Michaelson & Austin TVA−1. 10台目修理
寸評
  • 音を聞くと、初めTR(トランジスター)AMPと思わせる、これ真空管AMPと疑う!
    この巨大(強力)なトランスがその原動力でしょう
    マッキンのMC60/275の「出力トランスの特殊サンドイッチ巻き+カソード帰還」による、高域の歪みの軽減の音とは
    対照的な、力強いく荒々しい低音の音が光ります
    真空管AMPの中では、一度は聞きたい機種です
2016/12/28到着   2017/5/14完成
A. 修理前の状況
  • アンプの履歴
    • 1979年、北九州のオーディオショプで新品購入。
            JBL4320モニターとオースチンは潤いとスケールのあるオーケストラが聴けた。
    • 1995年頃、電源コード フルテックのインレットに交換(自作)
    • 2008年7月、出力管不具合で(株)ノ*にて修理、オリジナルKT88=3本、取替KT88=1本。
    • 2016年11月、左側の音が出ない 音楽は出ないが残留ノイズあり。
               真空管の左右を交換したが変化ないのを確認。
                (株)ノ*の修理が完了後 ウラブタを開け、KT88抵抗ソケット1本を取替てあったが、
               シャーシ内隅にセメント抵抗カス、ハンダ屑等が出て来たので、
               このメーカーは修理は出来ないと、今に至りました。
  • 修理可能であれば 全真空管も現行入手可能品で交換したいと思います。

B. 原因
  • 経年劣化。


U. TubeTester HickokTV−2B/Uによる付属真空管測定

V. TubeTester HickokTV−2B/Uによるユーザ購入真空管測定

O. 出力トランス点検
  • 現在オークションでは直流抵抗を測定して、良否を表示しているが、完璧ではありません。
    正確には、交流電圧を入力し、各巻き線の出力電圧を点検する。

C. 修理状況
D. 使用部品
  • フイルムコンデンサー                 9個 。
    テフロン絶縁金メッキUSソケット          4個。
    MT9品ソケット                     4個。
    電解コンデンサー                  10個。
    電源SW(20A/125V)×2           1個 。
    整流ダイオード                     5個。
    SP接続端子でWBT−0708Cu         1組4個。
    WBT−0201RCA端子                1組2個。
    高圧電解コンデンサー                2個。
    突入電流抑制回路基板                  1個。
    200mAヒューズ                      4個。


