KENWOOD KT−9900. 3台目修理記録
2021/9/27到着   2022/3/2完成
A. 修理前の状況
  • 高校生の頃から今に至る(現在80歳)まで,クラシックを楽しんでいます。
    初めの頃は録音媒体はレコードしかなかったので聴いていましたがレコード盤のゴミによるチリチリする雑音が嫌でNHKがFMステレオ放送を開始した直後からその音質の素晴らしさに圧倒されレコードは知人に譲渡してテープに切替え,爾来NHKのライブで放送される音源から数多くの録音をしてきました。
    大きな7素子のFM専用アンテナを立てたりして入力電波には気を使っていましたが1987年に究極的なFMチューナーの出現と鳴り物入りで発売されたトリオのKT−9900を発売と同時に購入し(1978年)以来大事に使ってきました。
    現在は録音済みのテープが10号テープ50本含め,300本以上あります。(中にはカラヤンが来日して国内で初めてFMでライブ放送した時のものや,ベームがウィーンフィルを率いて来日しライブ放送したときの録音テープなど貴重なものもあります)。
    現在の再生設備はプリがラックスマンCL36,同MQ−30S、スピーカーは三菱ダイヤトーンのスタジオモニター,オープンリールデッキはルボックスA77とTEACのX−1000およびCDプレイヤーはTACAMのCD−RW900SLとチューナーがKT−9900です。
    KT−9900は平成15年にケンウッドの修理工場に持ち込み不具合を直してもらったことがあります。
    今回入力信号が不安定で,ガリガリという大きな雑音も発生したため再度メーカーに修理依頼するため出しましたが、部品が無く修理不能ということでそのまま返品されてきました。

    工房注記=チュナー用IC等が品薄で高価になりました!

B. 原因
  • IF回路、MPX回路不良。
    足黒TR(トランジスター)、足黒IC、足黒OP−AMP多数。
    フロントエンド内高周波増幅FET(電界効果トランジスター)劣化。


C. 修理状況
  • RF増幅、トラッキング、IF回路、MPX回路、修理・調整。
    配線手直し、補強。
    劣化フイルムコンデンサー交換。
    電解コンデンサー交換。
    劣化OP−AMP交換。
    劣化アナログIC交換。
    劣化TTL−IC交換。
    足黒TR(トランジスター)交換。


D. 使用部品
  • 電解コンデンサ−(オ−デオコンデンサ−使用)        135個。
    TR(トランジスタ−)                          27個。
    TTL−IC                                 3個。
    OP−AMP                               15個。
    アナログIC                               19個。
    半固定VR4個                              16個。
    ゼナーダイオード                             2個
    フイルムコンデンサー                          1個

