JBL SA600. 2台目修理記録 | ||||||||||||||||||||||||||
2024/12/21.到着 完成 | ||||||||||||||||||||||||||
A. 修理前の状況
B. 原因
P. 上下パネル、前後パネル、ビスの塗装
C. 修理状況
F. 修理費 150,000円 オーバーホール修理 S. JBL SA600 の仕様(カタログ・マニアルより) |
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A. 修理前の状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。 A11. 点検中 前から見る |
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A12. 点検中 前右から見る | ||||||||||||||||||||||||||
A13. 点検中 後から見る | ||||||||||||||||||||||||||
A14. 点検中 後左から見る | ||||||||||||||||||||||||||
A15. 点検中 上から見る | ||||||||||||||||||||||||||
A21. 点検中 下から見る。止めビス2本欠落。 | ||||||||||||||||||||||||||
A22. 点検中 下前から見る | ||||||||||||||||||||||||||
A23. 点検中 下前左から見る | ||||||||||||||||||||||||||
A24. 点検中 下後から見る | ||||||||||||||||||||||||||
A25. 点検中 下後右から見る | ||||||||||||||||||||||||||
A31. 点検中 上蓋を取り、上から見る。埃が一杯、湿度の高い所にあったのか、トランスの鉄心が腐蝕。終段TR(トランジスター)、前段TR(トランジスター)腐蝕。 | ||||||||||||||||||||||||||
A41. 点検中 SP接続端子。 | ||||||||||||||||||||||||||
A42. 点検中 SP接続端子、 上の所に穴があり、下記2種類から選択できます。WBT−0735等も使用可能(定価で工賃込み)。 | ||||||||||||||||||||||||||
A51. 点検中 入出力RCA端子郡。 | ||||||||||||||||||||||||||
A52. 点検中 入出力RCA端子郡、 テフロン絶縁金メッキに交換可能。 WBT−0201 も選択可能組(定価で工賃込み)。 | ||||||||||||||||||||||||||
A61. 点検中 電源プラグ。 | ||||||||||||||||||||||||||
A62. 点検中 電源プラグ、 場所が取れず交換不可。 | ||||||||||||||||||||||||||
A71. 点検中 電源コード。 | ||||||||||||||||||||||||||
A72. 点検中 プラグの結線。 | ||||||||||||||||||||||||||
A81. 点検中 上下SW郡。ベーク製止めの爪が欠損している。 | ||||||||||||||||||||||||||
A91. 点検中 電源SW。ベーク製止めの爪が欠損している。 | ||||||||||||||||||||||||||
AA1. 点検中 前パネル右側締結ビスが欠損。 | ||||||||||||||||||||||||||
AA2. 点検中 前パネル左側締結ビスが欠損。 | ||||||||||||||||||||||||||
C. 修理状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。 C1. 修理中 基板を取り除いたメインアンプ関係。 |
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C11. 修理前 CH_A側アンプ基板 | ||||||||||||||||||||||||||
C12. 修理後 CH_A側アンプ基板 電解コンデンサー5個、半固定VR1個交換 | ||||||||||||||||||||||||||
C13. 修理前 CH_A側終段TR(トランジスター)、 上側なので放熱シリコンがカラカラ! | ||||||||||||||||||||||||||
C14. 修理前 CH_A側アンプ基板裏 | ||||||||||||||||||||||||||
C15. 修理(半田補正)後 CH_A側アンプ基板裏 半田を全部やり直す。 普通はこれで完成。 | ||||||||||||||||||||||||||
C16. 完成CH_A側アンプ基板裏、 洗浄後防湿材を塗る。 | ||||||||||||||||||||||||||
C21. 修理前 CH_B側アンプ基板 | ||||||||||||||||||||||||||
C22. 修理後 CH_B側アンプ基板 電解コンデンサー個5個、半固定VR1個交換 | ||||||||||||||||||||||||||
C23. 修理前 CH_A側終段TR(トランジスター) | ||||||||||||||||||||||||||
C24. 修理前 CH_B側アンプ基板裏 | ||||||||||||||||||||||||||
C25. 修理(半田補正)後 CH_B側アンプ基板裏 半田を全部やり直し。 | ||||||||||||||||||||||||||
C25. 完成CH_B側アンプ基板裏、 洗浄後防湿材を塗る。 | ||||||||||||||||||||||||||
C31. 修理前 プリアンプ基板。 | ||||||||||||||||||||||||||
C312. 修理前 プリアンプ基板、 端子周りが膨らんできた電解コンデンサー。この後液漏れする。 | ||||||||||||||||||||||||||
C32. 修理後 プリアンプ基板 電解コンデンサー個32個、フイルムコンデンサー8個交換。 | ||||||||||||||||||||||||||
C33. 修理前 プリアンプ基板裏。 | ||||||||||||||||||||||||||
C34. 修理(半田補正)後 プリアンプ基板裏。半田を全部やり直し。 | ||||||||||||||||||||||||||
C35. 完成プリアンプ基板裏、 洗浄後防湿材を塗る。 | ||||||||||||||||||||||||||
C41. 修理前 電源部。 | ||||||||||||||||||||||||||
C42. 修理後 電源部。 終段電源用 4700μ/63V×4個から10000μ/71V×2個に交換。 | ||||||||||||||||||||||||||
C43. 修理前 電源部裏。 | ||||||||||||||||||||||||||
C44. 修理後 電源部裏。 整流ダイオードを整流ブリッジに交換する。 | ||||||||||||||||||||||||||
C51. 修理前 SP保護用サーキットブレーカ | ||||||||||||||||||||||||||
C61. 修理前 RCA端子 | ||||||||||||||||||||||||||
C62. 修理後 RCA端子交換。 | ||||||||||||||||||||||||||
C71. 修理前 SP接続端子 | ||||||||||||||||||||||||||