E. 調整・測定

F. 修理費  156,000円     オーバーホール修理。
                       但し、真空管は別途です。


Y. ユーザー宅の設置状況


S. Michaelson & Austin TVA−1 の仕様(マニアルより)


A. 修理前の状況。画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
A11. 点検中 前右から見る
A12. 点検中 後左から見る
A13. 点検中 上から見る
A14. 点検中 下前左から見る
A15. 点検中 下後右から見る
A16. 点検中 下から見る
A21. 点検中 上下蓋(ケース)を取り、前から見る
A22. 点検中 上下蓋(ケース)を取り、前右から見る
A23. 点検中 上下蓋(ケース)を取り、後から見る
A24. 点検中 上下蓋(ケース)を取り、後左から見る
A25. 点検中 上下蓋(ケース)を取り、上から見る。ステンレスシャシの鏡面に映り込みがあります。
A26. 点検中 上下蓋(ケース)、真空管を取り、上から見る。ステンレスシャシの鏡面に映り込みがあります。
A27. 点検中 上下蓋(ケース)を取り、下から見る
A31. 点検中 右側KT−88のカソード抵抗が7W→10Wに交換されている! 大きい事は良く無い!
                     KT−88のカソード電流200mAで47Ωの場合W=1.88W
                     KT−88のカソード電流300mAで47Ωの場合W=4.23W
A32. 点検中 整流基板の部品に電解コンデンサーの液漏れ跡が残る。
A33. 点検中 整流・バイアス基盤裏。 電解コンデンサーの液漏れ跡!
A41. 点検中 USソケット比較。 上=交換に使用するテフロン製削りだしソケット。 下=付いているベーク製ソケット。
A51. 点検中 高圧コンデンサーの頭。
A52. 点検中 高圧コンデンサー比較。
       中=付いていた1200μF/400WV。左=交換する2200μF/400WV。右=3300μF/400WVも選択可。
A61. 点検中 入力RCA端子比較。WBT−0201に交換、定価で工賃込み。
A71. 点検中 SP接続端子比較。WBT0765WBT0735互換)と交換可能。工賃込み特別価格=1.5万。 ユーザーはWBT0735を選択する。
A72. 点検中 SP接続端子比較2。WBT−0705Cu絶縁ポールターミナルnextgenと交換可能。工賃込み定価。
A73. 点検中 SP接続端子比較3。 WBT−0702PLポールターミナルと交換可能。工賃込み定価。
A81. 点検中 KT88 4本。左から1本目、、4本目。1本〜3本=GEC、4本=Svetlana
A82. 点検中 KT88 4本。左から1本目、、4本目。 左2本はゲーターが薄い。
A83. 点検中 ECC83S、左から1本目、2本目。12AT7、左から1本目、2本目。
A84. 点検中 ECC83S、左から1本目、2本目。12AT7、左から1本目、2本目。
O. 出力トランス点検。画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
       1次インピーダンス=3.5kΩ(P1−B1間+B2−P2間)。
       2次インピーダンス=8Ω。
       インピーダンス比=3.5kΩ/8Ω=437.5、 巻き線比=20.92。
       2次8Ω端子にAC5Vを入力すると、
       1次巻線P1−B1間電圧=P2−B2間電圧=104.6V/2=52.29V。
O1. 右側出力トランス測定。
    2次入力5.07V、P1−B1間=54.4V、P2−B2間電圧=53.1V
O2. 左側出力トランス測定。
    2次入力5.00V、P1−B1間=54.1V、P2−B2間電圧=54.2V
C. 修理状況。画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
C10. 修理中 トランス保護する
C11. 修理前 前段AMP基板
C12. 修理後 前段AMP基板 真空管ソケット4個、電解コンデンサー5個、フイルムコンデンサー4個、抵抗2個交換
C13. 修理前 前段AMP基板裏
C14. 修理(半田補正)後 前段AMP基板裏、 銅箔への配線・部品を表へ移動する。
C15. 完成前段AMP基板裏 不要なフラックスを取り、洗浄し、コート液を塗布する。
C21. 修理前 整流・バイアス基盤。左側のダイオードに電解コンデンサー液漏れの跡がある=黄色の部分。
                                          安全の為のヒューズが取り除かれている! 
C22. 修理後 整流・バイアス基盤。ヒューズ増設、整流ダイオード5個、半固定VR4個、電解コンデンサー5個、フイルムコンデンサー1個交換
C23. 修理前 整流・バイアス基盤裏。 電解コンデンサーの液漏れ跡!
C24. 修理(半田補正)後 整流・バイアス基盤裏。 引き出し線は基板表へ移動。
C25. 完成整流・バイアス基盤裏 不要なフラックスを取り、洗浄し、コート液を塗布する。
C31. 修理前 高圧電解コンデンサー下端子回り。 液漏れで、止めビスやスペンサーも錆が発生。
C32. 修理前 高圧電解コンデンサー下端子回り。電極止めビスの中に絶縁ワシャーが使用してある??
C32. 修理後 高圧電解コンデンサー下端子回り。 
          下の基板は突入電流(ラッシュ・カーレント)の抑制回路(ヒーター予熱時間を兼ねる)。 詳しくはこちら
C41. 修理前 RCA端子
C42. 修理中 RCA端子の穴加工。 ステンレス用を使用すると加工も綺麗。
C43. 修理(交換)後 RCA端子
C44. 修理(交換)後 RCA端子。 治具でしっかり締結。
C51. 修理前 SP端子
C52. 修理中 SP端子の穴加工。 ステンレス用を使用すると加工も綺麗。
C53. 修理(交換)後 SP端子。ユーザー希望でWBT−0708Cuを使用 tva1-a17
C71. 修理前 KT−88ソケット。 1個交換されている。
C72. 修理(交換)後 KT−88ソケット
C73. 修理前 KT−88ソケット裏配線。右側の抵抗50Ωが7Wより10Wに交換されている。