E. 調整・測定


修理費    130,000円    オーバーホール修理

Y. ユーザー宅の設置状況

S. KENWOOD KT−9900 の仕様(マニアル・カタログより)


A. 修理前の状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
A11. 点検中 前から見る
A12. 点検中 前右から見る
A13. 点検中 後から見る
A14. 点検中 後左から見る
A15. 点検中 上から見る
A16. 点検中 上ケースを取り、上から見る。
A17. 点検中 上ケース・シールドを取り、上から見る。
A21. 点検中 下前から見る
A22. 点検中 下前左から見る
A23. 点検中 下後から見る
A24. 点検中 下後右から見る
A25. 点検中 下から見る
A26. 点検中 下から見る。 2003年1月12日メーカーの修理標。
A27. 点検中 その時の修理納品明細書、 2003年1月8日。
A28. 点検中 今回の修理納品明細書、 2021年9月21日。
A29. 点検中 下蓋を取り、下から見る。
A31. 点検中 出力RCA端子郡。
A32. 点検中 出RCA端子郡、 テフロン絶縁のRCA端子と交換可能。今回見送り。
A41. 点検中 電源コード。
A42. 点検中 電源コードを3Pインレットに交換可能。使用するのは FURUTECH FI-10(R) ロジウムメッキ。今回見送り。
A51. 点検中 IF基板の足黒ICと足黒TR(トランジスター)。
A52. 点検中 IF基板の足黒ICと足黒TR(トランジスター)−2。
A53. 点検中 IF基板の足黒ICと足黒TR(トランジスター)−3。
A54. 点検中 IF基板の足黒TR(トランジスター)。
A61. 点検中 MPX基板のICの足黒IC、右上は磨いてある。磨くより交換の方が安心確実。
A62. 点検中 MPX基板の足黒IC−2、左上は磨いてある。磨くより交換の方が安心確実。
A63. 点検中 MPX基板の足黒IC−3。
A71. 点検中 DDL基板の足黒IC。
A81. 点検中 PulseCounter基板の足黒ICと足黒TR(トランジスター)。
A82. 点検中 PulseCounter基板の足黒TR(トランジスター)。
A83. 点検中 PulseCounter基板の足黒TR(トランジスター)−2。
C. 修理状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
C11. 修理前 PowerSupply基板
C12. 修理中 PowerSupply基板。トルエン溶媒の接着剤。
C13. 修理中 PowerSupply基板。トルエン溶媒の接着剤、部品の銅線を腐食する。
C14. 修理中 PowerSupply基板。トルエン溶媒の接着剤を取り去り、コートを塗布後。
C15. 修理後 PowerSupply基板。 ゼナーダイオード2個、電解コンデンサー32個交換、黒ミューズが大分使用できました。
C16. 修理前 PowerSupply基板裏
C17. 修理(半田補正)後 PowerSupply基板裏、 半田を全部やり直す。
C18. 完成PowerSupply基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C19. 修理前 PowerSupply基板ラッピング
C1A. 修理後 PowerSupply基板ラッピング、半田を浸みこませる。
C21. 修理前 フューズ基板。
C22. 修理前 フューズ基板裏。  
C23. 修理(半田補正)後 フューズ基板裏、 半田を全部やり直す。  
C24. 完成フューズ基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C25. 修理前 フューズ基板ラッピング。
C26. 修理後 フューズ基板ラッピング、半田を浸みこませる。
C31. 修理前 RF−MIX基板。
C32. 修理後 RF−MIX基板。 電解コンデンサー6個、半固定VR1個交換 
C33. 修理前 RF−MIX基板裏。
C34. 修理(半田補正)後 RF−MIX基板裏、 半田を全部やり直す。
C35. 完成RF−MIX基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C41. 修理前 IF基板。
C42. 修理後 IF基板。 半固定VR3個、電解コンデンサー14個、IC10個、OP_AMP1個、TR(トランジスター)9個交換
C43. 修理中 IF基板で交換したIC、OP_AMP、足黒TR(トランジスター)。
C44. 修理前 IF基板裏。
C45. 修理(半田補正)後 IF基板裏。 半田を全部やり直す。カメラ故障で写真紛失で下記は2号機より。
C46. 完成IF基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C47. 修理前 IF基板裏、ラッピング。
C48. 修理後 IF基板裏、ラッピング。 半田を浸みこませる。
C49. 修理前 IF基板裏、ラッピング2。
C4A. 修理後 IF基板裏、ラッピング2。 半田を浸みこませる。
C51. 修理前 MPX基板
C52. 修理中 MPX基板。 トルエン溶媒の接着剤。
C53. 修理後 MPX基板。 トルエン溶媒の接着剤を取り去り、コートを塗布後。
C54. 修理前 MPX基板。 トルエン溶媒の接着剤2。
C55. 修理後 MPX基板。 トルエン溶媒の接着剤を取り去り、コートを塗布後2。
C56. 修理後 MPX基板。 半固定VR8個、電解コンデンサー34個、TTL−IC=2個、OP−AMP6個、TR(トランジスター)6個交換
C57. 修理中 MPX基板で交換したIC、OP_AMP。
