YAMAHA C−1 修理記録
平成16年2月4到着  返却
  • A.修理前の状況
      電源は入りますが、出力がありません。アナログメーターが左右とも中央付 近を指し、動きません。

  • B.原因・現状
      経年変化による劣化
      電源部故障
      カスタムFET(電界トランジスタ−)劣化・短絡・焼損。

  • C.修理状況
      全電解コンデンサ−交換
      ペ−パ−コンデンサ−をメタライズド・フイルム・コンデンサ−に交換
      半固定VR交換
      FET(Field Effect Transistor)交換
      リレ−交換

  • D.使用部品
      オ−デオ用電解コンデンサ−      個(ニチコン・ミュ−ズ使用)
      フイルム・コンデンサ−          個
      半固定VR                   個
      リレ−                     個
      FET(電界トランジスタ−)         個

  • F.修理費(改造費)  160,000円
                   ユーザー都合で返却。
  • S. YAMAHA C−1 の仕様(カタログ・マニアルより)

A.修理前の状況
A1. 修理前 上からみる   
A2. 修理前 下からみる
A3. 修理前 コネクターが半田付けされているので、作業性が悪い
C.修理状況
C11.修理前 電源基盤 電解コンデンサーの頭のビニールが剥けています
C12.修理後 電源基盤 半固定VR2個、電解コンデンサ−21個、TR(トランジスタ−)8個、FET(電界トランジスタ−)4交換
C13.修理前 電源基盤裏 修理履歴あり
C14.修理(半田補正)後 電源基盤裏
C15.修理&清掃後 電源基盤裏 一般の修理屋では行わない、フラックスの清掃
                当方も、通常修理やAMP修理以外では、行いません
C21.修理前 バッファー・ヘッドホーンAMP基盤。 コネクターが半田付けされている。
C31.修理前 コントロール基盤。 コネクターが半田付けされている。
C41.修理前 コントロールSW基盤。 コネクターが半田付けされている。
C51.修理前 入力・REC出力SW基盤。 コネクターが半田付けされている。
C61.修理前 EQ−AMP基盤。 コネクターが半田付けされている。
C71.修理前 OSC基盤
C81.修理前  メ−タ−AMP基盤
C82.修理後  メ−タ−AMP基盤  電解コンデンサ−6個、TR(トランジスタ−)4個交換
C83.修理前  メ−タ−AMP基盤 裏
C84.修理(ハンダ補正後)後  メ−タ−AMP基盤 裏
C85.修理&清掃後 電源基盤裏 一般の修理屋では行わない、フラックスの清掃
                 当方も、通常修理やAMP修理以外では、行いません
S. YAMAHA C1 の仕様(カタログ・マニアルより) 
型式 コントロールアンプ C1
アンプ特性
入力感度/インピーダンス Phono1、2=2〜8mV(可変)/30kΩ、41kΩ、47kΩ、53kΩ、59kΩ、100kΩ
Phono3=2〜8mV(可変)/47kΩ
Aux1、2、Tape PB1、2、3=150mV以上(可変)/50kΩ
Mic=2mV/50kΩ
Ext Meter=775mV/0dB/110kΩ
最大許容入力 Phono=25mV〜100mV(20Hz)
     200mV〜800mV(1kHz)
     800mV〜3200mV(10kHz)
Aux1、2、Tape PB1、2、3=12V(感度150mV時)
Mic=200mV
出力レベル/インピーダンス Pre out1、2=775mV/300Ω
Rec out1、2、3=150mV/1kΩ
Headphone=50mW(8Ω)/47Ω
OSC=775mV/180Ω
最大出力レベル Pre out1、2=7.75V、 Rec out1、2、3=12V
周波数特性 Phono1、2、3=30Hz〜15kHz ±0.2dB(RIAA偏差)
Aux1、2、Tuner、Tape1、2、3=5Hz〜100kHz +0 -1.5dB
Mic=20Hz〜20kHz ±0.5dB
SN比(IHF-Aネットワーク) Phono1、2、3=70dB(IHF-Aネットワーク)
Tuner、Aux1、2、Tape1、2、3=90dB(IHF-Aネットワーク)
Mic=60dB(IHF-Aネットワーク)
ノイズレベル Headphone=0.019μW(8Ω)
残留ノイズ=7.75μV(Volume min)
        15.5μV(Volume -30dB)
歪率(20Hz〜20kHz) Phono1、2、3=0.02%以下(775mV)
         0.02%以下(5V)
Tuner、Aux1、2、3、Tape1、2、3=0.02%以下(775mV)
                     0.02%以下(5V)
Mic=0.02%以下(775mV)
トーンコントロール特性 Bass(fTO=125Hz、500Hz)
  =0、±0.5、±1、±1.5、±2.0、±3.0、±4.0±5.0、±6.0、±8.0、±10.0dB(at 20Hz)
Treble (fTO=2.5kHz、8kHz)
  =0、±0.5、±1、±1.5、±2.0、±3.0、±4.0±5.0、±6.0、±8.0、±10.0dB(at 20kHz)
※0のポジションでは完全フラット
トーンイコライザー特性 Acoustic(fc=70Hz、300Hz)=0、±0.5、±1、±2.0、±4.0、±6.0dB
Presence (fc=2kHz、4kHz)=0、±0.5、±1、±2.0、±4.0、±6.0dB
※0のポジションでは完全フラット
フィルター特性 Low Filter...fc=15Hz=-12dB/oct、fc=70Hz=-12dB/oct
High Filter...fc=8kHz=-12dB/oct、fc=12kHz=-12dB/oct
連続可変ボリューム確度
目盛 ステップエラー ギャングエラー
0〜-15dB=
-15〜-30dB=
-30〜-70dB=
±0.5dB
±1dB
±1.5dB
±0.5dB
±1dB
±1.5dB
オーディオミューティング -20dB、off(メーター、Headphoneは動作)
オシレーター特性
周波数 70Hz、333Hz、1kHz、10kHz、Pink noise切換
出力レベル Rec out=150mV
Pre out=775mV
Ext out=0〜775mV可変
レベルメーター特性
指示範囲 -50dB〜+5dB
指示誤差 -20dB〜+5dB ±1dB
-20dB〜-40dB ±2dB
-40dB〜-50dB ±3dB
周波数特性 20Hz〜20kHz ±1dB
応答時間 100μsec
復帰時間 1sec
ATT -30dB
Ext Meter in感度/インピーダンス 775mV(0dB)/110kΩ
総合
使用半導体 FET=110個、トランジスタ=143個、IC=4個、ダイオード=58個
ツェナーダイオード=2個、LED=6個
ACアウトレット switched=3系統、200W、 unswitched=3系統、400W
消費電力 55W
外形寸法 幅460x高さ170x奥行389mm
重量 17kg
価格 受注生産品¥400,000(1975年頃)
                        yam-c1-j
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