     抵抗はKT88を守る為に、焼ける場合あり、無闇に大きくするのは回路が理解出来ていない。
C74. 修理中 KT−88ソケットに空気管や不良真空管を挿して、ピンを固定して配線する。
C75. 修理後 KT−88ソケット裏配線。
            KT−88のカソードに200mAヒューズを入れます。これで、出力トランスが安全です。
C81. 修理前 電源SW。 端子カーバーが溶けている。 15A/250Vでラインを両切りで使用。 
C83. 修理後 電源SW。 日本製に交換し、片切りに変更し(15A/125V)×2=30A。 接点を並列接続しても、遮断容量は2倍にはならないが、片方の接点ががアークを引き受ける事になり、他の接点の劣化が少ない。
C91. 交換部品
C92. 交換部品、電源SW。 左=付いていた15A/250V×2、端子付近が熱で変形している。
                   右=交換する日本(松下)製15A/250V×2。
C93. 交換部品、電解コンデンサー。
CA1. 修理前 上から見る
CA2. 修理後 上から見る
CA3. 修理後 真空管を挿し、上から見る
CA4. 修理前 下から見る
CA5. 修理後 下から見る
E. 測定・調整。画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
E1. 出力・歪み率測定・調整
    「見方」。
   上段中 右側SP出力を「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」により測定。
         表示LED、 左端=メモリーNo、 中左=周波数測定、 中右=出力電圧測定、 右端=歪み率測定。
   上段右端 VP−7723Bの基本波除去出力を「owon SDS8202(200MHZ)」で「FFT分析」表示。
   下段中 左側SP出力を「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」により測定。
         表示LED、 左端=メモリーNo、 中左=周波数測定、 中右=出力電圧測定、 右端=歪み率測定。
   下段右端 VP−7723Bの基本波除去出力を「owon SDS6062(200MHZ)」で「FFT分析」表示。
   下段左端 オーディオ発振器 VP−7201A より50Hz〜100kHzの信号を出し(歪み率=約0.003%)、ATT+分配器を通し、AMPに入力。
          よって、ダイアル設定出力レベルより低くなります。測定機器の仕様や整備の様子はこちら、「VP−7723B」「VP−7201A」。 FFT画面の見方はこちら。
E21. 50Hz入力、R側SP出力電圧26V=84.5W出力、 0.819%歪み。
             L側SP出力電圧26V=84.5W出力、 0.802%歪み。
             「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。
E22. 100Hz入力、R側SP出力電圧26V=84.5W出力、 0.633%歪み。
              L側SP出力電圧26V=84.5W出力、 0.624%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。
E23. 500Hz入力、R側SP出力電圧25V=84.5W出力、 0.505%歪み。
               L側SP出力電圧25V=84.5W出力、 0.513%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E24. 1kHz入力、R側SP出力電圧26V=84.5W出力、 0.512%歪み。
              L側SP出力電圧26V=84.5W出力、 0.518%歪み。
             「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E25. 5kHz入力、R側SP出力電圧26V=84.5W出力、 0.704%歪み。
              L側SP出力電圧26V=84.5W出力、 0.714%歪み。
             「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。
E26. 10kHz入力、R側SP出力電圧26V=84.5W出力、 0.956%歪み。
               L側SP出力電圧26V=84.5W出力、 0.968%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。
E27. 20kHz入力、R側SP出力電圧26V=84.5W出力、 0.985%歪み。
               L側SP出力電圧26V=84.5W出力、 1.008%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=100kHz、右=500kHz。
E28. 50kHz入力、R側SP出力電圧10V=12.5W出力、 3.95%歪み。
               L側SP出力電圧10V=12.5W出力、 5.99%歪み。
              「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=100kHz、右=500kHz。
   この当たりから、出力トランスの影響がでます、 Michaelson & Austin TVA−1 の仕様(マニアルより)参照。
E3. 残留雑音、 R側SP出力電圧=6.97mV。
            L側SP出力電圧=7.36mV(1000mV=1V)。
  • 初段がECC83(12AX7)差動プッシュプルです。共通カソードになっていて、差動回路として動作します。
    よって、ヒーターからのハム・ノイズの影響が有りますので、出来るだけ、ヒーター・カソード間の絶縁特性の良い物を選別して、使用してください
    トランスレス真空管TVが全盛の時代には、良い製品が沢山製作されましたが、現在ではその様な需要が有りませんので、選別で探すしか方法が有りません。
    又、真空管の性能(増幅率等)には関係有りません。
       