C58. 修理前 MPX基板裏。  
C59. 修理(半田補正)後 MPX基板裏。 半田を全部やり直す。表に移動可能な部品は移す。  
C5B. 完成MPX基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C5C. 修理前 MPX基板裏基板ラッピング
C5D. 修理後 MPX基板裏基板ラッピング。 半田を浸みこませる。
C5E. 修理前 MPX基板裏基板ラッピング2
C5F. 修理後 MPX基板裏基板ラッピング2。 半田を浸みこませる。
C5G. 修理前 MPX基板裏基板ラッピング3
C5H. 修理後 MPX基板裏基板ラッピング3。 半田を浸みこませる、コンデンサーは表に移動。
C61. 修理前 DDL基板
C62. 修理後 DDL基板。 半固定VR3個、電解コンデンサー30個、OP_AMP6個、IC7個、足黒TR(トランジスター)3個交換
C63. 修理中 DDL基板で交換するIC・OP_AMP類。
C64. 修理中 DDL基板で交換したIC・OP_AMP類。
C65. 修理前 DDL基板裏
C66. 修理(半田補正)後 DDL基板裏。 半田を全部やり直す。
C67. 完成DDL基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C68. 修理前 DDL基板ラッピング
C69. 修理後 DDl基板ラッピング。 半田を浸みこませる。
C71. 修理前 PulseCounter基板。 唯一「コネクター使用」で取り出せる基板。
C72. 修理中 PulseCounter基板。 IFT点検。
C73. 修理後 PulseCounter基板。 電解コンデンサー16個、OP_AMP1個、TTL−IC1個、TR(トランジスター)12個交換、フィルムコンデンサー1個追加。
C74. 修理前 PulseCounter基板裏
C75. 修理(半田補正)後 PulseCounter基板裏。 半田を全部やり直す。
C76. 完成PulseCounter基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C81. 修理前 SW基板
C82. 修理後 SW基板。 半固定VR1個、電解コンデンサー3個、IC2個交換
C83. 修理前 SW基板裏
C84. 修理(半田補正)後 SW基板裏。 半田を全部やり直す。
C85. 完成SW基板裏。余分なフラックスを落として、コート液を塗る。
C86. 完成SW基板裏。 SW基板裏、左前。
C87. 完成SW基板裏。 SW基板裏、右前。
C88. 修理前 SW基板裏ラッピング1
C89. 修理後 SW基板裏ラッピング1。 半田を浸みこませる。
C8A. 修理前 SW基板裏ラッピング2
C8B. 修理後 SW基板裏ラッピング2。 半田を浸みこませる。
C8C. 修理前 SW基板裏ラッピング3
C8D. 修理後 SW基板裏ラッピング3。 半田を浸みこませる。
C8E. 修理前 SW基板裏ラッピング4
C8F. 修理後 SW基板裏ラッピング4。 半田を浸みこませる。
C91. 修理前 RCA端子ラッピング
C92. 修理後  RCA端子ラッピング。 半田を浸みこませる。
CA1. 修理前 アース端子ラッピング1
CA2. 修理後 アース端子ラッピング1。 半田を浸みこませる。
CA3. 修理前 アース端子ラッピング2
CA4. 修理後 アース端子ラッピング2。 半田を浸みこませる。
CB1. 修理前 メーターランプブラケット。 押さえテープがボロボロ、ステンレスブラケットも錆が発生。
CB2. 修理中 メーターランプブラケット。 ボロボロの押さえテープを取り除き、ステンレスブラケットの錆を取る。
CB3. 修理後 メーターランプブラケット。 押さえテープを貼る。
CC1. 交換部品
CC2. 交換部品、液漏れ電解コンデンサー。
CC3. 交換部品、足黒半固定VR。
CC4. 交換部品、足の腐食した交換IC(集積回路)
CD1. 修理前 上から
CD2. 修理後 上から
CD3. 修理前 下から
CD4. 修理後 下から
E. 調整・測定、 FM受信感度、RL分離測定調整。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
     <見方>
 中上の「LEADER 3216P FMステレオ信号発信器」より信号を出す。これを受信し出力を測定する。
   表示LED、 左端=変調度、 中左=メモリNo、 中右=出力周波数、 右端=出力レベル。
 中下=R出力測定。
   「Audio Analyzer Panasonic VP−7723A」より測定。
   表示LED、 左端=メモリーNo、中左=周波数測定、中右=出力電圧測定、右端=歪み率測定。
 下=L出力測定。
   「Audio Analyzer Panasonic VP−7723A」より測定。
   表示LED、 左端=メモリーNo、中左=周波数測定、中右=出力電圧測定、右端=歪み率測定。
   チューナの出力電圧は固定を使用
E1. 75/50Ω変換アダプター。 無線機器のプロ器は、インピーダンスが50Ω。 民生機器は75Ω。
    これを挿入しているので、「LEADER 3216P FMステレオ信号発信器」の信号出力は+6dB高い。
E11. FMトラッキング調整。 76MHZに合わす。
E12. FMトラッキング調整。 90MHZに合わす。
E21. FM モノラル受信測定400Hz。
     <見方>
     中上の「LEADER 3216P FM信号発信器」より信号を出す。 これを受信し出力を測定する。
        変調周波数=400Hz、 変調度=90%(67.5kHzデビエーション)、 出力周波数=83MHZ、 出力レベル=60dB。
