YAMAHA B6. 3台目修理記録
青色テープは識別用です。   2021/7/22購入  2022/6/13完成、B6.2台目代替。
A. 修理前の状況
  • 研究用にオークションで落札。


B. 原因・現状
  • 各部経年劣化多し。


C. 修理状況
  • 大型を除く、電解コンデンサー交換
    1部フイルム・コンデンサー追加、交換。
    半固定VR交換。
    1部FET(電界効果トランジスター)交換。
    SP接続リレ−交換。
    IC(デュアル差動コンパレータ)交換。
    入力RCA端子をテフロン絶縁に交換


D. 使用部品
  • 電解コンデンサー           23個。
    フイルム・コンデンサー        4個。
    FET(電界効果トランジスター)    2個。
    半固定VR                6個。
    リレ−                  1個。
    IC(デュアル差動コンパレータ)    4個。
    テフロン絶縁RCA端子      1組2個。


E. 調整・測定

F. 修理費   102,000円   オーバーホール修理。


Y. ユーザー宅の設置状況

S. YAMAHA B6 の仕様(カタログ・マニアルより)

A. 修理前の状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
A11. 点検中 前から見る
A12. 点検中 前右から見る
A13. 点検中 後から見る
A14. 点検中 後左から見る
A15. 点検中 上から見る
A16. 点検中 上ケースを取り上から見る。
A21. 点検中 下前から見る
A22. 点検中 下前左から見る
A23. 点検中 下後から見る
A24. 点検中 下後右から見る
A25. 点検中 下から見る。
A26. 点検中 上ケース・下パネルを取り、下から見る
A27. 点検中 上ケース・下パネル・シャーシを取り、下から見る
A31. 点検中 SP接続端子、入力RAC端子、電源コード取り付け。
A32. 点検中 入力RAC端子。
A33. 点検中 入力RAC端子。テフロン絶縁RCA端子に交換する。
A41. 点検中 ケースを取り、前から見る。
A42. 点検中 ケースを取り、右から見る。
A43. 点検中 ケースを取り、後から見る。
A44. 点検中 ケースを取り、左から見る。
A45. 点検中 ケースを取り、上から見る。
A46. 点検中 上ケース裏側を見る。
A51. 点検中 ケースを取り清掃後、前右から見る。
A52. 点検中 ケースを取り清掃後、前左から見る。
A53. 点検中 ケースを取り清掃後、後右から見る。
A54. 点検中 ケースを取り清掃後、後右から見る。
C. 修理状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
C1. 修理中 基板等を取り外したシャシー。
C2. 修理中 基板等を取り外したシャシー。ゴキブリ君侵入!
C11. 修理前 電源基板
C12. 修理後 電源基板。半固定VR2個、電解コンデンサー1個交換。
C13. 修理前 電源基板裏。
C132. 修理中 電源基板裏、半田不良予備郡。
C133. 修理中 電源基板裏、半田不良予備郡2。
C14. 修理(半田補正)後 電源基板裏、半田を全部やり直す。
C15. 完成電源基板裏、 洗浄後防湿材を塗る。
C21. 修理前 電解コンデンサー基板1
C22. 修理前 電解コンデンサー基板1裏
C23. 修理(半田補正)後 電解コンデンサー基板1裏、半田を全部やり直す。フイルムコンデンサー2個追加。
C24. 完成電解コンデンサー基板1裏、 洗浄後防湿材を塗る。
C31. 修理前 電解コンデンサー基板2
C32. 修理前 電解コンデンサー基板2裏。
C322. 修理中 電解コンデンサー基板2裏。半田不良ケ所。
C33. 修理(半田補正)後 電解コンデンサー基板2裏、半田を全部やり直す。フイルムコンデンサー2個追加。
C34. 完成電解コンデンサー基板2裏、 洗浄後防湿材を塗る。
C41. 修理前 メイン基板
C42. 修理後 メイン基板。リレー1個、半固定VR2個、IC4個、電解コンデンサー15個交換。
C43. 修理前 メイン基板裏。
C44. 修理(半田補正)後 メイン基板裏、半田を全部やり直す。
C45. 完成メイン基板裏、 洗浄後防湿材を塗る。
C51. 修理前 R側プリアンプ基板。
C52. 修理後 R側プリアンプ基板。半固定VR1個、複合FET(電界効果トランジスター)1個、電解コンデンサー3個交換。
C53. 修理前 R側プリアンプ基板裏
C532. 修理中 R側プリアンプ基板裏。 半田不良予備郡。
C533. 修理中 R側プリアンプ基板裏。 半田不良予備郡2。
C534. 修理中 R側プリアンプ基板裏。 半田不良予備郡3。
C54. 修理(半田補正)後 R側プリアンプ基板裏、半田を全部やり直す。
C55. 完成R側プリアンプ基板裏、 洗浄後防湿材を塗る。
C61. 修理前 L側プリアンプ基板。
C62. 修理後 L側プリアンプ基板。半固定VR1個、複合FET(電界効果トランジスター)1個、電解コンデンサー3個交換。
C63. 修理前 L側プリアンプ基板裏
C632. 修理中 L側プリアンプ基板裏。 半田不良予備郡。
C633. 修理中 L側プリアンプ基板裏。 半田不良予備郡2。
C64. 修理(半田補正) L側プリアンプ基板裏、半田を全部やり直す。
C65. 完成L側プリアンプ基板裏、 洗浄後防湿材を塗る。
C71. 修理前 SP接続SW基板。
C72. 修理前 SP接続SW基板裏
C73. 修理(半田補正) SP接続SW基板裏、半田を全部やり直す。
C74. 完成電源SP接続SW基板裏、 洗浄後防湿材を塗る。
C81. 修理前 SP接続端子基板
C82. 修理前 SP接続端子基板裏
C83. 修理(半田補正)後 SP接続端子基板裏、半田を全部やり直す。