C72. 修理後 SP接続端子。 | ||||||||||||||||||||||||||
C81. 修理前 SW類 | ||||||||||||||||||||||||||
C82. 修理後 SW類。 赤マーク紙を貼り付ける。 | ||||||||||||||||||||||||||
C83. 修理中 取り外したSW、 ベーク板が弱っているので、このカシメを取ると割れる可能性大。 ベークの固定爪は綺麗なので、前回の修理で外してはいない。 |
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C84. 修理中 取り外したSW、 左側=清掃前、 右側=清掃後。 | ||||||||||||||||||||||||||
C91. 修理前 電源SW。 | ||||||||||||||||||||||||||
C92. 修理後 電源SW、 リレーを増設する。 | ||||||||||||||||||||||||||
CB1. 交換した部品 | ||||||||||||||||||||||||||
CB2. 交換した部品、 テスター点検、10μF測定。 このクラスの容量測定は、1kHz程度の交流で、 通過電流を読む方式なので、下記の様に、容量が増しているのは、絶縁が悪くなっていると考えられる。 |
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CB3. 交換した部品、 取り外した10μF測定。 左端=14μF〜右端=17μF。 | ||||||||||||||||||||||||||
CB4. 交換した部品、 取り外した25μF測定。 左端=40μF〜右端=27μF。 | ||||||||||||||||||||||||||
CC1. 修理前 電源コード。 | ||||||||||||||||||||||||||
CC2. 修理後 製作電源コード。 | ||||||||||||||||||||||||||
CC3. 修理前 電源プラグ。 | ||||||||||||||||||||||||||
CC4. 修理後 電源プラグ。 | ||||||||||||||||||||||||||
CD1. 修理前 下から見る | ||||||||||||||||||||||||||
CD2. 修理後 下から見る | ||||||||||||||||||||||||||
CD3. 完成 綺麗なお尻で帰ります | ||||||||||||||||||||||||||
CD4. 修理前 下から見る | ||||||||||||||||||||||||||
CD5. 完成 下から見る | ||||||||||||||||||||||||||
P. 上下パネル、前後パネル、ビスの塗装。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。 P11. 修理(塗装)前 前パネル。 |
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P12. 修理(塗装)後 前パネル。表示文字が薄くなっているので、これ以上進行させない為に、透明スプレーで押さえる。 | ||||||||||||||||||||||||||
P122. 修理(塗装)前 前パネル、 サイド押さえとパネルのキズ。 | ||||||||||||||||||||||||||
P123. 修理(塗装)後 前パネル、 サイド押さえとパネルのキズ。 | ||||||||||||||||||||||||||
P13. 修理(塗装)前 下蓋。 | ||||||||||||||||||||||||||
P14. 修理(塗装)後 下蓋。 錆あるので、これ以上進行させない為に、透明スプレーで押さえる。 | ||||||||||||||||||||||||||
P21. 修理(塗装)前 下蓋右側。 | ||||||||||||||||||||||||||
P22. 修理(塗装)後 下蓋右側。 錆あるので、これ以上進行させない為に、透明スプレーで押さえる。 出来るだけ、艶を出さないように仕上げる。 |
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P23. 修理(塗装)前 下蓋左側。 | ||||||||||||||||||||||||||
P24. 修理(塗装)後 下蓋左側。 錆あるので、これ以上進行させない為に、透明スプレーで押さえる。 出来るだけ、艶を出さないように仕上げる。 |
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P31. 修理(塗装)前 端子カバー。 | ||||||||||||||||||||||||||
P32. 修理(塗装)前 端子カバー。 出来るだけ、艶を出さないように仕上げる。 | ||||||||||||||||||||||||||
P33. 修理(塗装)前 上蓋。 | ||||||||||||||||||||||||||
P34. 修理(塗装)後 上蓋。 出来るだけ、艶を出さないように仕上げる。 | ||||||||||||||||||||||||||
P41. 修理(塗装・加工)前 裏パネル。 | ||||||||||||||||||||||||||
P42. 修理(加工)後 裏パネル。下の縦−SP接続端子穴はメクラにして、上の横SP接続端子穴に取り付ける。 | ||||||||||||||||||||||||||
P43. 修理(塗装・加工)御 裏パネル。 出来るだけ、艶を出さないように仕上げる。 | ||||||||||||||||||||||||||
P51. 修理(塗装)中 ビス類。軽く塗装する。 | ||||||||||||||||||||||||||
P61. 修理(乾燥)中 炎天下にさらし、焼き付ける。 | ||||||||||||||||||||||||||
E. 測定・調整。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。 E0. 出力・歪み率測定・調整。 供給電圧はAC100V/50HZ。 「見方」。 上段中 右側SP出力を「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」により測定。 表示LED、 左端=メモリーNo、 中左=周波数測定、 中右=出力電圧測定、 右端=歪み率測定。 上段右端 VP−7723Bの基本波除去出力を「owon SDS8202(200MHZ)」で「FFT分析」表示。 下段中 左側SP出力を「Audio Analyzer Panasonic VP−7723B」により測定。 表示LED、 左端=メモリーNo、 中左=周波数測定、 中右=出力電圧測定、 右端=歪み率測定。 下段右端 VP−7723Bの基本波除去出力を「owon SDS6062(200MHZ)」で「FFT分析」表示。 下段左端 オーディオ発振器 VP−7201A より50Hz〜100kHzの信号を出し(歪み率=約0.003%)、ATT+分配器を通し、AMPに入力。 よって、ダイアル設定出力レベルより低くなります。測定機器の仕様や整備の様子はこちら、「VP−7723B」「VP−7201A」。 FFT画面の見方はこちら。 |