     中下=R出力測定。
        「Audio Analyzer Panasonic VP−7723A」より測定。
        出力電圧=0.796V、 歪み率=0.030%。
     下=L出力測定。
        「Audio Analyzer Panasonic VP−7723A」より測定。
        出力電圧=0.789V、 歪み率=0.031%。
E22. FM モノラル受信測定1kHz。
     <見方>
     中上の「LEADER 3216P FM信号発信器」より信号を出す。 これを受信し出力を測定する。
        変調周波数=1kHz、 変調度=90%(67.5kHzデビエーション)、 出力周波数=83MHZ、 出力レベル=60dB。
     中下=R出力測定。
         「Audio Analyzer Panasonic VP−7723A」より測定。
         出力電圧=0.759V、 歪み率=0.038%。
     下=L出力測定。
         「Audio Analyzer Panasonic VP−7723A」より測定。
         出力電圧=0.755V、 歪み率=0.036%。
E31. FM ステレオ受信測定400Hz。
     <見方>
     中上の「LEADER 3216P FMステレオ信号発信器」 より信号を出す。 これを受信し出力を測定する。
         これを受信し出力を測定する。
         変調周波数=400Hz、 変調度=90%(67.5kHzデビエーション)、 出力周波数=83MHZ、 出力レベル=60dB。
     中下=R出力測定。
         「Audio Analyzer Panasonic VP−7723A」より測定。
         出力電圧=0.709V、 歪み率=0.025%。
     下=L出力測定。
         「Audio Analyzer Panasonic VP−7723A」より測定。
         出力電圧=0.704V、 歪み率=0.026%。
E32. FM ステレオ受信測定1kHz。
     <見方>
     中上の「LEADER 3216P FM ステレオ信号発信器」 信号を出す。 これを受信し出力を測定する。
         これを受信し出力を測定する。
         変調周波数=1kHz、 変調度=90%(67.5kHzデビエーション)、 出力周波数=82MHZ、 出力レベル=60dB。
     中下=R出力測定。
         「Audio Analyzer Panasonic VP−7723A」より測定。
         出力電圧=0.678V、 歪み率=0.026%。
     下=L出力測定。
         「Audio Analyzer Panasonic VP−7723A」より測定。
         出力電圧=0.674V、 歪み率=0.027%。
E41. FM ステレオ受信RL分離度測定400Hz。Log701/1.6=52.8dB。
     <見方>
     中上の「LEADER 3216P FMステレオ信号発信器」より「R側信号」を出す。
         これを受信し出力を測定する。
         変調周波数=400Hz、 変調度=90%(67.5kHzデビエーション)、 出力周波数=83MHZ、 出力レベル=60dB。
     中下=R出力測定。
         「Audio Analyzer Panasonic VP−7723A」より測定。
         出力電圧=0.701V、 歪み率=0.020%。
     下=L出力測定。
         「Audio Analyzer Panasonic VP−7723A」より測定。
         出力電圧=1.6mV、 歪み率=入力レベルが低すぎて測定不可。
E42. FM ステレオ受信RL分離度測定400Hz。Log695/3.2=46.7dB。
     <見方>
     中上の「LEADER 3216P FM ステレオ信号発信器」より「L側信号」を出す。
         これを受信し出力を測定する。
         変調周波数=400Hz、 変調度=90%(67.5kHzデビエーション)、 出力周波数=83MHZ、 出力レベル=60dB。
     中下=R出力測定。
         「Audio Analyzer Panasonic VP−7723A」より測定。
         出力電圧=3.2mV、 歪み率=入力レベルが低すぎて測定不可。
     下=L出力測定。
         「Audio Analyzer Panasonic VP−7723A」より測定。
         出力電圧=0.695V、 歪み率=0.028%。
E43. FM ステレオ受信RL分離度測定1kHz。Log671/2=50.5dB。
     <見方>
     中上の「LEADER 3216P FMステレオ信号発信器」より「R側信号」を出す。
         これを受信し出力を測定する。
         変調周波数=1kHz、 変調度=90%(67.5kHzデビエーション)、 出力周波数=83MHZ、 出力レベル=60dB。
     中下=R出力測定。
         「Audio Analyzer Panasonic VP−7723A」より測定。
         出力電圧=0.671V、 歪み率=0.020%。
     下=L出力測定。
         「Audio Analyzer Panasonic VP−7723A」より測定。
