YAMAHA B−2 修理記録
2020/3/14到着  2021/1/31完成 
A. 修理前の状況
  • 最近オークションサイトで購入したYAMAHA B-2ですが、 L側出力に問題があります。
  • 症状は下記。
    • 電源投入後5〜30分で左チャンネルからノイズがでる。
    • 電源ケーブルと左右スピーカーケーブル(Aチャンネル)のみ接続、それ以外には接続無し(プリアンプからの入力無し)でも鳴る。
    • ノイズの音質、音量はアンプのボリュームとは無関係で、ゼロでも、あげても鳴る。
    • ノイズはジーーー、という一定のドローンのような音で音量は小さい。
    • ギターアンプなどでよく聴くような感じのノイズ。
    • この状態で音源をプリアンプを通して B2に入力するとジーーーというノイズはそのまま、それとともに音源が鳴る。
    • 鳴るが、音楽の音量はとても小さく、またボリュームが効かない。
    • ボリュームゼロでもボリュームをあげてもノイズ、音源ともに音質音量変化無し。
    • またメーターも全く反応しない。 この時、右チャンネルは入力、ボリューム、メーター、出力全て正常に動作している。
  • オーバーホール修理でお願いいたします。
    またできれば 下記も。
    • 電源ケーブルを取り、3Pインレットを取り付け
    • 結合コンデンサーをメタライズド・フイルムコンデンサー、無極性電解コンデンサーに交換。
    • 電解コンデンサーを所謂オーデオ・コンデンサーに交換。
    • 整流ダイオードを高速リカバリ・ダイオードに交換。
      工房注記−ブロック電解コンデンサーと一緒に組まれており交換できませんでした。
    • SP端子・RCA端子をWBT製品で交換
    • 終段TR(トランジスター)/FET(電界トランジスター)の現代版の高性能に交換。
      工房注記−このV−FETは後継は製造されませんでした。
  • まだ買ったばかりであまり聞けてないので思い入れはそこまでありませんが、とても美しいアンプで、ずっと欲しかったものでした。
    少ししか聞けていませんが、出音も素晴らしく、末永く使いたいと思っています。


B. 原因・現状
  • 前修理者はアマチュア修理屋の修理未熟...修理屋に技量が無いのだから購入者が選択する他無。


C. 修理状況

D. 使用部品
  • オーディオ用電解コンデンサー  21個(ニチコン・ミューズ使用)。
    フイルム・コンデンサー       4個。
    半固定VR             4個。
    TR(トランジスター)       30個。
    FET(Field Effect Transistor)    4個。
    SP接続リレー           2個。
    SP接続端子            2組8個、WBT−0730PLダブルポールターミナル
    テフロン絶縁RCA端子       3組6個。
    3Pインレット           1個、FURUTECH FI-10(R) ロジウムメッキ。
    入力VR             4個。
    ダイオード            2本。
    ツェナーダイオード        1本。
    ラグ板              1個。


E. 調整・測定
   VUメータ校正


G. 修理費      150,000円  「オーバーホール修理」。

Y. ユーザー宅の設置状況

S. YAMAHA B−2 の仕様(マニアルより)

A. 修理前の状況。画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
A11. 点検中、 前から見る。
A12. 点検中、 前右から見る。
A13. 点検中、 後から見る。
A14. 点検中、 後左から見る。
A15. 点検中、 上から見る
A16. 点検中、 上蓋を取り上から見る。
A21. 点検中、下前から見る。
A22. 点検中、下前左から見る。
A23. 点検中、下後から見る。
A24. 点検中、下後右から見る。
A25. 点検中、下から見る。
A26. 点検中、下から見る。後左の足付近の下蓋凹み
A27. 点検中、下蓋を取り、下から見る。
A28. 点検中、下蓋裏の凹み。
A29. 点検中、下蓋裏の凹み。
A31. 点検中、入出力RCA端子郡。
A32. 点検中、入出力RCA端子郡。 テフロン絶縁RCA端子に交換。
A41. 点検中、SP接続端子。 SP接続端子が交換されている。
A42. 点検中、SP接続端子。重いケーブルだと取り付け板がたわむ。
A43. 点検中、SP接続端子裏配線。
A44. 点検中、SP接続端子。 WBT−0730PLダブルポールターミナルに交換。
A45. 点検中、SP接続リレーの比較。
           左=付いていた物、右=後発の新しい物。接点を磨くより、交換した方が安く早い
A51. 点検中、電源コード。
A52. 点検中、電源コード取り、3Pインレットに交換。使用するのは FURUTECH FI-10(R) ロジウムメッキ。
A61. 点検中、電源基板のSP接続リレーは接点を研磨? ケースの爪が割れている。
A62. 点検中、電源基板のTR(トランジスター)放熱器の接着。
A63. 点検中、電源基板裏の半田忘れ。
A71. 点検中、入力選択SW基板。ガリ対策で差し込みコネクターをバイパス配線。ここと同じ人が修理?
