解コンデンサー下基板。 洗浄後、コート液を塗る。
CN1. 修理前 ヒューズ基板
CN2. 修理中 ヒューズ基板。プロのタレハンダ。
CN3. 修理中 ヒューズ基板ラッピング。
CN4. 修理中 ヒューズ基板ラッピング。ハンダを染み込ませる。
CN5. 修理前 ヒューズ基板裏。
CN6. 修理(半田補正)後 ヒューズ基板裏。 全半田やり直しする。
CN7. 完成ヒューズ基板裏。 洗浄後、コート液を塗る。
CO1. 交換部品
CO2. 交換部品、SP接続リレー比較。 左=付いていた接点容量7Aのリレー、8Ω出力だと392W定格
                          右=交換する接点容量10Aのリレー、8Ω出力だと800W定格
CP1. 修理前 上から見る
CP2. 修理後 上から見る
CP3. 修理前 下から見る
CP4. 修理後 下から見る
CP5. 修理前 後ろから見る。
CP6. 修理後 後ろから見る。
E. 測定・調整。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
E0. 出力・歪み率測定・調整
    「見方」。
   上段中 右側SP出力を「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」により測定。
         表示LED、 左端=メモリーNo、 中左=周波数測定、 中右=出力電圧測定、 右端=歪み率測定。
   上段右端 VP−7723Bの基本波除去出力を「owon SDS8202(200MHZ)」で「FFT分析」表示。
   下段中 左側SP出力を「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」により測定。
         表示LED、 左端=メモリーNo、 中左=周波数測定、 中右=出力電圧測定、 右端=歪み率測定。
   下段右端 VP−7723Bの基本波除去出力を「owon SDS6062(200MHZ)」で「FFT分析」表示。
   下段左端 オーディオ発振器 VP−7201A より50Hz〜100kHzの信号を出し(歪み率=約0.003%)、ATT+分配器を通し、AMPに入力。
          よって、ダイアル設定出力レベルより低なります。測定機器の仕様や整備の様子はこちら、「VP−7723B」「VP−7201A」。 FFT画面の見方はこちら。
E11. AUX_50Hz入力、R側SP出力電圧33V=136W、 0.00194%歪み。
                 L側SP出力電圧33V=136W、 0.00194%歪み。
                 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。
E12. AUX_100Hz入力、R側SP出力電圧33V=136W出力、 0.00301%歪み。
                   L側SP出力電圧33V=136W出力、 0.00313%歪み。
                  「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。
E13. AUX_500Hz入力、R側SP出力電圧33V=136W出力、 0.00572%歪み。
                   L側SP出力電圧33V=136W出力、 0.00585%歪み。
                  「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E14. AUX_1kHz入力、R側SP出力電圧33V=136W出力、 0.00919%歪み。
                  L側SP出力電圧33V=136W出力、 0.00932%歪み。
                 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E15. AUX_5kHz入力、R側SP出力電圧33V=136W出力、 0.00973%歪み。
                 L側SP出力電圧33V=136W出力、 0.0932%歪み。
                 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。
E16. AUX_10kHz入力、R側SP出力電圧33V=136W出力、 0.00688%歪み。
                  L側SP出力電圧33V=136W出力、 0.00552%歪み。
                  「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。
E17. AUX_20kHz入力、R側SP出力電圧33V=136W出力、 0.00710%歪み。
                   L側SP出力電圧33V=136W出力、 0.00724%歪み。
                  「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=125kHz、右=500kHz。
E21. MM_50Hz入力、R側SP出力電圧33V=136W出力、 0.00986%歪み。
     PHONO−2   L側SP出力電圧33V=136W出力、 0.01082%歪み。
                 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。
E22. MM_100Hz入力、R側SP出力電圧33V=136W出力、 0.00909%歪み。
                 L側SP出力電圧33V=136W出力、 0.00910%歪み。
                 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250kHz、右=1kHz。
E23. MM_500Hz入力、R側SP出力電圧33V=136W出力、 0.0305%歪み。
                  L側SP出力電圧33V=136W出力、 0.0303%歪み。
                 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E24. MM_1kHz入力、R側SP出力電圧33V=136W出力、 0.01250%歪み。
                 L側SP出力電圧33V=136W出力、 0.0135%歪み。
                「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E25. MM_5kHz入力、R側SP出力電圧33V=136W出力、 0.01114%歪み。
                 L側SP出力電圧33V=136W出力、 0.01159%歪み。
                「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=100kHz。
E26. MM_10kHz入力、R側SP出力電圧33V=136W出力、 0.0209%歪み。