         出力電圧=2.0mV、 歪み率=入力レベルが低すぎて測定不可。
E44. FM ステレオ受信RL分離度測定1kHz。Log667/2.9=47.2dB。
     <見方>
     中上の「LEADER 3216P FM ステレオ信号発信器」より「L側信号」を出す。
         これを受信し出力を測定する。
         変調周波数=1kHz、 変調度=90%(67.5kHzデビエーション)、 出力周波数=82MHZ、 出力レベル=60dB。
     中下=R出力測定。
         「Audio Analyzer Panasonic VP−7723A」より測定。
         出力電圧=2.9mV、 歪み率=入力レベルが低すぎて測定不可。
     下=L出力測定。
         「Audio Analyzer Panasonic VP−7723A」より測定。
         出力電圧=0.667V、 歪み率=0.021%。
F0. IF帯域測定。 Spectrum analyzer RIGOL DS815で測定。
F1. Wide IF帯域測定。 −3dBの所で568kHzの幅。
F2. 標準 IF帯域測定。 −3dBの所で453kHzの幅。
F3. Narrow IF帯域測定。 −3dBの所で183kHzの幅。
E5. 引き続き24時間エージング。 左はWE−396A・UTC A26使用 ラインアンプ
Y. ユーザー宅の設置状況。 画像をクリックすると、大きく(横幅2050ドット)表示されます。
Y1. 設置状況、 正面から見る。
S. KENWOOD KT−9900 の仕様(マニアル・カタログより) 
型式 FMチューナー KT−9900
受信周波数範囲 76MHz〜90MHz
アンテナインピーダンス(A,B2系統) 300Ω平衡  75Ω不平衡
感度 (75Ω) 
    (300Ω)
10.8dBf(新IHF) 0.95μV(IHF) 
10.8dBf(新IHF)
SN比50dB感度(75Ω) MONO=15.8dBf(新IHF)/1.7μV(IHF) 
STEREO=37.2dBf(新IHF)/20μV(IHF) 
ひずみ率          WIDE    100Hz    0.02%(MONO)  0.06%(STEREO)
        1kHz     0.03%(MONO)  0.04%(STEREO)
        6kHz     0.05%(MONO)  0.07%(STEREO)
        15kHz    0.03%(MONO) 0.25%(STEREO)
      50Hz〜10kHz 0.05%(MONO)  0.09%(STEREO)
NORMAL 100Hz     0.02%(MONO)   0.1%(STEREO)
        1kHz     0.06%(MONO)   0.09%(STEREO)
        6kHz     0.15%(MONO)   0.15%(STEREO)
        15kHz    0.03%(MONO)    0.4%(STEREO)
      50Hz〜10kHz 0.15%(MONO)  0.12%(STEREO)
NARROW 100Hz    0.02%(MONO)     0.2%(STEREO)
        1kHz       0.4%(MONO)     0.2%(STEREO)
        6kHz     0.15%(MONO) 0.15%(STEREO)
        15kHz    0.03%(MONO)    0.9%(STEREO)
      50Hz〜10kHz   0.4%(MONO) 0.25%(STEREO)
SN比  (100%変調1mV入力) MONO=90dB
STEREO=84dB
キャプチャーレシオ WIDE=0.8dB、 NORMAL=1.0dB、 NARROW=1.5dB
選択度(IHF) NARROW 60dB(±300kHz) 
NORMAL  60dB 
WIDE    35dB
ステレオセパレーション 
  
WIDE     1kHz        60dB 
         50Hz〜10kHz   50dB 
         15kHz       40dB 
NORMAL   1kHz        55dB  
         50Hz〜10kHz   45dB 
         15kHz       38dB 
NARROW  1kHz         50dB 
         50Hz〜10kHz   40dB 
         15kHz        33dB
周波数特性 10Hz〜16kHz、  +0.2dB −0.5dB
イメージ妨害比   125dB
IF妨害比       125dB
スプリアス妨害比  125dB
AM抑圧比 70dB
サブキャリア抑圧比  73dB 
レックキャリブレーション 440Hz 50%変調
出力レベル & 出力インピーダンス
      (FM 1kHz 100%変調)
FIXED= 0.75V/60Ω
VARIABLE= 0〜1.5V/60Ω
マルチパス出力 垂直出力=0.01V/10kΩ 
水平出力= 0.5V/3kΩ
電源電圧・電源周波数 100V  50Hz/60Hz
定格消費電力 50W (電気用品取締法に基づく表示)
最大外形寸法 約460mm(W)×161mm(H)×463mm(D)
重量 約15kg
価格 ¥200,000(1978年発売)
                    kt9900-33u
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