A81. 点検中、入力VR。 カバーのツメが傷ついており開けて清掃した模様、プロは新品に交換する、修理費も安く早い。
A82. 点検中、交換するVR。
A91. 点検中、交換するFET(電界トランジスター)の測定。
A92. 点検中、交換するFET(電界トランジスター)の測定結果。この中より4個使用する。工場への納品部品なので、比較的揃っている。
C. 修理状況 。画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
C0. 修理中 前パネル、終段ユニットを外したシャーシ。
C11. 修理前 R側終段出力SIT(静電誘導型トランジスター)。
C12. 修理前 R側終段出力SIT(静電誘導型トランジスター)基板。
C13. 修理(半田補正)後 R側終段出力SIT(静電誘導型トランジスター)基板。 全ての半田をやり修す。
C14. 完成R側終段出力SIT(静電誘導型トランジスター)基板。 洗浄後防湿材を塗る。
C15. 修理前 R側終段出力SIT(静電誘導型トランジスター)基板裏。
C16. 修理(半田補正)後 R側終段出力SIT(静電誘導型トランジスター)基板裏。 全ての半田をやり修す。
C17. 完成R側終段出力SIT(静電誘導型トランジスター)基板裏。 洗浄後防湿材を塗る。
C21. 修理前 L側終段出力SIT(静電誘導型トランジスター)。
C22. 修理前 L側終段出力SIT(静電誘導型トランジスター)基板。
C23. 修理(半田補正)後 L側終段出力SIT(静電誘導型トランジスター)基板。 全ての半田をやり修す。
C24. 完成L側終段出力SIT(静電誘導型トランジスター)基板。 洗浄後防湿材を塗る。
C25. 修理前 L側終段出力SIT(静電誘導型トランジスター)基板裏。
C26. 修理(半田補正)後 L側終段出力SIT(静電誘導型トランジスター)基板裏。 全ての半田をやり修す。
C27. 完成L側終段出力SIT(静電誘導型トランジスター)基板裏。 洗浄後防湿材を塗る。
C28. 修理前 RL接続基板。
C29. 修理前 RL接続基板裏。
C2A. 修理(半田補正)後 RL接続基板裏。 全ての半田をやり修す。
C2B. 完成RL接続基板裏。 洗浄後防湿材を塗る。
C31. 修理前 R側ドライブ基板。 交換した右側1個の半固定VRは使用電力不足。
           現在は市場には小型が主流、入手はメーカーから直接大量購入する。詳しくはこちら参照。
C32. 修理後 R側ドライブ基板。
            半固定VR1個、電解コンデンサー1個、TR(トランジスター)4個、FET(電界トランジスター)2個交換。
C33. 修理前 R側ドライブ基板裏。 
C34. 修理(半田補正)後 R側ドライブ基板裏。 全ての半田をやり修す。
C35. 完成R側ドライブ基板裏 洗浄後防湿材を塗る
C41. 修理前 L側ドライブ基板。 交換した右側1個の半固定VRは使用電力不足。
           現在は市場には小型が主流、入手はメーカーから直接大量購入する。詳しくはこちら参照。
C42. 修理後 L側ドライブ基板。
            半固定VR1個、電解コンデンサー1個、TR(トランジスター)4個、FET(電界トランジスター)2個交換。
C43. 修理前 L側ドライブ基板裏。 
C44. 修理(半田補正)後 L側ドライブ基板裏。 全ての半田をやり修す。
C45. 完成L側ドライブ基板裏 洗浄後防湿材を塗る
C51. 修理前 選択基板。
C52. 修理前 選択基板裏。 ガリ対策で差し込みコネクターをバイパス配線。ここと同じ人が修理?