E41. 完成 電解ブロックコンデンサーに遮熱板を付ける。 菓子箱で製作。
E42. 完成 電解ブロックコンデンサーに遮熱板を付ける。 対流が起き易い様に、後ろは開ける。
U. TubeTester HickokTV−2B/Uによる付属真空管測定。画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
U1. KT88 4本(2ペア)。左から1本目、、4本目。
       Ep=420V、G2=420V、Eg1=−48V、Ip=70〜72mA、Isg=7.4〜9.2mAの測定結果付き
       真空管ハンドブック(規格表)の相互コンダクタンス=11500μmho
       「Ep=250V、Esg=250V、Eg1=−15V、Ip=140mA」
1960/1962/1964/1966ナショナル真空管ハンドブック、1995オーディオ用真空管マニアル、60/62/69東芝電子管ハンドブック、1962日立電子管ハンドブック、1965/1971全日本真空管マニュアル、RC15/19/26/27/28/29/30 Receiving Tube Manual、1966/実用真空管ハンドブック、1995世界の真空管カタログより。
U10. KT88 4本。 左から1本目、、4本目。
  • 1本目 KT88。  Gm測定=12000μ、Ip=107.7mA。
    2本目 KT88。  Gm測定=12500μ、Ip=115.0mA。
    3本目 KT88。  Gm測定=10300μ、Ip=105.1mA。
    4本目 KT88。  Gm測定=10500μ、Ip=92.7mA。
U11. 1本目 KT88。  Gm測定=12000μ、Ip=107.7mA。
       Bレンジ=15000μmhoレンジでの測定。 測定条件「Ep=250V、Eg2=250V、Eg1=−15V」
U12. 2本目 KT88。  Gm測定=12500μ、Ip=115.0mA。
U13. 3本目 KT88。  Gm測定=10300μ、Ip=105.1mA。
       Bレンジ=15000μmhoレンジでの測定。 測定条件「Ep=250V、Eg2=250V、Eg1=−15V」
U14. 4本目 KT88。  Gm測定=10500μ、Ip=92.7mA。
U2. 12AT7の測定。右から2本目、1本目。
       真空管ハンドブック(規格表)の12AT7相互コンダクタンス=6000μmho
       「Ep=250V、Eg1(Rk=200Ω)、Ip=10mA」
1960/1962/1964/1966ナショナル真空管ハンドブック、1995オーディオ用真空管マニアル、60/62/69東芝電子管ハンドブック、1962日立電子管ハンドブック、1965/1971全日本真空管マニュアル、RC15/19/26/27/28/29/30Receiving Tube Manual、1966実用真空管ハンドブック、1995世界の真空管カタログより。
U21. 12AT7−1本目ユニット1測定。 Gm測定=4550μmho、IP=11.39mA。
        測定条件「Ep=250V、Eg1(Rk=200Ω)」。 Cレンジ=7500μmhoレンジでの測定。
U22. 12AT7−1本目ユニット2測定。 Gm測定=3600μmho、IP=11.28mA。
U23. 12AT7−2本目ユニット1測定。 Gm測定=4000μmho、IP=10.89mA。
        測定条件「Ep=250V、Eg1(Rk=200Ω)」。 Cレンジ=7500μmhoレンジでの測定。
U24. 12AT7−2本目ユニット2測定。 Gm測定=5000μmho、IP=13.00mA。
U3. ECC83Sの測定。左から1本目、2本目。
       真空管ハンドブック(規格表)の ECC83(12AX7) 相互コンダクタンス=1600μmho
       「Ep=250V、Eg1=−2V、Ip=1.2mA」
1960/1962/1964/1966ナショナル真空管ハンドブック、1995オーディオ用真空管マニアル、60/62/69東芝電子管ハンドブック、1962日立電子管ハンドブック、1965/1971全日本真空管マニュアル、RC15/19/26/27/28/29/30Receiving Tube Manual、1966実用真空管ハンドブック、1995世界の真空管カタログより。
U31. ECC83−1本目ユニット1測定。 Gm測定=1600μmho、IP=1.70mA。
        測定条件「Ep=250V、Eg1=−2V」。 Cレンジ=6000μmhoレンジでの測定。
U32. ECC83−1本目ユニット2測定。 Gm測定=1800μmho、IP=1.82mA。
U33. ECC83−2本目ユニット1測定。 Gm測定=1800μmho、IP=1.61mA。
        測定条件「Ep=250V、Eg1=−2V」。 Cレンジ=6000μmhoレンジでの測定。
U34. ECC83−2本目ユニット2測定。 Gm測定=2080μmho、IP=2.12mA。
V. TubeTester HickokTV−2B/Uによるユーザ購入真空管測定。画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
V01. ユーザーが購入し、Amazon.co.jpの箱で送られて来たKT88!
V02. ユーザーが購入し、Amazon.co.jpの箱で送られて来たKT88!
V10. 購入GoldLionKT88 4本(2ペア)。左から1本目、、4本目。
       測定条件不明ですが、Ip=とGmの測定結果付き