C84. 完成SP接続端子基板裏、 洗浄後防湿材を塗る。
C91. 修理前 LED表示基板
C92. 修理前 LED表示基板裏
C93. 修理(半田補正)後 LED表示基板裏、半田を全部やり直す。
C94. 完成LED表示基板裏、 洗浄後防湿材を塗る。
CA1. 修理前 入力RCA端子。
CA2. 修理(交換)後 入力RCA端子。テフロン絶縁RCA端子に交換。
CB1. 交換部品
CB2. 交換部品、SP接続リレー。 設計に強電技術者がいたのか、リレー接点の横に磁石を貼り付けてある。
CB3. 交換部品、SP接続リレー。 その効果は無で接点は真っ黒。
CB4. 交換部品、足黒IC。
CC1. 修理前 上から見る
CC2. 修理後 上から見る
CC3. 修理前 下から見る
CC4. 修理後 下から見る
E. 測定・調整。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
E0. 出力・歪み率測定・調整
    「見方」。
   中=SP出力を「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」により測定。
         表示LED、 左端=メモリーNo、 中左=周波数測定、 中右=出力電圧測定、 右端=歪み率測定。
   右端=VP−7723Bの基本波除去出力を「owon SDS8202(200MHZ)」で「FFT分析」表示。
   左端=オーディオ発振器 VP−7201A より50Hz〜100kHzの信号を出し(歪み率=約0.003%)、ATT+分配器を通し、AMPに入力。
        よって、ダイアル設定出力レベルより低くなります。測定機器の仕様や整備の様子はこちら、「VP−7723B」「VP−7201A」。 FFT画面の見方はこちら。
E1. 50Hz入力、R側SP出力電圧40V=200W出力、 0.0028%歪み。
            L側SP出力電圧40V=200W出力、 0.0032%歪み。
             「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。
E2. 100Hz入力、R側SP出力電圧40V=200W出力、 0.0032%歪み。
             L側SP出力電圧40V=200W出力、 0.0039%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。
E3. 500Hz入力、R側SP出力電圧40V=200W出力、 0.0063%歪み。
             L側SP出力電圧40V=200W出力、 0.0068%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E4. 1kHz入力、R側SP出力電圧40V=200W出力、 0.0091%歪み。
             L側SP出力電圧40V=200W出力、 0.0094%歪み。
             「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E5. 5kHz入力、R側SP出力電圧40V=200W出力、 0.00132%歪み。
             L側SP出力電圧40V=200W出力、 0.00126%歪み。
             「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。
E6. 10kHz入力、R側SP出力電圧40V=200W出力、 0.0056%歪み。
             L側SP出力電圧40V=200W出力、 0.0059%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。
E7. 20kHz入力、R側SP出力電圧40V=200W出力、 0.017%歪み。
             L側SP出力電圧40V=200W出力、 0.014%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=100kHz、右=500kHz。
E8. フルパワーなので、24V高速フアン4個が全回転でクーリング。
E9. トライアック・ゲート波形。
EA. トライアック・出力波形。
EB. 完成 24時間エージング。 右は長谷川工房 真空管プリアンプV−85
Y. ユーザー宅の設置状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
Y1. 設置状況、 正面から見る。
S. YAMAHA B−6 の仕様(カタログ・マニアルより) 
型式 ステレオパワーアンプ B−6
定格出力(20Hz〜20kHz) 200W+200W(8Ω、歪0.003%)
パワーバンド幅(100W) 10Hz〜100kHz(8Ω、歪0.02%)
ダンピングファクター 200以上(8Ω、1kHz)
入力感度/インピーダンス 1.41V/25kΩ(8Ω、200W)
周波数特性(Mode DC、8Ω) 10Hz:0dB
1kHz:0dB
100kHz:+0 -0.5dB
全高調波歪率(100W、8Ω) 0.003%以下(20Hz〜20kHz)
混変調歪率(50Hz:7kHz) 0.003%以下(100W、8Ω)
SN比(IHF-Aネットワーク) 127dB以上
チャンネルセパレーション 95dB以上(20Hz)
95dB以上(1kHz)
75dB以上(20kHz)
電源 AC100V、50Hz/60Hz
定格消費電力 180W
外形寸法 幅290x高さ176.5x奥行290mm
重量 9.0kg
価格 ¥190,000(1980年頃)
                       yam b6_32p
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