C522. 修理中 選択基板裏、VR基板を外した所。前の修理者がコネクター接触不良と思い、ジャンパーした。
C523. 修理中 選択基板裏、VR基板を外した所。ジャンパー線。
C53. 修理中 選択基板裏、VR基板を外した所。電動はんだ吸取機 が無くはんだ吸取網線で処理した為、基板の損傷が多い。
C532. 修理中 選択基板裏、拡大。
           半田球が付いている所はR側信号ライン、ノイズ等の原因要素。
C533. 修理中 選択基板裏、拡大。
            半田屑が付いている、これが外れ、他の回路等の短絡事故を引き起こす可能性大。
            右端のアース配線は大きく銅箔剥離を起こしている、使用する半田こてが高温過ぎる為。
            古い基板は銅箔の基板への接着材が劣化しているので、定温半田コテは必須。
C54. 修理(半田補正)後 選択基板裏。 全ての半田をやり修す。
C55. 完成選択基板裏、洗浄後防湿材を塗る
C56. 修理前 VR基板。
C57. 修理後 VR基板。VR4個交換
C58. 修理前 VR基板裏
C59. 修理(半田補正)後 VR基板裏。 抵抗4個追加。 全ての半田をやり修す。
C5A. 完成VR基板裏、洗浄後防湿材を塗る
C61. 修理前 VU基板
C612. 修理中 VU基板。TR(トランジスター)の足が磨いてある。プロは新品に交換する、修理費も安く早い。
C613. 修理中 VU基板。TR(トランジスター)の足が磨いてある、その2。プロは新品に交換する、修理費も安く早い。
C614. 修理中 VU基板裏。TR(トランジスター)を外した形跡あり。
            外してまでして足を磨くなどシロート修理屋!
            プロは交換する、早いし修理費が安い(時間がかからない)。
C615. 修理中 VU基板裏。TR(トランジスター)を外した形跡あり、その2。
            外してまでして足を磨くなどシロート修理屋!
            プロは交換する、早いし修理費が安い(時間がかからない)。
C62. 修理後 VU基板。 電解コンデンサー15個、TR(トランジスター)16個交換。
C63. 修理前 VU基板裏
C64. 修理(半田補正)後 VU基板裏。 全ての半田をやり修す。
C65. 完成VU基板裏。 半田補正・洗浄後防湿材を塗る
C66. 修理前 VU照明基板。ランプは交換され綺麗。
C67. 修理前 VU照明基板裏
C68. 修理(半田補正)後 VU照明基板裏。 全ての半田をやり修す。
C69. 完成VU照明基板裏。 半田補正・洗浄後防湿材を塗る
C71. 修理前 電源基板。
C712. 修理前 電源基板。TR(トランジスター)の足が磨かれている。プロは新品に交換する、修理費も安く早い。
C713. 修理前 電源基板、TR(トランジスター)の放熱器。
C714. 修理後 電源基板、TR(トランジスター)の放熱器。 放熱器を接着材とホットボンドで固定する。
C715. 修理後 電源基板、TR(トランジスター)の放熱器。。 放熱器を接着材とホットボンドで固定する。
C716. 修理中 電源基板、
            電解コンデンサー固定用の接着材、当時は溶媒にトルエンが使用されており、銅を腐食する。
C717. 修理中 電源基板、 電解コンデンサー固定用の接着材を取り除いて、防湿材を塗る。
C718. 修理中 電源基板、
            電解コンデンサー固定用の接着材2、当時は溶媒にトルエンが使用されており、銅を腐食する。
C719. 修理中 電源基板、 電解コンデンサー固定用の接着材2を取り除いて、防湿材を塗る。
C72. 修理後 電源基板  リレー2個、半固定VR2、電解コンデンサー4個、TR(トランジスター)6個交換
C73. 修理前 電源基板裏。
C74. 修理(半田補正)後 電源基板裏。 全ての半田をやり修す。
C75. 完成電源基板裏、洗浄後防湿材を塗る
C81. 修理前 電源ブロック電解コンデンサー基板裏。 
C82. 修理(半田補正)後 電源ブロック電解コンデンサー基板裏。
                   全ての半田をやり修す。 フイルムコンデンサー4個追加。
C83. 完成電源ブロック電解コンデンサー基板裏、洗浄後防湿材を塗る
C9. 後パネルを取り、傾けて修理中
C90. 修理前 入出力RCA端子郡。
C91. 修理(交換)後 入出力RCA端子郡。
C92. 修理中 裏パネルのアース端子の裏側。 前回の修理でビス止め忘れ!