                L側SP出力電圧33V=136W出力、 0.01345%歪み。
                 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。
E27. MM_20kHz入力、R側SP出力電圧33V=136W出力、 0.0211%歪み。
                  L側SP出力電圧33V=136W出力、 0.0269%歪み。
                 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=125kHz、右=500kHz。
E31. MC_50Hz入力、R側SP出力電圧33V=136W出力、 0.00802%歪み。
     PHONO−1   L側SP出力電圧33V=136W出力、 0.01044%歪み。
                 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。
E32. MC_100Hz入力、R側SP出力電圧33V=136W出力、 0.0206%歪み。
                 L側SP出力電圧33V=136W出力、 0.0206%歪み。
                 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250kHz、右=1kHz。
E33. MC_500Hz入力、R側SP出力電圧33V=136W出力、 0.0748%歪み。
                  L側SP出力電圧33V=136W出力、 0.0804%歪み。
                 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E34. MC_1kHz入力、R側SP出力電圧33V=136W出力、 0.0748%歪み。
                 L側SP出力電圧33V=136W出力、 0.0741%歪み。
                「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E35. MC_5kHz入力、R側SP出力電圧33V=136W出力、 0.0224%歪み。
                 L側SP出力電圧33V=136W出力、 0.0231%歪み。
                「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=100kHz。
E36. MC_10kHz入力、R側SP出力電圧33V=136W出力、 0.0188%歪み。
                  L側SP出力電圧33V=136W出力、 0.0206%歪み。
                 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。
E37. MC_20kHz入力、R側SP出力電圧33V=136W出力、 0.0204%歪み。
                  L側SP出力電圧33V=136W出力、 0.0223%歪み。
                 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=125kHz、右=500kHz。
E4. フルパワー出力なので、 24V高速フアンが全回転でクーリング。
Y. ユーザー宅の設置状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
Y1. 設置状況、 全体正面から見る。
S. YAMAHA A2000 の仕様(カタログ、マニアルより) 
型式 ステレオパワーアンプ  A−2000
定格出力、20H〜20kHz 170W+170W(4Ω,0.005%) 
150W+150W(6Ω,0.003%) 
130W+130W(8Ω,0.003%)
パワーバンド幅 10Hz〜100kHz(歪0.02%,65W,8Ω)
ダンピングファクター 200以上(1kHz,8Ω)
入力感度/インピーダンス PHONO 1=MC:100μV/100Ω・1kΩ 
         MM:2.5mV/47kΩ(220pF,330pF)・100Ω 
PHONO 2=MM:2.5mV/47kΩ・220pF 
AUX=150mV/47kΩ 
MAIN IN=1V/1MΩ
最大許容入力(0.01%、1kHZ)
PHONO MC/MM
8mV/190mV
出力電圧/出力インピーダンス REC OUT=150mV/330Ω
PRE OUT=1V/2.5kΩ以下
ヘッドホーン(0.003%)=0.86V/8Ω、6.4V/100Ω
全高調波歪率(20Hz〜20kHz) 0.004%(MC→REC OUT、3V) 
0.003%(MM→REC OUT、3V) 
0.003%(AUX、TAPE、TUNER,DAT→SP OUT 65W/8Ω) 
0.002%(MAIN IN→SP OUT 65W/8Ω)
混変調歪率 AUX、TAPE、TUNER,DAT(定格出力/8Ω)=0.002%
(1W/8Ω)=0.002%
周波数特性(Direct ON) +0,−0.5dB(20Hz〜20kHz)AUX、TAPE、TUNER,DAT)
RIAA偏差 ±0.5dB(MC・MM 10Hz〜100kHz) 
±0.2dB(MC・MM 20Hz〜20kHz)
SN比(IHF-A、入力ショート) 83dB(MC 250μV) 
88dB(MM 2.5mV) 
106dB(AUX、TAPE、TUNER,DAT)
入力換算雑音(IHF-A、入力ショート) PHONO MC/MM=−155dBV/−138dBV
チャネルセパレーション
(1kHZ、Vol.−30dB、入力ショート)
PHONO MC/MM=70dB
AUX、TAPE、TUNER,DAT=70dB
ト−ンコントロールBASS ターンオーバー周波数125Hz、500Hz
+−10dB(20Hz、T.O.F=500Hz)
ト−ンコントロールTREBLE ターンオーバー周波数2.5kHz、8kHz
+−10dB(20kHz、T.O.F=2.5kHz)
RICHNESS ポジション1 7.5dB/30Hz(NS−2000用) 
ポジション2 7.5dB/40Hz(NS−1000M用) 
ポジション3 7.5dB/50Hz(汎用)
フイルター特性 SUBSONIC FILTER=15Hz、−12dB/oct
HIGH FILTER=10kHz、−12dB/oct
オーディオミューティング −20dB
電源/周波数/消費電力 AC 100V/ 50・60Hz/420W
ACアウトレット SWITCHED=Total 200W Max、3個
UNSWITCHED=200W Max、1個
寸法 473W×169H×464Dmm
重量 26kg
付属品 六角レンチ2mm ×1
ポリッシングクロス ×1
価格 ¥189,000
                         a2000-142
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