       真空管ハンドブック(規格表)の相互コンダクタンス=11500μmho
       「Ep=250V、Esg=250V、Eg1=−15V、Ip=140mA」
1960/1962/1964/1966ナショナル真空管ハンドブック、1995オーディオ用真空管マニアル、60/62/69東芝電子管ハンドブック、1962日立電子管ハンドブック、1965/1971全日本真空管マニュアル、RC15/19/26/27/28/29/30 Receiving Tube Manual、1966/実用真空管ハンドブック、1995世界の真空管カタログより。
購入GoldLionKT88 4本(2ペア)。左から1本目、、4本目。
  • 1本目 KT88。  Gm測定=13500μ、Ip=123.2mA。
    2本目 KT88。  Gm測定=13000μ、Ip=120.6mA。
    3本目 KT88。  Gm測定=13500μ、Ip=123.0mA。
    4本目 KT88。  Gm測定=13000μ、Ip=121.3mA。
V11. 1本目 KT88。  Gm測定=13500μ、Ip=123.2mA。
       Bレンジ=15000μmhoレンジでの測定。 測定条件「Ep=250V、Eg2=250V、Eg1=−15V」
V12. 2本目 KT88。  Gm測定=13000μ、Ip=120.6mA。
V13. 3本目 KT88。  Gm測定=13500μ、Ip=123.0mA。
       Bレンジ=15000μmhoレンジでの測定。 測定条件「Ep=250V、Eg2=250V、Eg1=−15V」
V14. 4本目 KT88。  Gm測定=13000μ、Ip=121.3mA。
V2. 購入GenalexECC81の測定。右から2本目、1本目。
       真空管ハンドブック(規格表)のECC81(12AT7)相互コンダクタンス=6000μmho
       「Ep=250V、Eg1(Rk=200Ω)、Ip=10mA」
1960/1962/1964/1966ナショナル真空管ハンドブック、1995オーディオ用真空管マニアル、60/62/69東芝電子管ハンドブック、1962日立電子管ハンドブック、1965/1971全日本真空管マニュアル、RC15/19/26/27/28/29/30Receiving Tube Manual、1966実用真空管ハンドブック、1995世界の真空管カタログより。
V21. ECC81−1本目ユニット1測定。 Gm測定=5000μmho、IP=8.90mA。
        測定条件「Ep=250V、Eg1(Rk=200Ω)」。 Cレンジ=7500μmhoレンジでの測定。
V22. ECC81−1本目ユニット2測定。 Gm測定=5000μmho、IP=9.68mA。
V23. ECC81−2本目ユニット1測定。 Gm測定=5200μmho、IP=9.55mA。
        測定条件「Ep=250V、Eg1(Rk=200Ω)」。 Cレンジ=7500μmhoレンジでの測定。
V24. ECC81−2本目ユニット2測定。 Gm測定=5000μmho、IP=9.65mA。
V3. 購入Tung−Sol12AX7の測定。左から1本目、2本目。
       真空管ハンドブック(規格表)の ECC83(12AX7) 相互コンダクタンス=1600μmho
       「Ep=250V、Eg1=−2V、Ip=1.2mA」
1960/1962/1964/1966ナショナル真空管ハンドブック、1995オーディオ用真空管マニアル、60/62/69東芝電子管ハンドブック、1962日立電子管ハンドブック、1965/1971全日本真空管マニュアル、RC15/19/26/27/28/29/30Receiving Tube Manual、1966実用真空管ハンドブック、1995世界の真空管カタログより。
V31. 12AX7−1本目ユニット1測定。 Gm測定=2800μmho、IP=2.92mA。
        測定条件「Ep=250V、Eg1=−2V」。 Cレンジ=6000μmhoレンジでの測定。
V32. 12AX7−1本目ユニット2測定。 Gm測定=2880μmho、IP=2.94mA。
V33. 12AX7−2本目ユニット1測定。 Gm測定=2400μmho、IP=2.55mA。
        測定条件「Ep=250V、Eg1=−2V」。 Cレンジ=6000μmhoレンジでの測定。
V34. 12AX7−2本目ユニット2測定。 Gm測定=2280μmho、IP=2.29mA。
プレート波形を観測しながら測定する。
測定電源は安定化電源を使用し、AC115V 60Hzで行う。
Y. ユーザー宅へ設置。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
S. Michaelson & Austin TVA−1 の仕様(マニアルより) 
型式 管球式(終段KT−88 PP)ステレオパワーアンプ TVA−1
実効出力 70W+70W
周波数特性 20Hz〜20kHz ±0.2dB、 10Hz〜25kHz -1.0dB
出力帯域幅 8Hz〜45kHz
SN比 -88dB以上
高調波歪率 0.05%以下(1kHz、5W出力時)
入力感度/インピーダンス 750mV/100kΩ
出力インピーダンス 6〜8Ω
電源 AC100V、50Hz/60Hz
外形寸法 幅457mm×高さ190mm×奥行280mm
重量 約32kg
価格 \590,000 1979年頃
                       tva1-a2x
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