C93. 修理前 入力RCA端子基板。 フイルムコンデンサーが交換されている。
C94. 修理後 RCA端子基板。
C95. 修理中 入力RCA端子基板裏。
C952. 修理中 入力RCA端子基板裏。半田屑が2個残されている、今にも落ちそう。
C953. 修理中 入力RCA端子基板裏。
            半田屑が2個残されている、拡大。 左側の半田付けはちょこっと着いているだけ!
C954. 修理中 入力RCA端子基板裏。切り替えSWを外した跡に銅箔はく離多数!
C955. 修理中 入力RCA端子基板裏2。切り替えSWを外した跡に銅箔はく離多数!
C96. 修理(半田補正)後 RCA端子基板裏。 全ての半田をやり修す。
C97. 完成RCA端子基板裏、洗浄後防湿材を塗る
CA1. 修理前 SP接続端子
CA2. 修理(交換)後 SP接続端子、 端子穴は水平方向。 WBT−0730PLダブルポールターミナル 2組使用。
CA3. 修理前 SP接続端子裏配線。
CA4. 修理(交換)後 SP接続端子裏配線。裏側にも端子固定パネルを使用する、端子止めナット等は接着剤を使用。
CB1. 修理前 電源コード。
CB2. 修理(交換)後 電源コードを取り3Pインレット取り付け。
CB3. 修理中 電源コンセント裏の配線。
CB4. 修理中 電源コンセント裏の配線。 前回の修理での素人の接続!
CB5. 修理中 電源コンセント裏の配線。 工場では端子に絡げてから半田付けをする。
CB6. 修理中 電源コンセント裏の配線。 完全に配線を取る。
CB7. 修理後 3Pインレット裏配線。アースをしっかり取る。
CC1. 交換部品
CC2. 交換部品、SP接続リレー。
             接点が磨かれている。プロは新品に交換する、修理費も安く早い。
             磨くと傷が付き、接触面積が減り、許容電流が減る。
CC3. 交換部品、足黒TR(トランジスター)。
CD1. 修理前 上から見る
CD2. 修理後 上から見る
CD3. 修理前 下から見る
CD4. 修理後 下から見る
CD5. 完成、後から見る。綺麗なお尻で帰ります。
CD6. 完成、後から見る。
         WBT−0730PLに、左側WBT 0681Cu 右側WBT 0681Agを挿した所。
E. 測定・調整。画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
E0. 出力・歪み率測定・調整。
    SP出力10V=12.5Wで0.0074%/0.0078%歪み率。
    「見方」。
   上段中 右側SP出力を「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」により測定。
         表示LED、 左端=メモリーNo、 中左=周波数測定、 中右=出力電圧測定、 右端=歪み率測定。
   上段右端 VP−7723Bの基本波除去出力を「owon SDS8202(200MHZ)」で「FFT分析」表示。
   下段中 左側SP出力を「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」により測定。
         表示LED、 左端=メモリーNo、 中左=周波数測定、 中右=出力電圧測定、 右端=歪み率測定。
   下段右端 VP−7723Bの基本波除去出力を「owon SDS6062(200MHZ)」で「FFT分析」表示。
   下段左端 オーディオ発振器 VP−7201A より50Hz〜100kHzの信号を出し(歪み率=約0.003%)、ATT+分配器を通し、AMPに入力。
          よって、ダイアル設定出力レベルより低くなります。測定機器の仕様や整備の様子はこちら、「VP−7723B」「VP−7201A」。 FFT画面の見方はこら。
E11. 50Hz入力、R側SP出力電圧33V=136W出力 0.00462%歪み。
              L側SP出力電圧33V=136W出力 0.00492%歪み。
             「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。
E12. 100Hz入力、R側SP出力電圧33V=136W出力 0.00534%歪み。
               L側SP出力電圧33V=136W出力 0.00573%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。
E13. 500Hz入力、R側SP出力電圧33V=136W出力 0.01048%歪み。