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E11. AUX_50Hz入力、CH1側SP出力電圧17V=36W出力、 0.053%歪み。 CH2側SP出力電圧17V=36W出力、 0.059%歪み。 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。 |
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E12. AUX_100Hz入力、CH1側SP出力電圧17V=36W出力、 0.052%歪み。 CH2側SP出力電圧17V=36W出力、 0.052%歪み。 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。 |
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E13. AUX_500Hz入力、CH1側SP出力電圧17V=36W出力、 0.046%歪み。 CH2側SP出力電圧17V=36W出力、 0.048%歪み。 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。 |
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E14. AUX_1kHz入力、CH1側SP出力電圧17V=36W出力、 0.042%歪み。 CH2側SP出力電圧17V=36W出力、 0.044%歪み。 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。 |
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E15. AUX_5kHz入力、CH1側SP出力電圧17V=36W出力、 0.061%歪み。 CH2側SP出力電圧17V=36W出力、 0.062%歪み。 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。 |
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E16. AUX_10kHz入力、CH1側SP出力電圧17V=36W出力、 0.095%歪み。 CH2側SP出力電圧17V=36W出力、 0.096%歪み。 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。 |
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E17. AUX_50kHz入力、CH1側SP出力電圧17V=36W出力、 0.398%歪み。 CH2側SP出力電圧17V=36W出力、 0.398%歪み。 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=100kHz、右=500kHz。 |
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E18. AUX_100kHz入力、CH1側SP出力電圧16V=32W出力、 0.61%歪み。 CH2側SP出力電圧16V=32W出力、 0.61%歪み。 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=100kHz、右=500kHz。 半世紀近くも前の古AMPなのに、余り落ちない! |
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E21. MM_50Hz入力、CH1側SP出力電圧17V=36W出力、 0.187%歪み。 CH2側SP出力電圧17V=36W出力、 0.182%歪み。 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。 |
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E22. MM_100Hz入力、CH1側SP出力電圧17V=36W出力、 0.134%歪み。 CH2側SP出力電圧17V=36W出力、 0.132%歪み。 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=250Hz、右=1kHz。 |
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E23. MM_500Hz入力、CH1側SP出力電圧17V=36W出力、 0.052%歪み。 CH2側SP出力電圧17V=36W出力、 0.052%歪み。 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。 |
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E24. MM_1kHz入力、CH1側SP出力電圧17V=36W出力、 0.0395%歪み。 CH2側SP出力電圧17V=36W出力、 0.0409%歪み。 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=2.5kHz、右=10kHz。 |
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E25. MM_5kHz入力、CH1側SP出力電圧17V=36W出力、 0.096%歪み。 CH2側SP出力電圧17V=36W出力、 0.118%歪み。 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。 |
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E26. MM_10kHz入力、CH1側SP出力電圧17V=36W出力、 0.124%歪み。 CH2側SP出力電圧17V=36W出力、 0.142%歪み。 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=25kHz、右=100kHz。 |
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E27. MM_50kHz入力、CH1側SP出力電圧17V=36W出力、 0.41%歪み。 CH2側SP出力電圧17V=36W出力、 0.41%歪み。 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=100kHz、右=500kHz。 |
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E28. MM_100kHz入力、CH1側SP出力電圧17V=36W出力、 0.45%歪み。 CH2側SP出力電圧17V=36W出力、 0.45%歪み。 「FFT分析」のオシロのカーソル周波数、左=100kHz、右=500kHz。 半世紀近くも前の古AMPなのに、余り落ちない! |
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E3. フルパワーなので、24V高速フアンが全回転でクーリング。 | ||||||||||||||||||||||||||
S. JBL SA600 の仕様(カタログ・マニアルより) | ||||||||||||||||||||||||||
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