               L側SP出力電圧33V=136W出力 0.01131%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E14. 1kHz入力、R側SP出力電圧33V=136W出力 0.0156%歪み。
              L側SP出力電圧33V=136W出力 0.0174%歪み。
             「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E15. 5kHz入力、R側SP出力電圧33V=136W出力 0.0434%歪み。
              L側SP出力電圧33V=136W出力 0.0541%歪み。
             「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。
E16. 10kHz入力、R側SP出力電圧33V=136W出力 0.0530%歪み。
               L側SP出力電圧33V=136W出力 0.0668%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。
E17. 20kHz入力、R側SP出力電圧33V=136W出力 0.0622%歪み。
               L側SP出力電圧33V=136W出力 0.0794%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=100kHz、右=500kHz。
E2. フルパワー出力なので、 24V高速フアンが全回転でクーリング。
E31. VUメーター調整、−30dB=1.2dBm/1kHz。
E32. VUメーター調整、−20dB=11.2dBm/1kHz。
E33. VUメーター調整、−10dB=21.2dBm/1kHz。
E34. VUメーター調整、0dB=31.2dBm/1kHz。
Y. ユーザー宅の設置状況。画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
Y1. 設置状況.
S. YAMAHA B−2 の仕様(マニアルより) 
型式 ステレオ・パワーアンプ B-2
アンプ部
ダイナミックパワー 140W+140W(8Ω、1kHz、THD 0.1%)
実効出力 100W+100W(8Ω、20Hz〜20kHz、THD 0.08%)
140W+140W(4Ω、20Hz〜20kHz、THD 0.08%)
全高調波歪率
(20Hz〜20kHz、8Ω)
0.08%以下(実効出力時)
0.01%以下(50W出力時)
0.008%以下(10W出力時)
混変調歪率
(70Hz=7kHz=4=1)
0.03%以下(8Ω、50W出力時)
0.03%以下(4Ω)
0.03%以下(16Ω)
周波数特性
(8Ω、1W出力時)
DC〜100kHz +0 -1dB(DC)
10Hz〜100kHz +0 -1dB(Normal)
位相特性 +0゜、-30゜以内(10W出力時、DC〜100kHz)
パワーバンド幅 5Hz〜100kHz -3dB(8Ω、THD 0.5%)
ダンピングファクター(8Ω) 70(20Hz)
70(1kHz)
50(20kHz)
入力インピーダンス 25kΩ
入力感度 775mV
SN比(IHF-Aネットワーク) 115dB(入力4.7kΩショート)
残留ノイズ 0.25mV
入力端子 1、2(前面切換スイッチ)、 Normal、DC(後面切換スイッチ)
出力端子 A、B(前面切換スイッチ)
ピークメーター部
指示範囲 -50〜+5dB(0dB=8Ω/100W及び0dB=0dBm)
指示誤差 -20〜+5dB=±1.0dB
-20〜-40dB=±2.0dB
-40〜-50dB=±3.0dB
周波数特性 20Hz〜20kHz ±1.0dB
応答速度 100μs
復帰速度 1sec
指示切換 Internal - External
感度切換 0dB=8Ω/100W/100kΩ - 0dBm/43kΩ
総合
使用半導体 縦型FET=8個、横型FET=4個、トランジスタ=95個、IC=2個、ダイオード=66個
電源 AC100V、50Hz/60Hz
定格消費電力 290W
外形寸法 幅436x高さ151x奥行370mm
重量 26kg
価格 ¥200,000(1976年頃)
            yamahab2-41
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